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『VIVANT』迫田孝也「俺は死ぬんだな…」 演じた山本の“壮絶最期”は「俳優として幸せ」

 俳優の堺雅人が主演、阿部寛二階堂ふみ二宮和也松坂桃李役所広司が共演する、TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜 後9:00)の第5話の放送を前に、迫田孝也が作品の見どころや撮影エピソードなどを語ってくれた。

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

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【場面カット】拳銃を向ける松坂桃李…後ろに佇む堺雅人の表情は?


――最初に台本を読んだ感想を聞かせてください。

面白すぎて一気に読みました。作品自体に吸引力があり、とても惹きつけられたのですが、読み進めていくうちに「俺は死ぬんだな…」と気付きました(笑)。最近、途中で死ぬ役が多かったので、今回は最終話まで完走したいなと思っていたのですが…。でも、日曜劇場で、福澤(克雄)監督の作品で、あんなにインパクトのある最期を遂げられて俳優として幸せです。

――山本巧を演じるにあたり、意識した点はありますか?

テロ組織に加担しているエリート商社マンというのは、参考になるような体験もないですし、台本を読んだだけでは、リアリティーのある役を作リ上げるのに苦戦しました。

しかし、僕が台本を読んで浮かんだ疑問に対して、福澤監督がすべて的確に答えてくださったので、裏設定や山本のバックボーンなど、少しずつ理解していくことができました。
山本自身、具体的な何かがあって日本に敵意を向けるわけではないんです。ただ、世の中がこれだけ情報過多の中で、日常のストレスや疑問が積み重なった所に裏組織の情報が引っかかった。それで傾倒していってしまったのではないかと自分では解釈しています。

第3話でサーバールームからデータを盗むシーンでは、山本は乃木を陥れようと思っているわけではなく、自分が太田梨歩(飯沼愛)に仕組ませたトラップに、乃木がたまたまハマッてしまったことへの罪悪感があるという役作りをしています。もちろん警察の捜査に食い込むことで、情報を得ようという企みもありましたが、誤送金された時点で山本の役目は終えているので、乃木を助けようとするのは本心。決して敵ではないという感情で演じていました。

日曜劇場『VIVANT』の場面カット(C)TBS

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――撮影で印象に残っていることを教えてください。

実は僕もモンゴルに行っているんです。第4話で乃木と黒須が山本を追い込むシーンなのですが、実際に飛行機のそばで撮影しました。あと、4話だと、やはり最後の橋のシーンですね。厳重すぎるぐらいの命綱を付けて撮影をしましたが、とても高い場所で風も強かったので、かなり怖かったです。

また、第3話の皇居前で乃木と山本が話すシーンも印象的でした。島根県の松江城の前で撮影したのですが、歴史好きの僕としては、あのような場所へ行くととてもワクワクしました。撮影前に少し時間があったので、辺りを探索することもできました。

――原作と演出を務めている福澤監督との思い出を聞かせてください。

キャストだけではなくスタッフの皆さん全員が“福澤監督が描きたいものを、絶対に表現しよう”というエネルギーで繋がっていると感じました。

監督は、どういう画が欲しいのか、求めているものをとても的確に伝えて下さるので、僕はそこへ向かって真っすぐに突き進んで、ただひたすらに演じていました。

――主演の堺雅人さんとはどんなお話をされましたか?

堺さんとは台本を基にセリフを読み解きつつ、辻褄を合わせながら、乃木と山本の描かれていない歴史を共通認識として増やし、関係性を作っていきました。

今回、久々の共演でとても嬉しかったのですが、僕?としては何年経っても堺さんは主君なんです(NHK大河ドラマ『真田丸』にて主従関係で共演)。なので、撮影が始まるまでどういう顔をしてお会いしようかと勝手に一人で悩んでいました。同期の役で、タメ口がきけるのかと(笑)。

また、堺さんも歴史がお好きなので、撮影の合間にはプライベートで訪れた名所の話などをしてくださって。「あの城は真田幸村にゆかりのある武将が築城に関わっていた」など盛り上がりました。

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

今後も日曜の夜、皆さんはテレビの前で必ず声が出ることになると思います。それぐらい面白い展開が続きますので、日曜の夜に盛り上がりながら観ていただけるとうれしいです!

(編集:岩本和樹)

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