20日より公開中の映画『ザ・クリエイター/創造者』は、近年のハリウッドで珍しいものとなってしまった、原作のない、シリーズものでもない、オリジナルの SF大作映画だ。監督は、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014年)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16年)を手掛けたギャレス・エドワーズ。 1975年生まれのギャレスは、子ども頃に『スター・ウォーズ』に夢中になり、やがて映画監督になることを夢見て、実現させた人物だ。彼が少年だった80年代、90年代は、映画館でオリジナリティあふれる名作SF映画が次々と上映されていた時代。そういった映画の映像やキャラクターが少年のやわらかい新鮮な脳に刻み込まれ、「ロボットや宇宙船が出てこない映画ってあるのかな?」とジョークを言うほど、SFの申し子となった。 『ザ・クリエイター/創造者』もガチガチのSF映画だ。AI(人工知能) によってロサンゼルスが核爆発で破壊された後の世界から物語は始まる。西洋の各国はAIの完全禁止に呼応するが、東洋の各国はAIテクノロジーの開発を継続し、AIを搭載したロボットが人間と同等に暮らす“ニューアジア”として発展。地球からAIの脅威を取り除くことを目的とした戦争がぼっ発する。
2023/10/28