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アニメーションの新潮流、アレ・アブレウ監督『ペルリンプスと秘密の森』12・1公開

 一人の少年の目を通して南米大陸の歴史と冒険を描いた『父を探して』(2013年)で、「第88回アカデミー賞」(16年)長編アニメーション賞にノミネートされ、アニメーションの新潮流“イベロアメリカ”の最も重要な作家のひとりとされるアレ・アブレウ監督の最新作『ペルリンプスと秘密の森』が12月1日より公開される。

アレ・アブレウ監督の最新作『ペルリンプスと秘密の森』(12月1日公開) (C)Buriti Filmes, 2022

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 彗星のごとく現れた新たな才能に世界が驚いた気鋭のブラジル人監督のアレ・アブレウ。『父を探して』は、14年にアヌシー国際アニメーション映画祭クリスタルアワード(最高賞)&観客賞をダブル受賞、16年に新設されたアニー賞長編インディペンデント作品賞(のちに『ウルフウォーカー』や『未来のミライ』が受賞)を受賞したほか、16年にアカデミー賞長編アニメーション賞に南米の長編アニメ作品として初ノミネートされた。

 映画『父を探して』はダイアローグのない作品だったが、『ペルリンプスと秘密の森』では主人公が2人になったことで対話が生まれ、せりふが生まれた。

アレ・アブレウ監督の最新作『ペルリンプスと秘密の森』(12月1日公開) (C)Buriti Filmes, 2022

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 テクノロジーを駆使する太陽の王国のクラエと自然との結びつきを大切にする月の王国ブルーオの2人の秘密エージェントは、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されている。森を守る唯一の方法は、光という形でこの森に入り込んだ「ペルリンプス」を見つけること。敵対していた2人は共通する目的のために協力し合うことにする。しかし平和をもたらすという謎の生物「ペルリンプス」を探すうちに、物語は思いがけない結末にたどり着く。そこに隠された現代への問いかけとは?

アレ・アブレウ監督の最新作『ペルリンプスと秘密の森』(12月1日公開) (C)Buriti Filmes, 2022

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 異なる者同士が同じ目的のために違いを超えて手を組むとき、個人の才能を超えた大きな力が生まれ、仲間がいることへの安心感や幸せは、より良い未来のための一歩を踏み出すエネルギーとなっていく。そしてアマゾンの保全が大きな課題であり責任でもあると感じているブラジル人監督の目には、やりきれない現実が映っているが、同時に「子どもの澄んだ目で見つめると光のような希望が見えてくる」と、本作について語っている。

■イベロアメリカとは?

 欧州及び中南米のスペイン語・ポルトガル語圏諸国から構成される地域のこと。この地域では、2000年代末から共同製作などアニメーション業界の関係強化に向けた取り組みが進んでいる。18年にはアルゼンチンのアニメーション作家キリノ・クリスチャーニにちなんだキリノ・アワードが誕生し、受賞作がアカデミー賞やアヌシー国際映画祭などでノミネートや受賞をし始めている。世界から注目される作家も輩出するようになる中、その牽引役を担っているのがアレ・アブレウである。


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