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はがき値上げでラジオ界にも打撃 文化作ってきた“ハガキ職人”という存在

 総務省は18日、定形郵便物の郵便料金の上限を、現在の84円から110円へ値上げする検討に入ったと公表した。25グラム以下の「定型封書」は84円→110円へ、「はがき」も63円→85円へ引き上げる方針。この報道を受け、ラジオリスナーたちからも「ハガキ職人のみなさん大変」「ハガキ職人という言葉がなくなってしまうかも」などといった悲鳴の声が上がっている。

ナインティナイン(撮影/近藤誠司) (C)ORICON NewS inc.

ナインティナイン(撮影/近藤誠司) (C)ORICON NewS inc.

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 昨今では、メールでリスナーからの投稿を受け付ける形が一般化している。ところが、数多く採用されているリスナーを“ハガキ職人”と呼称することにもわかるように、はがきで投稿するという文化も残っている。さらに付け加えるとしたら、ラジオ界にとってはがきでの投稿が主だった時代の方が長い。

 TOKYO FM『山下達郎のサンデー・ソングブック』を担当する山岸清佳氏は、昨年10月19日掲載の「民放online」上で、次のように記している。「リスナーと達郎さんをつなぐのは、ハガキです(コロナ禍以降、メールも本格的に導入しましたが、現在は全国ツアーのため休止)。ファン世代、69歳の達郎さんより年上や番組がスタートしたときには生まれていなかったという方々のほか、最近では小中学生までもがハガキを送ってくださいます」「数多くハガキやネタを投稿するリスナーを『ハガキ職人』なんて言いますが、達郎さんは、感謝と敬意を込めて『常連』『超常連』と呼びます」。

 さらに、ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』では「ハガキ職人大賞」と題して、投稿が採用された回数に応じて上位を発表する形を採用しており、番組内で発表を行い、10月で第111回を迎えた。メール部門のランキングも行っているが、「ハガキ職人」への敬意も途絶えることなく続いており、岡村隆史が一時期ハガキを指で弾いて、ハガキでの投稿であるとリスナーに伝える取り組みを行っていたこともあった。

 パーソナリティーとリスナーをつなぐ「メディア」が多様であることで、広がる世界もあるだろう。はがきによって支えられている面もあるため、今回の値上げはラジオ界にとって打撃となるといっても過言ではないだろう。リスナーいや「ハガキ職人」たちの負担が、これ以上大きくならないことを願いたい。

■定型封書 郵便料金の推移
昭和56年1月〜 60円
平成元年4月〜 62円(消費税3%導入)
平成6年1月〜 80円
平成26年4月〜 82円(消費税8%に引き上げ)
令和元年10月〜 84円(消費税10%に引き上げ)

■葉書 郵便料金の推移
昭和56年1月〜 30円
昭和56年4月〜 40円
平成元年4月〜 41円(消費税3%導入)
平成6年1月〜 50円
平成26年4月〜 52円(消費税8%に引き上げ)
平成29年6月〜 62円(年賀葉書の値上げは平成30年2月)
令和元年10月〜 63円(消費税10%に引き上げ)
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