俳優の成田凌が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”『転職の魔王様』（毎週月曜　後10：00）の第7話がきょう28日に放送される。それに先立って、「シェパードキャリア」で周囲に頼りにされる姉御・広沢絵里香を演じる山口紗弥加が、コメントを寄せた。

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　同作は「転職の魔王様」の異名を持つ、毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐（成田）が、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣（しんらつ）な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる、心ゆさぶる“転職”爽快エンターテインメント。

　第7話に登場する求職者は、皆川晶穂（黒川智花）。8年務めた製薬会社での仕事にやりがいを感じていたものの、社員の数が少なく、誰かが産休・育休を取得すると、おのずと周囲にしわ寄せがいく環境だったことから、激務に耐えかねて転職を決意した。

　そんな皆川を担当するのは、広沢。広沢が家の事情でしばらく残業ができないため、千晴（小芝風花）が来栖とのコンビを一時解消し、フォローに入ることになる。同僚の犬飼（藤原大祐）や山口（おいでやす山口）からの信頼も厚く、仕事への姿勢や言動を絶賛されることも多い広沢。今回、広沢は子育て中だということを理由に担当チェンジの申し出を受け、やるせない状況になる。

　今回の見どころのひとつは、そんな広沢のピンチに千晴が立ち上がるところ。仕事と子育ての両立という、働く女性にとっては避けて通れない難題に、どう立ち向かうのか。さらに、「仕事をしながら子供を育てるということは、会社にも周りにも迷惑をかけてしまうのか」と思い悩む広沢に、社長の洋子（石田ゆり子）が贈る言葉も多くの人の心に残る。

■山口紗弥加コメント（広沢絵里香役）
――これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響は。また、広沢絵里香を演じるにあたり、大切にしていることは。
「面白いです」という感想をよくいただくのですが、皆さんのお顔にはほとんど笑顔がありません（笑）。よくよくお話を伺うと、ドラマで描かれる“働くということ”を真剣に自分ごととして捉えてくださっているようで、求職者たちの多様な“要求”の数々を「興味深く観察している」といった感じで。じわり、じわり、この作品に携わる者としてのやりがいを感じています。

姉御として慕われている広沢だけに、オフィスのシーンでは上下のない「明るいチームの一体感」を大切に。個性強めの集団なので、押したり引いたり、見守ったり（笑）。とても楽しい現場です。

――撮影現場でのエピソードお教えください。
小田さんと藤原くんと3人で居ると、穏やかな気持ちになって、妙な安心感に包まれるんです（笑）。ああ、これが母性というやつで、家族になるってこういう感じ？みたいな（笑）。藤原くんは優しくて、賢くて、チャーミングで理想の息子です。藤原くんとお母さまとのデートエピソードを聞きながら、お母さまを自分に置き換え、親子デートを妄想してキュンキュンする、というのが密かな楽しみであります。

――ドラマにちなみ、もし転職するなら、どういった職業のイメージがありますか。
表現することの面白さ、難しさを知ってしまった今、転職は考えられません。

――撮影を乗り切る山口さん自身のリラックス方法を教えてください。
コーヒーを飲むこと、運動（ストレッチ）すること、食べること、メイク前の美顔器、タピオカとの時間、動物の動画を見たり、芸人のやすこさんの動画を見たり…。いろいろありますが、1番は石田ゆり子さんに教えていただいた掛け布団に癒され、とろけています。

――7話で印象に残ったシーンやセリフは。
「確かに、簡単に変わる会社はそうそうありません。でも、諦めるのは早いと思います。あなたが変わることで、あなたのいる環境そのものも変わるかもしれない」です。“かもしれない”ことに、時間と労力を費やして、本気で立ち向かえる人が果たして何人いるんだろう、って。ただ、私は、嵐のこのセリフを聞いて無性に動き出したくなりました。そして、洋子社長が7話で語ったあの言葉に、心底救われた思いがしたのも本当です。

――7話の見どころ・視聴者へのメッセージをお願いします。
「女性が働くということ」に焦点を当てた7話は、過去の苦い経験から、結婚、出産、育児というものに不安を抱き、いろんな想いを諦めながらも何とか前に進もうとする女性の物語です。同じような経験をされている方も少なくないと思います。すべての働く女性たちに届け！と願いながら演じていました。広沢＆未谷コンビ、爆誕!?