宮藤官九郎が企画・監督・脚本を手がけるドラマ『季節のない街』が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて8月9日より全話一挙配信となる。宮藤が、映像作品の監督を手がけるのは映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(2016年)以来、7年ぶりとなる。
「そっか、そんなに空いたか…という感じですね。前作のあと、本当はすぐにでもやりたい気持ちはあったんですが、大河ドラマ(2019年にNHKで放送された『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』の脚本)もありましたし、やりたい企画があってもなかなか通らない(笑)。ようやくこの企画が通ったんですが、だからといって、すぐ撮影に入れるわけでもなく。キャストのスケジュールや僕自身のスケジュール、その他諸々、整ったのがこのタイミングになりました。
時間は空いたけど、僕自身は意外とすんなり撮影に入れましたね。でも周りはいろいろ変わっていて、スタッフさんが全体的に若くなったというか、自分がだいぶ年上になっていることを実感しました。あと技術的な進歩を感じることも多くて、7年ってけっこうな時間だったんだな、と思うところもあって。撮影していて、とにかく楽しかったですし、周りからも『楽しそうですね』と言われていました」
『季節のない街』は、宮藤が長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説「季節のない街」(1962年)が原作。この小説は、黒澤明監督が『どですかでん』のタイトルで映画化し、1970年に公開されたことでも知られる。誰もがその日の暮らしに追われる、裕福とはいえない“街”を舞台に弱さや狡(ずる)さを隠さずにたくましく生きる、個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ物語だ。
「元々、黒澤明監督の作品の中で『どですかでん』が一番好きなんです。僕が東京に出てきた頃に、レンタルビデオ店に黒澤作品のVHSがずらりと並んでて。『どですかでん』は、黒澤監督にとって最初のカラー作品だったというのもあったし、タイトルもインパクトがあって、すごく印象に残った作品の一つだったんです。この映画を観た後に、山本周五郎さんの原作を読みました。原作は短編集で、映画も素晴らしいが、小説を元に一話完結の連続ドラマが作れないかな、と漠然と思ったんです。何度も『どですかでん』を観て、何度も小説を読み返して、なぜ黒澤監督の映画にこのエピソードが入ってないんだろうとか、逆になぜこの話をこんなに膨らませたんだろう、ということもすごく気になっていきました。
また原作は60年以上前の作品ですが、舞台となる“街”を何かに置き換えれば、すごく今に通じる話だと思ったんです。それで、大規模な災害によって住宅を失った人たちが一時的に暮らしている仮設住宅を舞台にしたら、現代の人にも身近に感じてもらえるんじゃないかと思い、黒澤監督の映画では触れてない『半助と猫』と『親おもい』というエピソードをベースに、3人の若者たちを軸に物語を再構築しました。『どですかでん』をリメイクする企画だとしたら、たぶん企画は通らなかったと思います。原作は同じですが、全く違う作品として観てもらえるように心がけて作りました」
物語の舞台は、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て、建てられた仮設住宅のある「街」。仮設住宅には、今もまだ18世帯ものワケあり住人が暮らしている。だが、月収12万円を超えると「即立退き」とあって、皆ギリギリの生活を送っていた。主人公の半助こと田中新助(池松壮亮)は、街の人々の暮らしぶりを報告するだけで報酬がもらえるという仕事を得て、1匹の猫とともに街にやってきた。街の青年部の与田タツヤ(仲野太賀)と、同じく青年部のメンバーで、酒屋の息子・オカベ(渡辺大知)、年の近い2人に出会った半助は、ワケあり住人らとともに生活するうちにどんどんこの街を好きになっていく。そんな中、仮設住宅が取り壊されるという噂が街に流れはじめる。
「このドラマを観て、面白いと思ったら、是非、原作の小説を読んでもらいたくて、さらに黒澤監督の映画『どですかでん』も観てもらいたいです。それぞれ違っていて、全部面白い、と思ってもらえると思います」
「そっか、そんなに空いたか…という感じですね。前作のあと、本当はすぐにでもやりたい気持ちはあったんですが、大河ドラマ(2019年にNHKで放送された『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』の脚本)もありましたし、やりたい企画があってもなかなか通らない(笑)。ようやくこの企画が通ったんですが、だからといって、すぐ撮影に入れるわけでもなく。キャストのスケジュールや僕自身のスケジュール、その他諸々、整ったのがこのタイミングになりました。
時間は空いたけど、僕自身は意外とすんなり撮影に入れましたね。でも周りはいろいろ変わっていて、スタッフさんが全体的に若くなったというか、自分がだいぶ年上になっていることを実感しました。あと技術的な進歩を感じることも多くて、7年ってけっこうな時間だったんだな、と思うところもあって。撮影していて、とにかく楽しかったですし、周りからも『楽しそうですね』と言われていました」
『季節のない街』は、宮藤が長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説「季節のない街」(1962年)が原作。この小説は、黒澤明監督が『どですかでん』のタイトルで映画化し、1970年に公開されたことでも知られる。誰もがその日の暮らしに追われる、裕福とはいえない“街”を舞台に弱さや狡(ずる)さを隠さずにたくましく生きる、個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ物語だ。
また原作は60年以上前の作品ですが、舞台となる“街”を何かに置き換えれば、すごく今に通じる話だと思ったんです。それで、大規模な災害によって住宅を失った人たちが一時的に暮らしている仮設住宅を舞台にしたら、現代の人にも身近に感じてもらえるんじゃないかと思い、黒澤監督の映画では触れてない『半助と猫』と『親おもい』というエピソードをベースに、3人の若者たちを軸に物語を再構築しました。『どですかでん』をリメイクする企画だとしたら、たぶん企画は通らなかったと思います。原作は同じですが、全く違う作品として観てもらえるように心がけて作りました」
物語の舞台は、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て、建てられた仮設住宅のある「街」。仮設住宅には、今もまだ18世帯ものワケあり住人が暮らしている。だが、月収12万円を超えると「即立退き」とあって、皆ギリギリの生活を送っていた。主人公の半助こと田中新助(池松壮亮)は、街の人々の暮らしぶりを報告するだけで報酬がもらえるという仕事を得て、1匹の猫とともに街にやってきた。街の青年部の与田タツヤ(仲野太賀)と、同じく青年部のメンバーで、酒屋の息子・オカベ(渡辺大知)、年の近い2人に出会った半助は、ワケあり住人らとともに生活するうちにどんどんこの街を好きになっていく。そんな中、仮設住宅が取り壊されるという噂が街に流れはじめる。
(左から)渡辺大知、池松壮亮、仲野太賀(メイキング写真)=ドラマ『季節のない街』ディズニープラスで8月9日より全10話一挙独占配信 (C) 2023 Disney and related entities
このニュースの流れをチェック
- 1. 宮藤官九郎、ディズニープラスで「いちばんやりたかった作品」実現 黒澤明監督『どですかでん』原作小説をドラマ化
- 2. 宮藤官九郎“企画・脚本・監督”ドラマ『季節のない街』ディズニープラスで8・9配信決定
- 3. 池松壮亮×仲野太賀×渡辺大知が初共演 宮藤官九郎の脚本・監督ドラマ『季節のない街』
- 4. 宮藤官九郎の意欲作『季節のない街』三浦透子、濱田岳、又吉直樹、前田敦子ら多彩なキャスト集結
- 5. 宮藤官九郎の企画・監督・脚本ドラマ『季節のない街』本ポスタービジュアル&場面写真
- 6. 企画・監督・脚本:宮藤官九郎『季節のない街』“全員いわくつき”の住人たちを捉えた本予告映像
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2023/08/01
