関西ジュニア・Lil かんさいとして活動する嶋崎斗亜(20)が、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(8日公開)に出演している。普段のキラキラなアイドルとしての表情を封印し、過酷な時代を生きる特攻隊員・板倉を熱演した。隊員最年少としてフレッシュなかわいらしさと芯の強さを持ち合わせる板倉を演じた嶋崎に、ORICON NEWSで単独インタビューを敢行。プレッシャーを感じながらも挑んだ撮影や周囲の役者から受けた学びなど話を聞いた。
福原遥と水上恒司がW主演を務める今作はSNSを中心に「とにかく泣ける」と話題になった汐見夏衛氏の小説を実写化。現代の女子高生・百合(福原)が目を覚ますと、そこは1945年の戦時中の日本だった。水上演じる彰に何度も助けられ、次第に百合は彰に恋していくというストーリー。
■決意の丸刈りにチェンジ メンバーの反応は「似合って“は”いる」
――最初に今作への出演のお話を聞いた印象はいかがでしたか。
外部の映画作品に出演することも初めてだったので、『映画決まったよ』とマネージャーさんに言われたときは、うれしかったです。そのときに、内容を教えていただいたのですが、少し重いお話だったというのもあり、うれしさだけでなく、しっかりやらなければ失礼になってしまうな、という気持ちもあり、プレッシャーはありました。
――お話決まったとき、メンバーはどういった反応でしたか。
喜んでくれました。それこそ共演者さんが有名な方ばかりなので「テレビで見てた人や!」って。僕らはまだやっぱり一般の方の感覚が抜けないのか、グループでテレビに出てるたびに周りの芸能人の方に「すごい!」となっているので(笑)。それこそ福原遥さんは、ちっちゃい頃からずっと見ていたので。みんな「えー!すごい」となってましたね。
――戦争をテーマにしているということで、なにか事前準備みたいなものもしましたか。
実は、お話いただいてから撮影に入るまでが3週間程度だったんです。とりあえず原作読ませていただき、戦争を題材にした映画を観て、特攻隊について調べてみました。
――今回、髪の毛も地毛を丸刈りに。
お話いただいたときに、ただ、丸刈りにする必要があるけどそれでもやりたいかを聞いてもらい、僕はお仕事で丸刈りなら全然ウェルカムだったので、ほんまにすぐに「やります」と答えました。
――自分で丸刈りにしてみたとき、姿を見ていかがでしたか。
でも、思っていたより似合ってたな、と思いました(笑)メンバーからも「かわいくない!」でも「似合ってはいる」と言われました。僕もそう思いましたし、ひとつ覚悟を決めて、丸刈りにすることで、よりキャラクターに入り込める気がしたし、切ってよかったなと思いました。
――普段はアイドル活動もされていることから、しばらく隠すのも大変だったのではないかと思います。
そうなんですよ。それだけちょっと大変でしたね。別で進行していたお仕事でどうしても丸刈りを出せなかった状況だったので、3、4ヶ月ぐらいはずっとウィッグで生活していました。
――ファンの方も「あれ?」と思うこともあったかも…。
それこそウィッグもちゃんとした、いいものを作ってもらって。“これやったらいけるぞ!”と思っていたんですけど一発目に、ファンの方に見ていただけるお仕事が走るお仕事だったんですよ(笑)。走っていてカツラが取れたりするのも怖かった。普段はあまり被らない帽子も被って、ファンの人もいつもと髪の毛ちゃうぞ?みたいな。隠してたつもりで入ったんですけど、おそらく一発目からずっと気づかれていました(笑)
――では、やっと情報解禁されたときはやっぱりうれしかったですよね。
めっちゃ楽でした(笑)。7月にジュニア全体で京セラドームライブがあったときに、もう結構伸びていたんですけど短髪を披露できたので、その瞬間からすっごく楽でした。やった!って(笑)
――今回、作品に入るにあたり、どなたかからアドバイスをもらったりしましたか。
僕はWEST.の重岡(大毅)くんに憧れているのですが、マネージャーさんが僕の映画出演を伝えてくれたようで、革製の台本のカバーをオーダーメイドで作ってプレゼントしてくださいました。同時になんか「自分らしくやってこい」みたいなメッセージをくださったので、それがすごく力になりました。めちゃくちゃうれしかったです。
■主演・水上恒司の芝居から刺激「もっと見習わないと」
