昨年（2022年）11月1日に、愛知県にある「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」内に開園した「ジブリパーク」の制作過程を詳細にとらえたメイキング・ドキュメンタリー『ジブリパークができるまで。［第1期］』のBlu-ray（4枚組）、DVD（4枚組）の発売とデジタル配信の開始（購入／レンタル）を記念して、本編より2本の貴重な映像の一部が解禁された。

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　YouTubeで見られるのは、宮崎吾朗監督の高い要求に、プロフェッショナルな技術力で応える職人に密着した2本。1つは、「どんどこ森」に建つ「サツキとメイの家」の裏山の頂上に作られた、「どんどこ堂」というトトロの姿を模した遊具の制作現場の映像。どんどこ堂は自然に還る素材で造りたいという吾朗監督の要望に応えて、主に愛知県産の木材で造られた構造部分に、左官仕事によって土壁が塗られていく。最後の仕上げは、一度始めたら塗り終わるまでは作業を中断出来ない“仕上げ塗り”という作業。浅葱色（あさぎいろ）とベージュ色の土でトトロが丁寧に塗り分けられていく。

　もう1つは、 「ジブリの大倉庫」にある「となりのトトロ」の世界を表現した遊び場「ネコバスルーム」。搬入作業中に台車が壊れてしまうほどの重量があるネコバスがようやくネコバスルームに到着。カラフルなカーペット生地に覆われたネコバスを担当者が入念にチェックしていく様子を捉えたものだ。

　今回発売されるBlu-ray・DVDには、ジブリパークの3つのエリア「ジブリの大倉庫」、「青春の丘」、「どんどこ森」の制作風景を中心に、撮影期間1000日以上にも及ぶ壮大な記録を［第1期］として全13話、6時間を超える本編が4枚のディスクに収録される。

　なお、今年11月に開園予定の「もののけの里」、24年3月に開園予定の「魔女の谷」のメイキング・ドキュメンタリー『ジブリパークができるまで。［第2期］』も製作予定。

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