「第105回全国高等学校野球選手権記念大会」(夏の甲子園)決勝戦が23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、神奈川県代表の慶應義塾高校が107年ぶりに優勝した。連覇を狙った宮城県代表の仙台育英高校を8対2で破った。これを受け、同校野球部OBの日本テレビ・梅澤廉アナウンサーが祝福のコメントを寄せた。
当時のチームメイトと試合を観戦した梅澤アナは「慶應義塾高校野球部の皆様、本当におめでとうございます!1人の高校野球ファンとしてこの様な素敵な瞬間に立ち会えたことを誇りに思います。普段練習をする日吉台球場のライトフェンスには『KEIO日本一』という横断幕が常に掲げられていますが、107年ぶりにその言葉を現実のものにしたこと、その過程と結果に心から最大限の拍手を送らせていただきたいです!」と祝福した。
続けて「全国3486チームの内、最後に残った2チームが戦う決勝戦。選手の一挙手一投足にスタンドがざわめき、歓声が跳ね上がり、拍手の渦が巻き起こる独特なものでした。1塁側は躍り迫るような仙台育英アルプス。3塁側はスクラムの様に肩を組む慶應アルプス。互いの応援ボルテージは初回から最高潮に達し、甲子園で5年売り子のアルバイトを続ける女性の方は『プロ野球を含めてこんなに声が通らないのは初めて。攻撃中は飲み物を売るのを諦めています(笑い)』と、いつもよりゆっくりと前の男性の方にビールを注いでいました」と球場の盛り上がりを回想。
「この夏、最も長く野球ができる両チームの選手の笑顔は心に焼き付くものでした。定期的に練習試合もする仙台育英と慶應。例えばベース上で言葉を交わす時、例えば打った打球が相手のベンチの方にいってしまった時、両チームともに目でコミュニケーションを取りながら笑顔で会話をしている様に見えました。印象的だったのは7回表の慶應の攻撃です。八木選手のセンター前に落ちそうな当たりを、橋本選手がファインプレーでアウトにした時。両チームのベンチだけでなく、打った八木選手も手を叩いて賛辞を送っていました」と試合内容に触れ、「仙台育英・須江監督も『切磋琢磨してきたチーム』と話していましたが、お互いがお互いのチームをリスペクトしている姿は、非常に素敵な光景で、高校野球ファンの私としてはこれだけでも涙腺に込み上げるものを抑えて観戦していました」と感動を伝えた。
そして「私は先月23日、仙台育英の野球が見たく、宮城大会の決勝を見に行っています。色々な野球のパターンがあり、見ていてワクワクするからです。超がつくほど鉄壁な投手陣に加え、攻撃のバリエーションが非常に豊富な打線は、今日もいつ爆発するか最後まで本当に分かりませんでした」と熱い思いを明かし、「優勝監督インタビューで慶應高・森林さんが『仙台育英さんのお陰で実力以上のものが出ました』と話したのは、選抜で敗れた仙台育英という素晴らしいチームを目標にできたからこそ、その目標のチームと甲子園の決勝で対戦できることに、選手の皆さんは喜びを感じていたのだと思います」と分析。
「慶應義塾が掲げる『EnjoyBaseball』は、決して楽して勝とうということではありません。楽しんで勝とう。そして楽しむ為には日頃から苦しい事も突き詰めて、妥協なく試合に備えよう。そうしたら、プレーをしていても、それを見てくれる人も、野球を心の底から楽しめるよ。ということだと自覚しています。第105回大会の甲子園で選手の皆さんが見せてくれたプレーは、間違いなく『野球って楽しい!面白いんだ!』多くの方にそう思ってもらえるものだったと確信しています。1人の高校野球ファンとして、素晴らしい試合を見せていただいたことに心より感謝申し上げます」と結んだ。