――同じ事務所の俳優さんのいない現場に一人で入っていくことに、いつもよりプレッシャーは感じましたか。
緊張感はありました。事務所の内部でしかほぼほぼお芝居をやったことなかったので、内部の舞台でいくら自分の演技が評価されようとも外部に出ちゃうとそうはいかん可能性も全然あります。そんなプレッシャーはあったんですけど、撮影が始まるとすごく皆さんが優しくて…。緊張はしてはいましたけど、ほぐしてくれたりしたので、やりやすい現場でした。
――なにかキャストの方と交流で印象に残っていることはありますか。
野球のシーンがあったので撮影合間に野球も練習しました。カメラが回ってないときもすごく楽しくできました。野球もしたしUNOもしたし…ずっとみなさんとしゃべっていたんで、楽しかったです。
――最年少ということで周りのお兄さんキャストに助けられた部分はありましたか。
そうですね。みんな、優しくて僕が緊張しているのを察してか、すごく話しかけてくださいました。みなさんとお話させていただいたのですが、特に上川(周作)さんは「一緒にお弁当食べよう」と来てくださいました。
――板倉は特攻隊のメンバーでも最年少。無邪気なかわいらしさもありながら、実際に、昭和の人物ということでなれない言葉遣いや軍人らしさを出すのはご苦労もあったのでは。
例えば、アメリカのことも“米”と言い換えられているように、セリフも外来語、外国から来た言葉をしゃべったらダメ。アドリブでちょっとしゃべるところは、つい使ってしまいそうになるので、それは危なかったです(笑)野球のシーンでは、野球なんてもう英語ばかりでそれこそ、アウトもセーフもストライクも。そういう言葉もどう置き換えるのか、それが大変でした。
――そんななか、嶋崎さんの見せ場も用意されています。ネタバレにならないように詳細は伏せますが、かなり難しいシーンだったと思いますが、そのあたりどのような心境で臨みましたか。
「どうしても…」という板倉の強い気持ちと、一緒にやってきた特攻隊の仲間との間で揺れる葛藤を、どのように演じるか、ちょっと難しい部分もありました。強い言葉で言っていても、そこの中に多分どこか遠慮も混じっている。振り切っているわけでなく、揺れ動く気持ちだったので難しかったです。
――そんな板倉に観客からすれば特攻隊のなかでも感情移入しやすい人物だと思います。
そうですね、みなさん、百合の目線で物語を観ると思うんですけど隊員の中では、板倉が一番人間味がある感じで描かれているので板倉の目線で観てくださっても楽しめると思います。
――嶋崎さん自身も板倉は感情が乗せやすい人物でしたか。
やっぱり今と変わらんねんな、と思いました。今の18歳も当時の18歳も中身は大きく変わらない。死ぬのはやっぱり嫌やし、大切な人もおったら…その価値観は今も昔も、そこまで大差は無いのかなと思いながら台本を読んでいたので共感しやすかったですね。
――今回、単独での映画出演や難しいお芝居、そうそうたる役者さんとの共演といったチャレンジのなか、嶋崎さんが一番勉強になったことはなんでしょうか。
水上くんの演技です。強く言葉では表さなかったとしても感情がグッと伝わってくる感じがして。間近で演技を見て、ああいう演じ方もあるんやな、と勉強になりました。
――水上さんとは、お芝居についてお話とかされたこともあったそうですね。
彰と2人、重要なシーンの前に水上くんが「板倉はどうやって演じる?」「これはどういう気持ちやと思う?」みたいなことを聞いてくださり、自分なりの解釈を話して『そうだよね』と。裏でも、水上くんは優しく話を聞いてくれる感じが安心しますね。水上くんが、真剣にこの作品に向き合っている姿を見て、もっと見習わないとなあと思いました。内容はもちろん、外部の俳優さんと、がっつりお芝居をさせてもらえたことで、すごく良い経験させてもらいました。
――今回の経験を踏まえて、今後の俳優業で演じてみたい役や、こういう俳優になりたい、などの意欲は生まれましたか。
こういった昔の人の役や物語をまたやってみたいなと思いましたし、僕は二宮(和也)くんが好きなので、二宮くんの演技ができるようになれたらいいなと思います。二宮くんは、自分がまるでそこに居るかのような感情がすごく伝わってくるような演技をされていて、見ていて画面越しでも「怖!」ってなったりする時もある。そういうのはすごいなって思います。
