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『VIVANT』竜星涼、過酷なモンゴル撮影を回想「一生に一度の思い出ができた」

 俳優の堺雅人が主演、阿部寛二階堂ふみ二宮和也松坂桃李役所広司が共演する、TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜 後9:00)の第6話の放送を前に、竜星涼が作品の見どころや撮影エピソードなどを語ってくれた。

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

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――台本を読んだときの感想をお聞かせください。

“敵か味方か、味方か敵か”というキャッチコピーにもありますが、物語の中で、誰がどういう風に絡んできて、どういう展開になるのか、僕自身も台本を読みながら、毎回驚かされています。僕の周りも毎週楽しみにしてくれている方ばかりです。

――モンゴルでの撮影現場で印象的なエピソードを教えてください。

モンゴルでは、目を疑うぐらいの壮大な光景が広がっていました。実際の映像もCGを使っているのではないかと錯覚するぐらいの迫力ですし、この作品に関われたのは本当に幸せです。二度とない体験をさせてもらいました。

モンゴルという、今まで行ったこともない土地で1か月過ごすことなど、なかなかできない経験ですからね。毎日が新鮮で楽しめました。ホテルから現場へ行くだけで3、4時間かかるのですが、途中の車の揺れがすごくて(笑)。道のない道を進んでいると、馬だったり、羊だったり、いろいろな動物たちが普通に真横を歩いていて、その度に車がストップするんです。普通では見られない光景ですよね。

撮影では大変なこともありましたが、この作品がなかったらあの場所へ行くこともなかったはずなので、一生に一度の思い出ができたという気持ちです。いろいろな困難があって撮影したからこそ、ワクワクできて、皆さんが驚くような作品に仕上がったのだと思います。

――今回、新庄浩太郎を演じるにあたり、意識されたことはありますか?

新庄は野崎のバディーですが、阿部さんとの関係性がうまく表に出せればと思って撮影に臨みました。阿部さんとは初めての共演でしたが、ストイックな反面、とてもチャーミングで現場の皆さんをいつも和ませていらっしゃって。気さくにコミュニケーションを取ってくださるので、現場では何度も助けていただき、だからこそ部下として、野崎に翻弄される新庄を表現できました。

新庄はいわゆるエリートですが、クールでカッコイイだけではない、いろいろな他の魅力を皆さんに引き出してもらえたのではないかと思っています。

――原作と演出を務めている福澤克雄監督とのエピソードをお聞かせください。

福澤監督には、このときはどういう表情をして、どんな風に演じるかをいつも相談していました。第2話で“ヴィヴァン”が“別班”のことだと気づくシーンでも、その意味をいち早く理解した新庄の表情や、野崎との目線のやりとりなど、監督と意図的に「こうしていこう」と話し合いました。

10年前、僕はすでに俳優をやっていましたが、『半沢直樹』という福澤さんと堺さんのコンビの作品を観て、日本でこんなにワクワクしたドラマはないと、とても興奮したのを覚えています。でも、正直に言うと、なぜ自分はそこに参加できていないんだと悔しさもあった。だから、今回、日本にブームを作ったお2人とご一緒させていただいたというのは、僕の中でとても感慨深かったです。

――毎週楽しみに観ている視聴者の方々へメッセージをいただければと思います。

これだけの豪華なキャストが勢ぞろいしているので、とても注目されているドラマです。迫力のある映像美とともに、僕が演じる新庄もぜひ応援していただけたらと思います。

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