現代の映画監督の中で唯一無二のビジュアル・スタイルが広く認知され、世界中で人気のウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』が今月1日、日本で公開となり、初週の週末成績、1館あたりの興行収入でウェス・アンダーソン監督作品史上最高記録をマークした(興行通信社調べ、以下同)。
本作は、1955年、アメリカ南西部の隕石(いんせき)が残したクレーターを観光名所にしている町が舞台。ここで開かれた科学賞授賞式で、招かれた人々がある事件に襲われるというストーリー。キャストには、ウェス監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなどが出演している。
6月16日より全米6館の劇場で限定公開され、3日間で『ラ・ラ・ランド』(2016年)以来となる1劇場当たり13.2万ドルという大記録をマーク。6月23日から全米拡大公開され、上映館数が1675スクリーンに増えると、週末成績は約900万ドルとなり、監督作品史上最高記録を叩き出した。
2ヶ月以上遅れて、日本では1日より全国88館で上映がスタート。公開3日間(1日〜3日)で動員数3万1944人、興行収入4633万6870円。注目すべきは館アベレージ。なんと1館あたり52万6666円を記録し、アカデミー賞で4部門を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』(14年)の館アベレージ51万8444円を上回って、日本におけるアンダーソン監督作品史上最高記録を更新した。
客層としては、男女比は半々程度。年齢層は若年層寄りで、映画好きだけでなく、カラフルでおしゃれな画にひかれたファッション感度の高い層も来場しているという。カップルやグループでの鑑賞も多く、鑑賞後は感想トークに花を咲かせているようだ。
SNSにも「お洒落が過ぎる紛うことなきウェス・アンダーソン監督作」「ここ最近のウェス・アンダーソン映画の中でいちばん好きかも!」「絵もカメラワークも内容も、そして雰囲気も全てがツボ!」「全シーンをポスターにしたい」「めちゃめちゃ面白かった!!」などと絶賛のコメントがあがっている。
■世界中が“ウェス・アンダーソン風”に憧れる
ウェス・アンダーソン監督の作品は場面写真を見ただけで誰の作品かわかるほど、その作り込まれた世界観とビジュアルが特徴的。“ウェス・アンダーソン風”に憧れ、何らかの形で再現したいと思わせる引力を持っている。
例えば、世界の実在する風景から、ウェス・アンダーソン監督の映画に出てきそうな場所を撮影し投稿するInstagramコミュニティ「AWA(Accidentally Wes Anderson)」が生まれ、このコミュニティに投稿された写真を厳選して展示するイベント「AWA展」に発展。2022年、韓国・ソウルで開催され、25万人を動員した。同展は、『ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている』として、今年4月5日〜5月26日まで東京・天王洲の寺田倉庫で開催され、人気のあまり、今冬、東京・渋谷のヒカリエホールで再開催が決定している。
東京・渋谷PARCOにてPOP UP CAFE&EXHIBITIONが開催され(POP UP CAFEは9月10日まで、EXHIBITIONは終了)。銀座 伊東屋でのスペシャルコラボイベント(9月18日まで)も大盛況となっている。
日本では『アステロイド・シティ』の公開が始まったばかりだが、監督自身は新作の短編作品『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(The Wonderful Story of Henry Sugar)』(Netflixで9月27日配信開始)をひっさげ、「第80回ベネチア国際映画祭」(8月30日〜9月9日)に参加。
現地での記者会見でもウェス監督のビジュアル・スタイルが話題になり、監督は「スタイルにはさまざまな選択があると思いますが、私は私がやりたいことをやっているだけです。自分のやりたいようにやりたいと思っています」と答えた。さらに「私は映画を撮るたびに、全く違うことをやっているように感じます。私は新しい領域に行き、新しい登場人物と俳優の異なる組み合わせで、異なる種類の物語を語ろうとしていますが、私が惹(ひ)かれるものとリンクしているものがたくさんあることもわかっています」と付け加えた。ウェス監督が惹かれるものに惹かれてしまう人が世界中になんとたくさんいることか。
本作は、1955年、アメリカ南西部の隕石(いんせき)が残したクレーターを観光名所にしている町が舞台。ここで開かれた科学賞授賞式で、招かれた人々がある事件に襲われるというストーリー。キャストには、ウェス監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなどが出演している。
6月16日より全米6館の劇場で限定公開され、3日間で『ラ・ラ・ランド』(2016年)以来となる1劇場当たり13.2万ドルという大記録をマーク。6月23日から全米拡大公開され、上映館数が1675スクリーンに増えると、週末成績は約900万ドルとなり、監督作品史上最高記録を叩き出した。
2ヶ月以上遅れて、日本では1日より全国88館で上映がスタート。公開3日間(1日〜3日)で動員数3万1944人、興行収入4633万6870円。注目すべきは館アベレージ。なんと1館あたり52万6666円を記録し、アカデミー賞で4部門を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』(14年)の館アベレージ51万8444円を上回って、日本におけるアンダーソン監督作品史上最高記録を更新した。
客層としては、男女比は半々程度。年齢層は若年層寄りで、映画好きだけでなく、カラフルでおしゃれな画にひかれたファッション感度の高い層も来場しているという。カップルやグループでの鑑賞も多く、鑑賞後は感想トークに花を咲かせているようだ。
SNSにも「お洒落が過ぎる紛うことなきウェス・アンダーソン監督作」「ここ最近のウェス・アンダーソン映画の中でいちばん好きかも!」「絵もカメラワークも内容も、そして雰囲気も全てがツボ!」「全シーンをポスターにしたい」「めちゃめちゃ面白かった!!」などと絶賛のコメントがあがっている。
■世界中が“ウェス・アンダーソン風”に憧れる
例えば、世界の実在する風景から、ウェス・アンダーソン監督の映画に出てきそうな場所を撮影し投稿するInstagramコミュニティ「AWA(Accidentally Wes Anderson)」が生まれ、このコミュニティに投稿された写真を厳選して展示するイベント「AWA展」に発展。2022年、韓国・ソウルで開催され、25万人を動員した。同展は、『ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている』として、今年4月5日〜5月26日まで東京・天王洲の寺田倉庫で開催され、人気のあまり、今冬、東京・渋谷のヒカリエホールで再開催が決定している。
東京・渋谷PARCOにてPOP UP CAFE&EXHIBITIONが開催され(POP UP CAFEは9月10日まで、EXHIBITIONは終了)。銀座 伊東屋でのスペシャルコラボイベント(9月18日まで)も大盛況となっている。
日本では『アステロイド・シティ』の公開が始まったばかりだが、監督自身は新作の短編作品『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(The Wonderful Story of Henry Sugar)』(Netflixで9月27日配信開始)をひっさげ、「第80回ベネチア国際映画祭」(8月30日〜9月9日)に参加。
現地での記者会見でもウェス監督のビジュアル・スタイルが話題になり、監督は「スタイルにはさまざまな選択があると思いますが、私は私がやりたいことをやっているだけです。自分のやりたいようにやりたいと思っています」と答えた。さらに「私は映画を撮るたびに、全く違うことをやっているように感じます。私は新しい領域に行き、新しい登場人物と俳優の異なる組み合わせで、異なる種類の物語を語ろうとしていますが、私が惹(ひ)かれるものとリンクしているものがたくさんあることもわかっています」と付け加えた。ウェス監督が惹かれるものに惹かれてしまう人が世界中になんとたくさんいることか。
2023/09/05