――最後に今作で嶋崎さんが注目して欲しいポイントを教えてください。
食堂のシーンです。あのシーンをしっかり感じれば感じるほど、重たいシーンがギャップによって、より引き立つと思います。でも食堂のシーン自体はそのにぎやかな感じを、そのまま楽しんでみてほしいな、と思います。
福原遥と水上恒司がW主演を務める今作はSNSを中心に「とにかく泣ける」と話題になった汐見夏衛氏の小説を実写化。現代の女子高生・百合(福原)が目を覚ますと、そこは1945年の戦時中の日本だった。水上演じる彰に何度も助けられ、次第に百合は彰に恋していくというストーリー。
■決意の丸刈りにチェンジ メンバーの反応は「似合って“は”いる」
外部の映画作品に出演することも初めてだったので、『映画決まったよ』とマネージャーさんに言われたときは、うれしかったです。そのときに、内容を教えていただいたのですが、少し重いお話だったというのもあり、うれしさだけでなく、しっかりやらなければ失礼になってしまうな、という気持ちもあり、プレッシャーはありました。
――お話決まったとき、メンバーはどういった反応でしたか。
喜んでくれました。それこそ共演者さんが有名な方ばかりなので「テレビで見てた人や!」って。僕らはまだやっぱり一般の方の感覚が抜けないのか、グループでテレビに出てるたびに周りの芸能人の方に「すごい!」となっているので(笑)。それこそ福原遥さんは、ちっちゃい頃からずっと見ていたので。みんな「えー!すごい」となってましたね。
――戦争をテーマにしているということで、なにか事前準備みたいなものもしましたか。
実は、お話いただいてから撮影に入るまでが3週間程度だったんです。とりあえず原作読ませていただき、戦争を題材にした映画を観て、特攻隊について調べてみました。
――今回、髪の毛も地毛を丸刈りに。
お話いただいたときに、ただ、丸刈りにする必要があるけどそれでもやりたいかを聞いてもらい、僕はお仕事で丸刈りなら全然ウェルカムだったので、ほんまにすぐに「やります」と答えました。
――自分で丸刈りにしてみたとき、姿を見ていかがでしたか。
でも、思っていたより似合ってたな、と思いました(笑)メンバーからも「かわいくない!」でも「似合ってはいる」と言われました。僕もそう思いましたし、ひとつ覚悟を決めて、丸刈りにすることで、よりキャラクターに入り込める気がしたし、切ってよかったなと思いました。
――普段はアイドル活動もされていることから、しばらく隠すのも大変だったのではないかと思います。
そうなんですよ。それだけちょっと大変でしたね。別で進行していたお仕事でどうしても丸刈りを出せなかった状況だったので、3、4ヶ月ぐらいはずっとウィッグで生活していました。
――ファンの方も「あれ?」と思うこともあったかも…。
それこそウィッグもちゃんとした、いいものを作ってもらって。“これやったらいけるぞ!”と思っていたんですけど一発目に、ファンの方に見ていただけるお仕事が走るお仕事だったんですよ(笑)。走っていてカツラが取れたりするのも怖かった。普段はあまり被らない帽子も被って、ファンの人もいつもと髪の毛ちゃうぞ?みたいな。隠してたつもりで入ったんですけど、おそらく一発目からずっと気づかれていました(笑)
――では、やっと情報解禁されたときはやっぱりうれしかったですよね。
めっちゃ楽でした(笑)。7月にジュニア全体で京セラドームライブがあったときに、もう結構伸びていたんですけど短髪を披露できたので、その瞬間からすっごく楽でした。やった!って(笑)
――今回、作品に入るにあたり、どなたかからアドバイスをもらったりしましたか。
僕はWEST.の重岡(大毅)くんに憧れているのですが、マネージャーさんが僕の映画出演を伝えてくれたようで、革製の台本のカバーをオーダーメイドで作ってプレゼントしてくださいました。同時になんか「自分らしくやってこい」みたいなメッセージをくださったので、それがすごく力になりました。めちゃくちゃうれしかったです。
■主演・水上恒司の芝居から刺激「もっと見習わないと」
――同じ事務所の俳優さんのいない現場に一人で入っていくことに、いつもよりプレッシャーは感じましたか。
緊張感はありました。事務所の内部でしかほぼほぼお芝居をやったことなかったので、内部の舞台でいくら自分の演技が評価されようとも外部に出ちゃうとそうはいかん可能性も全然あります。そんなプレッシャーはあったんですけど、撮影が始まるとすごく皆さんが優しくて…。緊張はしてはいましたけど、ほぐしてくれたりしたので、やりやすい現場でした。