103年ぶりに決勝に進んだ慶應は、1回に2点を先制。仙台育英も反撃するが、慶應が5回に一挙5点を追加し、突き放した。アルプススタンドに詰めかけた大応援団が後押しし、堅守も光り仙台育英にスキを与えなかった。
当時のチームメイトと試合を観戦した梅澤アナは「慶應義塾高校野球部の皆様、本当におめでとうございます!1人の高校野球ファンとしてこの様な素敵な瞬間に立ち会えたことを誇りに思います。普段練習をする日吉台球場のライトフェンスには『KEIO日本一』という横断幕が常に掲げられていますが、107年ぶりにその言葉を現実のものにしたこと、その過程と結果に心から最大限の拍手を送らせていただきたいです!」と祝福した。
続けて「全国3486チームの内、最後に残った2チームが戦う決勝戦。選手の一挙手一投足にスタンドがざわめき、歓声が跳ね上がり、拍手の渦が巻き起こる独特なものでした。1塁側は躍り迫るような仙台育英アルプス。3塁側はスクラムの様に肩を組む慶應アルプス。互いの応援ボルテージは初回から最高潮に達し、甲子園で5年売り子のアルバイトを続ける女性の方は『プロ野球を含めてこんなに声が通らないのは初めて。攻撃中は飲み物を売るのを諦めています(笑い)』と、いつもよりゆっくりと前の男性の方にビールを注いでいました」と球場の盛り上がりを回想。
「この夏、最も長く野球ができる両チームの選手の笑顔は心に焼き付くものでした。定期的に練習試合もする仙台育英と慶應。例えばベース上で言葉を交わす時、例えば打った打球が相手のベンチの方にいってしまった時、両チームともに目でコミュニケーションを取りながら笑顔で会話をしている様に見えました。印象的だったのは7回表の慶應の攻撃です。八木選手のセンター前に落ちそうな当たりを、橋本選手がファインプレーでアウトにした時。両チームのベンチだけでなく、打った八木選手も手を叩いて賛辞を送っていました」と試合内容に触れ、「仙台育英・須江監督も『切磋琢磨してきたチーム』と話していましたが、お互いがお互いのチームをリスペクトしている姿は、非常に素敵な光景で、高校野球ファンの私としてはこれだけでも涙腺に込み上げるものを抑えて観戦していました」と感動を伝えた。
そして「私は先月23日、仙台育英の野球が見たく、宮城大会の決勝を見に行っています。色々な野球のパターンがあり、見ていてワクワクするからです。超がつくほど鉄壁な投手陣に加え、攻撃のバリエーションが非常に豊富な打線は、今日もいつ爆発するか最後まで本当に分かりませんでした」と熱い思いを明かし、「優勝監督インタビューで慶應高・森林さんが『仙台育英さんのお陰で実力以上のものが出ました』と話したのは、選抜で敗れた仙台育英という素晴らしいチームを目標にできたからこそ、その目標のチームと甲子園の決勝で対戦できることに、選手の皆さんは喜びを感じていたのだと思います」と分析。
「慶應義塾が掲げる『EnjoyBaseball』は、決して楽して勝とうということではありません。楽しんで勝とう。そして楽しむ為には日頃から苦しい事も突き詰めて、妥協なく試合に備えよう。そうしたら、プレーをしていても、それを見てくれる人も、野球を心の底から楽しめるよ。ということだと自覚しています。第105回大会の甲子園で選手の皆さんが見せてくれたプレーは、間違いなく『野球って楽しい!面白いんだ!』多くの方にそう思ってもらえるものだったと確信しています。1人の高校野球ファンとして、素晴らしい試合を見せていただいたことに心より感謝申し上げます」と結んだ。
103年ぶりに決勝に進んだ慶應は、1回に2点を先制。仙台育英も反撃するが、慶應が5回に一挙5点を追加し、突き放した。アルプススタンドに詰めかけた大応援団が後押しし、堅守も光り仙台育英にスキを与えなかった。
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2023/08/24