『真・女神転生』『ペルソナ』などの家庭用ゲームソフトの企画・開発・製造・販売を手掛けるアトラスが14日、正社員・契約社員に対し2024年4月より報酬制度を改定すると発表した。新卒の初任給は25万7千円から30万円に、現社員の平均年収は15%の増額となる。

【写真】その他の写真を見る

　同社によると、発売したゲームタイトルの世界的評価の高まりと販売実績、IPの今後のさらなる強化、人材市場における競争力を備えるため、2024年4月に向けて、大幅な報酬水準の改定を行うという。

　今回の改定は、グローバル展開推進を背景とした競争力のさらなる強化と、安定した収入により社員が最大限のパフォーマンスを発揮する環境整備が目的。同社は海外の事業展開の好調により、2021年度から全世界での利益を原資とした業績賞与の支給を実施していた。また、今年4月にも平均年収を5％底上げしており、今年の報酬改定とあわせて社員平均年収は20%増加となる。

　初任給30万円の内訳は、「基本給」24万800円、「固定残業手当」6万200円（平日残業30時間分）。平均年収増加率については、正社員・契約社員における平均値を算出したという。