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2024年「金ロー」は『千と千尋の神隠し』でスタート 同枠で11回目の放送

 スタジオジブリの大ヒット作『千と千尋の神隠し』が、日本テレビ系金曜ロードショーで2024年1月5日午後9時から午後11時34分まで、放送枠を40分拡大し、放送される。同枠での放送は、11回目となる。

『千と千尋の神隠し』より(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

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 今作は、2001年の夏に公開され、公開後は1年以上のロングランとなり、興行収入316.8 億円という驚異的なヒットを記録した。国内だけではなく、世界的にも高い評価を受け、米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞、ベルリン国際映画祭の最高賞である金熊賞ほか数多くの賞に輝いた。

『千と千尋の神隠し』より(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

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 2022年には、東宝とスタジオジブリがタッグを組み、橋本環奈上白石萌音のW主演で初の舞台化が実現。演劇作品としての人気も広がった。24年には、橋本と上白石のほか、川栄李奈、福地桃子を主演に迎え、4人のローテーションで全国5大都市での再演が決定。初の海外公演として、ロンドンでも上演される。

 同局は、今回の放送の見どころとして「日本的な構造物」を提示。千尋が迷い込む不思議な街には、赤ちょうちんが並ぶ歓楽街や、温泉、風呂屋、神社など、見慣れたような日本的ないろいろなモチーフが出てくる。

『千と千尋の神隠し』より(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

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 しかし、ここが舞台だとはっきり言えるところはないそう。大いに参考にしたという場所が「江戸東京たてもの園」。東京・小金井市にある同博物館は、江戸東京博物館の分館で明治や大正時代の民家や商店などを集めて移築・復元している野外博物館となっている。そこには、今作のモチーフとなった日本的な構造物が残っている。

 関東大震災後に建てられた店屋は、建物の前面に、看板を兼ねた衝立のような外壁をもって造られた看板建築様式だった。その外壁は自由な装飾で、洋風なものや、アーティスティックなもの。昭和初期の東京下町の街並みのような風景が、本作でも感じることができる。

『千と千尋の神隠し』より(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

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 また、「江戸東京たてもの園」に保存されているのが、武居三省堂という文具店。明治初期に創業した文具店で、中に入ると内壁一面に無数の小さな木製の引き出しが取り付けられていて、釜爺のいるボイラー室が思い出される。当時は、引き出しにさまざまな種類の筆を分類して入れていた。

 さらに、同施設には「子宝湯」という銭湯もあり、富士山が大きく描かれたペンキ絵や、大型タイルで美しく豪華な上絵を描くタイル画が目を楽しませる。浴室に絵を描くのは日本の銭湯によく見られるが、今作の油屋の風呂場の壁にも豪華絢爛(けんらん)な絵が描かれている。

【『金ロー』今後の放送ラインナップ】
12月8日『ズートピア』(本編ノーカット)
15日『メアリと魔女の花』(本編ノーカット)
22日『ホーム・アローン』
1月5日『千と千尋の神隠し』(ノーカット)

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  • 『千と千尋の神隠し』より(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM
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