俳優の市原隼人が“給食命の中学教師”を熱演するドラマシリーズ『おいしい給食 season3』が、今月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほかにて順次放送がスタート。さらに、シリーズ初となるTVer、Amazonプライム・ビデオ、ABEMAでの無料見逃し配信が決定した。TVerでは、本日14日午後10時から、Amazonプライム・ビデオとABEMAでは16日午前0時から、随時各話が配信される。

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　80年代の中学校を舞台に、先生と生徒の給食アレンジバトルを描いた本作の魅力をひも解く特別映像と、市原演じる主人公・甘利田幸男の前に色とりどりの給食が並び、“荒ぶる食欲”というキャッチコピーが踊る、なんとも“うまそげ”な新ビジュアルが解禁となった。

　2019年に放送を開始した同シリーズは、どこか懐かしさを感じさせる給食が登場する飯テロ要素と、学園ものの要素を併せ持つグルメドラマの異端児として、ドラマ2シーズン、劇場用映画2本と、作品を重ねるごとに熱烈なファンを増やし続け、放送が始まったばかりのseason3、さらには先日、劇場版第3弾も発表された。異常なまでの給食愛を見せつけ、かつ最後には心に沁みる甘利田のキャラクターは、市原の当たり役となっている。

　season2の後に公開された劇場版で、ライバルだった生徒のゴウが中学を卒業。さらに、甘利田も函館の学校へ転勤することに。解禁された映像では、過去シリーズの映像とともに甘利田の給食道を振り返る。甘利田とゴウの食欲を刺激する歴代給食バトル。甘利田に関わってきた濃い人々と、武田玲奈、土村芳演じる歴代ヒロインたち。そして、北の地で、新たなる給食道の幕開けになる本作から、第1話のダイジェスト映像も見ることができる。

　甘利田を演じる市原は、「まずseason3の台本は他の役が入っていない時にしっかり向き合いたかったのですぐに読むことができませんでした。読んだら腹を決めるしかないと思いました」と台本を渡された際の心境を吐露。「給食を食べているだけなのに意識が飛びました。芝居中に意識が飛んだのは初めてだと思います。自分の精神力も体力ももつだろうかという思いであふれていました」と甘利田を演じることへのプレッシャーや苦労を語っている。また、「『おいしい給食』は今まで夏の時期に撮ってきました。冬が舞台の甘利田像が想像できませんでしたが、台本に“寒さに弱い甘利田”と書いてあって、これは面白い！と一気にひかれました。新たな甘利田を自分自身も見ることができました」と、役への思いは深まるばかりのようだ。

　帰国子女の新米教師・比留川愛を演じた大原優乃は「初めての教師役で、でも気持ちは生徒というか、市原さん、綾部監督に少しでもついていけたらな」という気持ちで撮影に臨んでいたと明かし、「給食のことを言っているようで、教育のことだったり、世の中のことだったり、すごく大切なことを甘利田先生が語るので、一見コメディ作品ですけどそれだけじゃない。本当にすてきな作品だと改めて思いました」と魅力を熱弁。

　そして、オーディションで甘利田の新ライバルの生徒・粒来ケン役を勝ち取り、今シーズンから参戦する田澤泰粋は、「シーズン1、2と続いている大人気の作品に参加することができてうれしいです」と、緊張気味に話す姿が微笑ましい。3人に加えて、シリーズを通して甘利田をいじる給食のおばちゃん・牧野文枝役のいとうまい子、何かと甘利田にライバル心を燃やす体育教師・木戸四郎役の栄信、PTAの幹部で完食推進派・白根澤仁役の六平直政、甘利田のよき理解者である校長先生・坂爪勲役の小堺一機らキャスト陣も、本ドラマの撮影を通じて感じたことを語っている。

　今シーズンでも演出を担った綾部真弥監督は、「『おいしい給食』の続編を制作できることはとてもうれしいことでした。同時に、『劇場版 おいしい給食 卒業』で甘利田の転勤が決まり、神野ゴウが卒業したことで、我々はゴウなき後、この世界をどう撮影していけばいいのか…」と頭を悩ませた経緯を告白。

　そして、「シーズン3では、粒来ケンという新たなキャラクターが出てきて、函館という場所で、今までと違うメニューだったり、違う登場人物たちが出てきたりします。そして、ゴウとはまた少し違ったケンと甘利田とのやり取りや、給食バトルがあり、『おいしい給食』ならでは楽しみが詰まっていると思います。甘利田先生がいよいよ函館の地に降り立って、北海道のどんな食材を食べるのか？新たなライバルとの関係性はどうなっていくのか？スタッフキャスト一丸となってこれ以上ないパワーを注ぎ込んだ作品です」と自信をのぞかせている。

■第2話あらすじ：肉じゃがサバ味噌タコ社長

　ケン（田澤泰粋）が同じ給食道を歩む者なのか見定める日々が始まった、と思う甘利田（市原隼人）。今日の給食は、待ちに待った【肉じゃが】と【サバ味噌】。甘利田は、PTA役員で完食主義のタコ社長こと白根澤（六平直政）から仕入れたサバということが気に食わない様子。だが、サバに罪はない、と肉、芋、サバ…とマイ箸が止まらない甘利田。そんな甘利田に対し、ケンは今日も常識を打ち砕く給食道を歩んでいた。


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