今年は主演作も含めドラマ5作品、2本の舞台、そして清水崇監督の映画『忌怪島/きかいじま』にも主要キャストとして出演した俳優の生駒里奈(27)。テレビ東京の来年1月期水ドラ25『推しを召し上がれ〜広報ガールのまろやかな日々〜』への出演も発表されるなど、俳優として活躍の場を広げている。
現在日本テレビ系で放送中の日曜ドラマ『セクシー田中さん』にも主演・木南晴夏演じる田中京子の通うベリーダンススクールの生徒役で出演している生駒。第4話ではステージ上で他の生徒と共に妖艶に踊る姿があったが、初挑戦のベリーダンスもそつなくこなし、物語において特段重要なせりふを放ったわけでもないが印象に残る。そう思わされる所以(ゆえん)とは一体なんなのか。
映像作品に絞って言えば、印象に強く残っているのは日本テレビで2021年の年末から翌年まで2クールにわたり『セクシー田中さん』と同枠で放送された『真犯人フラグ』だろう。毎話放送後、SNSでは著名人をも巻き込んだ視聴者の考察が繰り広げられていた同作は、秋元康氏が手掛けたミステリー作品。登場人物それぞれの人間関係の中に数々のヒントが隠されていた中で、生駒が演じた本木陽香といえばほとんど(特に前半戦)は一人のシーンばかりで、公式サイト上でも”謎の女”と記載されていたほど、正体も不明のままで物語は進んでいった。
後半戦に進むにつれて徐々に正体やそのバックボーンも見えてきたが、注目すべきは西島秀俊や芳根京子、田中哲司、さらには宮沢りえなど錚々(そうそう)たる面子が揃う中、埋もれるどころか作品にきれいに溶け込み、与えられた役へのミッションを全うしたように見えたことだろう。
「“生駒里奈”を通って来なかった人も“生駒ちゃん”は知っている」。表に立つ職業にとって、人々の記憶に自然と残ることは大切だが、逆を言えば、何をするにもそのイメージがついて回るということでもある。しかし、生駒の場合はそのイメージを全面に押し出すすぎることもなく、うまく作品に溶け込んでその作品にとってのベストな“自分の立ち位置”を見つける。
清水崇監督作品『忌怪島/きかいじま』で取材を受けた際に、生駒はこのように話している。
「癖の強いキャラクターが多いので、私が癖を出してもケンカになると思いました。共演者の方のお芝居を見ながら引きの演技を心掛けました。これまでは、“生駒ちゃん”のキャラクターもあり、舞台もありがたいことに真ん中に立たせていただくことが多い分、引くということがわからなかったので、こういう役柄を経験できたことはうれしかったです(以下原文ママ)」
『セクシー田中さん』は主演の木南演じる田中さん、そして天真らんまんなキャラクターでネガティブ思考な田中さんを引っ張る生見愛瑠演じる朱里と、非常に個性的な2人を主軸に構成されているが、ダンススクールだけを見ても高橋メアリージュン演じるMiki先生も独特な表現で指導を行う“クセあり”なキャラクターだ。
その中で自らの存在感をコントロールしているかのように、作品にしっかり擬態する生駒の“俳優力”こそが、視聴者が抱く印象に深く入り込む理由なのかもしれない。
現在日本テレビ系で放送中の日曜ドラマ『セクシー田中さん』にも主演・木南晴夏演じる田中京子の通うベリーダンススクールの生徒役で出演している生駒。第4話ではステージ上で他の生徒と共に妖艶に踊る姿があったが、初挑戦のベリーダンスもそつなくこなし、物語において特段重要なせりふを放ったわけでもないが印象に残る。そう思わされる所以(ゆえん)とは一体なんなのか。
映像作品に絞って言えば、印象に強く残っているのは日本テレビで2021年の年末から翌年まで2クールにわたり『セクシー田中さん』と同枠で放送された『真犯人フラグ』だろう。毎話放送後、SNSでは著名人をも巻き込んだ視聴者の考察が繰り広げられていた同作は、秋元康氏が手掛けたミステリー作品。登場人物それぞれの人間関係の中に数々のヒントが隠されていた中で、生駒が演じた本木陽香といえばほとんど(特に前半戦)は一人のシーンばかりで、公式サイト上でも”謎の女”と記載されていたほど、正体も不明のままで物語は進んでいった。
後半戦に進むにつれて徐々に正体やそのバックボーンも見えてきたが、注目すべきは西島秀俊や芳根京子、田中哲司、さらには宮沢りえなど錚々(そうそう)たる面子が揃う中、埋もれるどころか作品にきれいに溶け込み、与えられた役へのミッションを全うしたように見えたことだろう。
「“生駒里奈”を通って来なかった人も“生駒ちゃん”は知っている」。表に立つ職業にとって、人々の記憶に自然と残ることは大切だが、逆を言えば、何をするにもそのイメージがついて回るということでもある。しかし、生駒の場合はそのイメージを全面に押し出すすぎることもなく、うまく作品に溶け込んでその作品にとってのベストな“自分の立ち位置”を見つける。
清水崇監督作品『忌怪島/きかいじま』で取材を受けた際に、生駒はこのように話している。
『セクシー田中さん』は主演の木南演じる田中さん、そして天真らんまんなキャラクターでネガティブ思考な田中さんを引っ張る生見愛瑠演じる朱里と、非常に個性的な2人を主軸に構成されているが、ダンススクールだけを見ても高橋メアリージュン演じるMiki先生も独特な表現で指導を行う“クセあり”なキャラクターだ。
その中で自らの存在感をコントロールしているかのように、作品にしっかり擬態する生駒の“俳優力”こそが、視聴者が抱く印象に深く入り込む理由なのかもしれない。
2023/12/11