俳優の堺雅人が主演、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司が共演する、TBS系日曜劇場『VIVANT』（毎週日曜　後9：00）の第5話が、13日に放送され、物語が大きく動いた。

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　第5話は、乃木（堺雅人）の正体はなんと、国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊“別班”だった！ 同じく別班の黒須（松坂桃李）とともに、テロ組織“テント”のモニターである山本（迫田孝也）を排除した乃木は、次の目的のため、ある人物の元を訪れる。

　一方、山本の死に違和感を抱いた野崎（阿部寛）は、自分たち公安以外に唯一山本の正体を知っていた乃木に疑惑の目を向ける。野崎が徹底的に乃木を調べる中、衝撃の過去が明らかになっていく。それぞれの運命を繋ぐ鍵は、壮絶なる“想い”…というストーリーだった。

　別班の一員としての一面が明らかとなった乃木。その素性は、ミリタリースクールで全科目、首席で卒業するなど、別班に選抜されるのも納得な逸材だったのだ。さらにその乃木は、テントの実情を探るため、家族を人質にとって幹部のアリに尋問する。組織の目的は。そしてリーダーは誰なのか。

　「日本の死刑の方法を知ってるか？」。家族一人ひとりを“絞首刑”にかけて問い詰める。この方法には視聴者は「鳥肌が立った」「最凶の主人公だ」「目的のためには手段を選ばないとはこのこと」など衝撃の声が広がっている。しかし、その絞首刑はハッタリで実は死なせていなかった。

　最終的に観念したアリは「この方こそ、我が父。偉大なる指導者。ノゴーン・ベキ！」と認めた。リーダーとされる男性は、乃木の父親だったのだ。ラストシーンは、テントのアジトと思われる場所で会合をするメンバーたち。リーダー・ベキのアップから徐々にひいていくと“テントのマーク”が見えた。「納得の配役」との反応がみられた。

　本作は、『半沢直樹』シリーズ、『下町ロケット』シリーズ、『陸王』『ドラゴン桜』などを手掛けた福澤克雄氏が演出だけでなく原作も手掛けた完全オリジナルストーリー。福澤監督と共に日曜劇場を作ってきた制作スタッフが集結し、主演の堺雅人のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也ら豪華キャスト陣が出演する。