俳優の上野樹里(37)、林遣都(32)、熊澤尚人監督(56)が2日、都内で行われた映画『隣人X -疑惑の彼女-』の公開記念舞台あいさつに登壇した。 熊澤監督が公開を記念した花束を上野と林にプレゼントした後に、もう1つのサプライズが実施された。6日に33歳の誕生日を迎える林に、上野から花束が贈られた。上野の「遣都くん、お誕生日!」の声に合わせて、会場全体で「おめでとう!」と祝福。林は「ありがとうございます。うれしいですね。33歳になります」と笑顔を弾けさせた。 続けて林は「こう関われて、俳優をやっていて良かったなって思えるような、人のためになれる、今回のような作品に今後も関わっていけるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございます」と抱負を語った。来年は「好きなことを見つける。自分自身と日々を充実させられるようなものを見つけたいなと思ってます」と目標を語る。 そんな指針の1つに上野はなったそう。林は「会う度に人を感動させる力を持った方。きょうも一つひとつの言葉も引きつけられます。始まる直前に、僕が『お米にハマってる』ってこの間言ってたので、お米をプレゼントしてくださった。しかも、『もう時間がないです』みたいな空気が漂う中、こんなにきれいな爪をしてるのに、でっかい段ボールを持ってきてベリベリっと破って、僕だけじゃなくて、皆さんにプレゼントで持ってきてくださって」と打ち明けた。 続けて「(舞台あいさつの会場に)2回目、3回目来てくださってる方がいるっていうことを聞いて、本当に心からうれしそうな顔されて。ここにいるみんなに『2回目、3回目の人いるんだって!』って大きい声で言ってくれた。本当にピュアですてきな方だなと思って、感動させられていました。樹里さんが持ってる人として大事な部分を自分もちゃんと持ち続けて、年を重ねていきたいなと思います」と心境を語った。 予想外のトークに、上野は「舞台裏を丸裸にされて…」と赤面。「確かに直前で『はい、もう行きますよ』よってプロデューサーの方が言ってるのに、バリバリって開けて『一粒万倍日に収穫したお米だよ』って言ってやってましたね、さっき」と照れ笑いしながらも「でも、うれしいですね。なんか素晴らしい遣都くんと、こんなふうにすてきな作品に携われて」としみじみと口にしていた。 本作は、「第14回小説現代長編新人賞」を受賞したパリュスあや子の小説『隣人X』を、7年ぶりの映画主演となる上野と、初共演となる林で実写映画化。人間の姿をして社会に紛れる“惑星難民X”があふれる世界を舞台に、週刊誌記者の笹憲太郎(林)とX疑惑のかかった柏木良子(上野)を中心に、予測不能なラストが待ち受ける異色のミステリーロマンス。
2023/12/02
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