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西島秀俊&内野聖陽『きのう何食べた?』は「大切な作品」 season2は“シロさん”&“ケンジ”の魅力がパワーアップ

 俳優の西島秀俊内野聖陽がこのほど、テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』(10月6日スタート、毎週金曜 深0:12〜)の合同インタビューに参加。続編放送への思いや見どころ、互いの魅力を語った。

テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』に出演する(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)テレビ東京

テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』に出演する(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)テレビ東京

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 原作は、シリーズ累計945万部(電子版を含む)突破のよしながふみ氏による同名漫画。2LDKのマンションで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称:シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称:ケンジ)の毎日の食を通して浮かび上がる2人暮らしの人生の機微、ほろ苦くてあたたかな2人の日々をリアルに届ける。

 今作は、ドラマ『きのう何食べた?』(2019年4月期)、劇場版『きのう何食べた?』(2021年11月3日公開)の反響を受けて、続編が決定した。西島は「若手(のキャスト)もどんどん成長して忙しくなっているし、現実的に無理じゃないかなと思っていましたが、スタッフ含めて同じチームでできるように尽力してくださった」と感謝の思いを伝えた。続編まで時間があったが、内野が「(西島と)目が合った一瞬のうちにケンジになれました」と語るように、2人の空気感はそのままに届ける。

■シロさんとケンジがアラフィフに突入 2人の変化描く「共感できるし、胸に迫るものがある」

テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』に出演する(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)テレビ東京

テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』に出演する(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)テレビ東京

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 今回は、アラフィフに突入したシロさんとケンジの日常が描かれ、生きていれば誰もが経験する環境の変化や身体的・精神的な変化をシロさんとケンジも経験していく。

 シロさんとケンジと共に年齢を重ねていくことについて西島は「シロさんもケンジも自分たちよりも年下。ちょっと前に経験していることに直面していて共感できるし、胸に迫るものがある。他人事と思えないので、やりがいがある。繊細にいくらでもそこを表現できる」と醍醐味を語った。

 内野も「いろいろな人生経験の中での劣化も成長も取り込んでいるドラマなので、見栄を張ることないというのはホッとする」と胸をなでおろしつつ、「(2人が)どんどん年を取っていく設定なので、引退が見えない恐怖があります(笑)。西島さんと時の流れを共有するのは安心感がありますが、美しい方なのでジェラシーを感じる瞬間もある」と明かし、場を和ませた。

■内野聖陽が続編願った理由は2つ「時代を学習」「自由になれた」

 続編決定を喜ぶ2人だが、内野は想像以上のヒットに疑問を持っているそう。「コロナによってウチ飯や家族に思いやりを持ちたいと思っているのになかなかうまくいかないとか、この作品を見ながらホッとするのかなぁなどと分析するのですが、このテレビドラマ作品が世の中に受け入れられている本当の理由は僕自身、完全にわかっていないところもあります。」と率直な思いを吐露。「この作品をやることによって時代の趨勢のようなものを学習させてもらっているとでもいいますか。作品をやることで逆にどこが面白いですかと耳を傾けたくなるというのが、(続編を)やりたい気持ちのひとつ」と明かした。

 続けて、もうひとつの理由として「今まで精神的にマッチョな役を演じることが多かった。いろんな鎧をまとっていたようで、ケンジを演じることで自由になれた感覚がある」と説明。「こういう役で求められているのであれば、とことんやってみようという気はある」と意気込んだ。

 西島にとっても念願の続編となる。「街を歩いて声をかけられたときや、同業者や(ほかの作品の)スタッフさんにも『好きです、続編はあるんですか』と聞かれたり、応援してくださっている方の熱意がある」と反響を感じているそうで「楽しくやりがいもある自分たちにとっても大切な作品です」と思いを伝えた。

■シロさん&ケンジそれぞれの“思い”がパワーアップ 互いへの魅力を語る

テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』に出演する(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)テレビ東京

テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた? season2』に出演する(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)テレビ東京

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 互いの魅力を問われると、西島は「内野さんが現場に入ってくるだけで、温度が2度くらい上がる。全体のテンション感が上がるので、存在しない何かが起こる」とその“熱さ”を絶賛。内野は「暑苦しいと昔から言われています。普段がしょぼくれているので、現場では元気にいないと。現場に日常を持ち込まないために『おはざす!』(大声)で入るんでしょうね」と自虐しつつ、照れ笑いを浮かべた。

 さらに西島は「内野さんは、全身全霊で役に向かう方なので、こういう人が相方で良かったな」としみじみ。「現場の俳優全体がこういう風に向かうんだって引っ張ってもらっている。日常の会話は、将来のお金の問題や健康のことを話しているんだけど、撮影にのめり込んでいく姿を現場で体現しているのは大きなこと。内野さんなしにこのドラマは考えられない」と力を込めた。

 一方、内野は「現場を紛糾させない理知的処理能力がある」と西島の冷静さをべた褒め。「もし現場でトラブルがあっても、冷静に事態をまとめて進めてくれるのは、非常に頼もしい。これは私にはないと思う」と分析した。西島が「記憶にない」と言うと「日常的にやられているので、さすがだな」と感心していた。

 2人の空気感はそのままだが、パワーアップした部分もある。西島は「プロデューサーにそのエピソードを言うなと言われているので」と濁しつつ「ケンジの優しさがパワーアップしています。ケンジのすばらしさを見た人がプレッシャーに感じるくらい。そんなすてきなことがあったら、この人のことを一生っていうのがある」と期待を高めた。すると、内野も「シロさんのケンジへの思いもパワーアップしている。シロさんって口が不器用な部分もあるけど、裏では『ケンジ、これを買ったら喜ぶだろうな』とかそういう思いやりが多い。『なにこれ、シロさんの人気爆上がりじゃん』ってジェラシーすら感じました。心の声でつかむ」とふくれっ面を見せつつ、アピールした。

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