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福士蒼汰×松本まりかW主演、映画『湖の女たち』公開時期が11月から来年初夏に変更 配給戦略の事由

 作家・吉田修一による“現代の黙示録”とも言うべき傑作同名小説を、『日日是好日』、『星の子』、『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本にて映画化。福士蒼汰松本まりかのダブル主演による映画『湖の女たち』の公開時期が、配給戦略の事由により今年(2023年)11月から来年(24年)初夏に変更となった。さらに、福士演じる刑事・濱中圭介と松本演じる介護士・豊田佳代の危険な関係を捉えた超特報映像が解禁となった。

福士蒼汰×松本まりか、W主演映画『湖の女たち』2024年初夏公開(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

福士蒼汰×松本まりか、W主演映画『湖の女たち』2024年初夏公開(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

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 薄暗い倉庫の中、顔の見えない刑事(福士)がソファに腰をかけ、その視線の先に、全裸で身を伏せている介護士(松本)の姿が。そんな衝撃的なシーンの合間には、“この世界は美しいだろうか”という意味深な問いかけの言葉が添えられている。ふたりに一体何が起きているのか。そして心のひずみを表すかのように妖艶に鳴り響くバッハの「シャコンヌ」。切り裂くようなバイオリンの音色に隠された、事件の恐るべき真実とは…。

 琵琶湖湖畔の介護施設で100歳の老人が殺された事件の謎を追う刑事と容疑者として嫌疑をかけられる事件が起きた施設の介護士の女は、事件が袋小路に入り込むにつれ、特殊な関係性に溺れて行く、恐るべき真実にのみ込まれていく。

 原作者の吉田と大森監督は、「第35回モスクワ国際映画祭」で日本映画で48年ぶりとなる審査員特別賞、ほか数々の国内賞を受賞した映画『さよなら渓谷』(13年)以来のタッグ。

 また、画家・諏訪敦による解説が収録された原作小説の文庫本(新潮社)が今月28日より発売される。湖畔の事件から始まり、歴史的に続いてきた日本の負の遺産を読者に突きつけるスケールの大きさが話題となった、悪と欲望を描き尽くした意欲作を映画鑑賞前に読んでおくのも一興だ。

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