『ソー：ラブ＆サンダー』などのハリウッド大作から「第92回アカデミー賞」脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』（2020年）まで幅広く手がけるタイカ・ワイティティ監督の新作『ネクスト・ゴール・ウィンズ』（2024年2月23日公開）の特別予告が解禁となった。

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　2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか!?

　14年に、『ネクスト・ゴール！世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』としてドキュメンタリー映画化もされた、この奇跡の実話をベースに、タイカ・ワイティティが監督・脚本を務め、独自の世界観とユーモアを盛り込みつつ映画化。主人公トーマス・ロンゲンを演じるのはマイケル・ファスベンダー。ほかに、オスカー・ナイトリー、エリザベス・モスなどが脇を固める。先日、米ロサンゼルスで実施されたプレミアにはキャスト・スタッフ陣が勢ぞろいし、大いに盛り上がりをみせた。

　解禁となった特別予告は、タイカ・ワイティティ監督からまさかのあの名言「あきらめたら試合終了だ」（バスケットボール漫画『スラムダンク』に登場する安西先生の名言として知られる）が飛び出し、時折、日本語で「アキラメナイデ！」 「ミテネ！」と、ワイティティらしいユーモアのあるメッセージから始まる。さらに、メイキング映像や注目シーンの数々に加えて、監督自身がナビゲートする構成で、作品の魅力を伝える。

　「サッカーの知識はゼロだった。撮影が終わる頃にはもっと無知に（なっていた）」とワイティティが持ち前のユーモアを散りばめながら語る本作は、サッカーを題材にした作品ではあるものの、鑑賞する上でスポーツの知識は全く必要なく誰もが楽しめることをアピール。また、「逆境に打ち勝つ物語だ。そこにひかれた」「爽快な気分になれる映画だ。楽しくて希望に満ちあふれている」と続け、困難に立ち向かうことへのカタルシスを味わうことができるとともに、今の時代だからこそ観るべき心揺さぶられ、勇気をもらえる作品と出会える期待は高まるばかりだ。

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