――なにかキャストの方と交流で印象に残っていることはありますか。
野球のシーンがあったので撮影合間に野球も練習しました。カメラが回ってないときもすごく楽しくできました。野球もしたしUNOもしたし…ずっとみなさんとしゃべっていたんで、楽しかったです。
――最年少ということで周りのお兄さんキャストに助けられた部分はありましたか。
そうですね。みんな、優しくて僕が緊張しているのを察してか、すごく話しかけてくださいました。みなさんとお話させていただいたのですが、特に上川(周作)さんは「一緒にお弁当食べよう」と来てくださいました。
――板倉は特攻隊のメンバーでも最年少。無邪気なかわいらしさもありながら、実際に、昭和の人物ということでなれない言葉遣いや軍人らしさを出すのはご苦労もあったのでは。
例えば、アメリカのことも“米”と言い換えられているように、セリフも外来語、外国から来た言葉をしゃべったらダメ。アドリブでちょっとしゃべるところは、つい使ってしまいそうになるので、それは危なかったです(笑)野球のシーンでは、野球なんてもう英語ばかりでそれこそ、アウトもセーフもストライクも。そういう言葉もどう置き換えるのか、それが大変でした。
――そんななか、嶋崎さんの見せ場も用意されています。ネタバレにならないように詳細は伏せますが、かなり難しいシーンだったと思いますが、そのあたりどのような心境で臨みましたか。
「どうしても…」という板倉の強い気持ちと、一緒にやってきた特攻隊の仲間との間で揺れる葛藤を、どのように演じるか、ちょっと難しい部分もありました。強い言葉で言っていても、そこの中に多分どこか遠慮も混じっている。振り切っているわけでなく、揺れ動く気持ちだったので難しかったです。
――そんな板倉に観客からすれば特攻隊のなかでも感情移入しやすい人物だと思います。
そうですね、みなさん、百合の目線で物語を観ると思うんですけど隊員の中では、板倉が一番人間味がある感じで描かれているので板倉の目線で観てくださっても楽しめると思います。
――嶋崎さん自身も板倉は感情が乗せやすい人物でしたか。
やっぱり今と変わらんねんな、と思いました。今の18歳も当時の18歳も中身は大きく変わらない。死ぬのはやっぱり嫌やし、大切な人もおったら…その価値観は今も昔も、そこまで大差は無いのかなと思いながら台本を読んでいたので共感しやすかったですね。
――今回、単独での映画出演や難しいお芝居、そうそうたる役者さんとの共演といったチャレンジのなか、嶋崎さんが一番勉強になったことはなんでしょうか。
水上くんの演技です。強く言葉では表さなかったとしても感情がグッと伝わってくる感じがして。間近で演技を見て、ああいう演じ方もあるんやな、と勉強になりました。
――水上さんとは、お芝居についてお話とかされたこともあったそうですね。
彰と2人、重要なシーンの前に水上くんが「板倉はどうやって演じる?」「これはどういう気持ちやと思う?」みたいなことを聞いてくださり、自分なりの解釈を話して『そうだよね』と。裏でも、水上くんは優しく話を聞いてくれる感じが安心しますね。水上くんが、真剣にこの作品に向き合っている姿を見て、もっと見習わないとなあと思いました。内容はもちろん、外部の俳優さんと、がっつりお芝居をさせてもらえたことで、すごく良い経験させてもらいました。
――今回の経験を踏まえて、今後の俳優業で演じてみたい役や、こういう俳優になりたい、などの意欲は生まれましたか。
こういった昔の人の役や物語をまたやってみたいなと思いましたし、僕は二宮(和也)くんが好きなので、二宮くんの演技ができるようになれたらいいなと思います。二宮くんは、自分がまるでそこに居るかのような感情がすごく伝わってくるような演技をされていて、見ていて画面越しでも「怖!」ってなったりする時もある。そういうのはすごいなって思います。
――最後に今作で嶋崎さんが注目して欲しいポイントを教えてください。
食堂のシーンです。あのシーンをしっかり感じれば感じるほど、重たいシーンがギャップによって、より引き立つと思います。でも食堂のシーン自体はそのにぎやかな感じを、そのまま楽しんでみてほしいな、と思います。
2023/12/07