俳優で映画監督の斎藤工(42)が「齊藤工」名義で手がけた映画『スイート・マイホーム』の大ヒット御礼舞台あいさつが9日、都内で行われた。蓮佛美沙子(32)と里々佳(28)も出席し、斎藤が引き出した蓮佛演じる清沢賢二(窪田正孝)の妻・ひとみ(蓮佛美沙子)のラストシーンでの表情について語った。
印象に残っている表情を問われた蓮佛は、作品のラストにカメラを見つめる意味ありげな表情を挙げた。「(1テイク撮影後に斎藤監督に)『蓮佛史上最低の顔をしてください』と言われて、『なんて面白いことをおっしゃるんだ』と。正直、1、2分では準備ができず、本能的に“最低”を探してやったのが本編でも使われている表情」と紹介した。
「どの作品においても準備をしてプランを立てる」という蓮佛は「この映画のラストシーンは想像の枠を超えた部分を監督に演出していただいた。こんな顔していたんだ、自分じゃないみたいな驚きがありました」と明かした。
このシーンについて斎藤も「見る人に恐ろしい、この蓮佛を突きつけたい」とおすすめ。「『殺人の追憶』(2003)のラストシーンで(パク・トゥマンを演じたソン・ガンホが)カメラを見るんです。あの事件は公開当時、犯人が捕まっていないため、犯人が客席にいるんじゃないかって、犯人と目を合わせたいっていうすさまじい演出。立体的な演出で実際の犯人も3回くらい劇場で見たそう」と影響を受けた作品を紹介し、「何かしらの犯人であるかもしれない皆さまの心当たりを貫くというか、最後の表情もそうですが、女性陣の表情を突きつける構成になっています。見たくなくて見たいものという不思議な感覚」と太鼓判を押した。
原作は「第13回(2018年)小説現代新人賞」を受賞した神津凛子(かみづ・りんこ)氏のデビュー作。賢二がマイホームを建てたことをきっかけに、幸せな家族が「家」を取り巻く恐怖の連鎖にも囲まれていく物語となっている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
印象に残っている表情を問われた蓮佛は、作品のラストにカメラを見つめる意味ありげな表情を挙げた。「(1テイク撮影後に斎藤監督に)『蓮佛史上最低の顔をしてください』と言われて、『なんて面白いことをおっしゃるんだ』と。正直、1、2分では準備ができず、本能的に“最低”を探してやったのが本編でも使われている表情」と紹介した。
「どの作品においても準備をしてプランを立てる」という蓮佛は「この映画のラストシーンは想像の枠を超えた部分を監督に演出していただいた。こんな顔していたんだ、自分じゃないみたいな驚きがありました」と明かした。
このシーンについて斎藤も「見る人に恐ろしい、この蓮佛を突きつけたい」とおすすめ。「『殺人の追憶』(2003)のラストシーンで(パク・トゥマンを演じたソン・ガンホが)カメラを見るんです。あの事件は公開当時、犯人が捕まっていないため、犯人が客席にいるんじゃないかって、犯人と目を合わせたいっていうすさまじい演出。立体的な演出で実際の犯人も3回くらい劇場で見たそう」と影響を受けた作品を紹介し、「何かしらの犯人であるかもしれない皆さまの心当たりを貫くというか、最後の表情もそうですが、女性陣の表情を突きつける構成になっています。見たくなくて見たいものという不思議な感覚」と太鼓判を押した。
原作は「第13回(2018年)小説現代新人賞」を受賞した神津凛子(かみづ・りんこ)氏のデビュー作。賢二がマイホームを建てたことをきっかけに、幸せな家族が「家」を取り巻く恐怖の連鎖にも囲まれていく物語となっている。
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2023/09/09