俳優の吉高由里子が主演を務めた『風よ あらしよ 劇場版』(2024年2月9日より全国順次公開)の予告編と場面写真が解禁となった。 本作は、2022年にNHKBS4K・8Kで放送された特集ドラマ『風よ あらしよ』を劇場公開用に仕立て直したもの。今から100年前、平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、バイタリティあふれる情熱で「青鞜社」に参加する野枝。 筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立て、関東大震災後の混乱のさなか、憲兵に虐殺された女性解放運動家・伊藤野枝の生涯を吉高が熱演。平塚らいてうを松下奈緒、野枝の第一の夫、ダダイスト・辻潤を稲垣吾郎が、また後のパートナーとなる無政府主義者・大杉栄を永山瑛太が演じた。 予告編は、暮らしの中であらゆる社会矛盾に異議を申し立て、反感を買いながらも“新しい女性”の生き方についてひたむきにその思いを貫く野枝の情熱を注ぎ込みつつも、その後の関東大震災発生による不安や混沌とした空気感を最大限に引き出したものとなっている。 あわせて解禁となった場面写真には、物語の中心となる野枝(吉高)のほか、彼女の演説を聞く大杉(永山)の姿や青鞜社を支えるらいてう(松下)、また学生時代の野枝の思いを親身にきく辻(稲垣)などが切り取られ、今回、初公開となったシーンも含まれている。