セクシャルマイノリティの視点を織り込んだ数々の短歌を発表している歌人・小説家の小佐野彈が、東京・歌舞伎町で生きる3人の若者の三角関係を描いた小説 『車軸』(集英社文庫)が映画化され、11月17日よりTOHOシネマズ新宿ほかで公開されることが決定した。 熱を失ってしまった残骸のような東京・歌舞伎町の街を舞台に、生き方もセクシュアリティも全く異なる3人の若者を通して、自己の存在、つながることとつながらないこと、人と人の間に生きること、都市に生きることを描き、現代の若者のリアルな姿をあぶり出した青春映画。監督は、『最後の命』(2014年)や『パーフェクト・レボリューション』(17年)、『桜色の風が咲く』(22年)の松本准平が務めた。
2023/08/23