俳優・飯豊まりえが主演を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『何曜日に生まれたの』（毎週日曜　後10：00）第6話が17日に放送され、直前に最終回を迎えた日曜劇場『VIVANT』（TBS系）に劣らぬ衝撃を放ち、反響を集めている。

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　脚本家・野島伸司氏のオリジナル作品。18歳から10年間引きこもってきた黒目すい（飯豊）をめぐるストーリー。売れない漫画家の父・丈治（陣内孝則）と人気ラノベ作家の公文竜炎（溝端淳平）が、すいをモデルにした作品を共作することになり、その過去が明らかになっていく。

　すいは、サッカー部のマネージャーを務めていた高校時代にバイク事故に遭った。第5話までは、その鍵を握る旧友とともに、事故の細部がひも解かれてきた。そして、ついに第6話で衝撃の真相がすべて明らかになった。これで事件のわだかまりは解けたが、一転して公文をめぐる謎が提示され、新キャラクターが登場した。

　同作は“真犯人”や“黒幕”を探す物語ではないが、2023年を踏まえたセリフのやりとり、予想を裏切る構成や展開に対し、SNSでは視聴者から「野島伸司ワールド爆発」「野島伸司っぽい爆弾を投下された」と驚きの感想が寄せられた。

　『VIVANT』に続いて楽しんだ人たちからは「VIVANT面白かった！文句なしに面白かった!! けど！毎週それを『何曜日に生まれたの』が上回る!!」「毎回VIVANTを超えてくる面白さ」「VIVANTが終わり物足りない日々が来ることを嘆いてる人がいるなら何曜日に生まれたのみてほしい！」といった声があがっている。

■第6話ネタバレ

すいは、高校のサッカー部時代の友人、純平（YU）、悠馬（井上祐貴）、瑞貴（若月佑美）、リリ子（片山友希）、健人（濱正悟）とともに温泉を兼ね、10年ぶりに“ホントの海”へ向かった。

海岸に到着すると、すいの恋人を偽る公文が、芽衣（早見あかり）とともに先回りしており、全員に対し、事故の真相を告白することを迫った。

リリ子は、女子マネージャーを盗撮した健人を脅し、純平のバイクに細工させたとと語り、謝った。しかし健人は実際には細工を実行していなかった。すると純平は、10年前の海岸で自身はすいに告白したのではなく、「好きなんだ、アイツ（純平）のことが」と、同性愛を告白していたのだと打ち明けた。

事故は、ただの事故だった。そこに4人の複雑な感情が絡んでいたのだった。純平が「もしかしたら魔が差したのかもしれない」というと、すいも「私も弱かった」と吐露。そして、誰にも言わなかった10年間の感情をぶちまけた。

「大学も行ってないし、もちろん就職もしてない。ゲーム関係…（の仕事と言ったのは）、やることないから」と、実は引きこもりだったことを仲間たちに伝えた。コロナ禍もあったとしながら、「毎日同じように誰にも会わなければ、迷惑かけないで済む」と思っていたとし、打ち寄せる波に向かって叫び、笑った。

また、三島が自身の恋人ではなく、公文であることも白状し、引きこもり状態から救ってくれた公文に感謝を込めた。

これで一件落着と思われたが、そこからさらに物語は展開。これまで公文については謎に包まれていたが、自宅で公文が語りかける女性（白石聖）の存在が急浮上。公文の代表作「死にたがる彼女を1000回救う」に登場するオレンジ髪の主人公で、すいもファンを公言していたアガサが実在していたのだった…。