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菅野美穂、撮影前の「不安な緊張感」一蹴「楽しみな緊張感に」 『ゆりあ先生の赤い糸』クランクイン

 俳優の菅野美穂が主演を務める、テレビ朝日系連続ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(10月19日スタート 毎週木曜 後9:00)がこのほど、クランクインを迎えた。菅野のコメントが到着した。

テレビ朝日系連続ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』で主演を務める菅野美穂(C)テレビ朝日

テレビ朝日系連続ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』で主演を務める菅野美穂(C)テレビ朝日

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 同作は今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名漫画(講談社)をドラマ化。心優しい売れない小説家と結婚した主婦・伊沢ゆりあ(菅野)が、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を始めることとなる新時代のホームドラマとなっている。

 撮影は、自宅で刺繍教室を開いているゆりあが“赤い糸”で刺繍していく象徴的なシーンからスタート。座長・菅野が個性豊かな“家族”たちと次々と対面し、「皆さんとの掛け合いの中で、『あ、いよいよ始まったな!』とワクワクしました」と声を弾ませながら、まさかの波乱に真っ向から立ち向かっていく“ゆりあの人生”を力強く描き始めた。

 菅野は「今回は初めて共演させていただく俳優さんが多いので、撮影が始まる前は未知数だからこそ不安な緊張感もあった」というが、杞憂(きゆう)にすぎなかったよう。「いざ撮影が始まると、楽しみな緊張感に変わりました。連続ドラマに参加するのは約2年半ぶりですけど、全然そんな感じがしなくて(笑)。いい意味で安心感があります」と、頬を緩めた。

 夫・伊沢吾良役の田中哲司や、姑・伊沢節子役の三田佳子、夫の“彼氏”・箭内稟久役の鈴鹿央士、ゆりあに恋心を抱く若き便利屋・伴優弥役の木戸大聖らとも芝居を交わした菅野は「すごく尊敬できる俳優さんばかりで、現場に通うのが楽しみだなと思いながら、日々過ごしています」とにっこり。「三田佳子さんをはじめとする先輩方のお芝居や現場での真摯な立ち居振る舞いには脱帽し、頭が下がる思いです。また、鈴鹿央士さんや木戸大聖さんら若い方々の瑞々しい感性と姿勢も本当に勉強になります」と、実りの多い現場について語った。

 続けて「監督から求められる演技が鮮明かつ細やかで、自分がついお芝居に夢中になって省略してしまうような部分もきちんと思い出させてくださるんです。ちょこまかしがちな性質が私にはあるので、“でーん”と構えたゆりあさんをしっかり表現していけるよう、気をつけて演じていきたいと思っています」と気合十分。菅野が、妥協なく誠実に体現していくゆりあの一挙手一投足、一見奇妙ではあるが、今を生きる人々の心にぐっと響く“家族”とのかけがえのない交流に期待が高まる。

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