俳優の安藤サクラ主演、山田涼介（Hey! Say! JUMP）が共演する映画『BAD LANDS　バッド・ランズ』（9月29日公開）の予告編と本ビジュアル、そして未解禁だったキャストが明らかになった。

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　本作は、「第151回直木賞」を受賞した『破門』や『後妻業』などで人間を突き動かす欲望を描いてきた作家・黒川博行による小説『勁草』（読み：けいそう）を、『検察側の罪人』や『関ケ原』など数々の話題作を手がけてきた原田眞人監督がメガホンをとり映画化。

　＜持たざる者＞が＜持つ者＞から生きる糧をかすめ取り、生き延びてきた姉弟。大阪で特殊詐欺に加担する橋岡煉梨（ネリ）を安藤が、ネリの弟・矢代穣（ジョー）を山田が演じる。

　二人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出す…ただそれだけだったはずの2人に迫るさまざまな巨悪。ネリとジョーはこの危険な地“BAD LANDS”から逃れられるのか。

　初共演の安藤と山田が姉弟役でどのような化学反応をみせるのか、期待が高まっている中、2人を取り巻く人物を演じるキャストが明らかになった。

　「ふれあい荘」に住む元ヤクザで、幼いころからネリのことをよく知る存在、曼荼羅（まんだら）役に宇崎竜童。NPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長であるが、裏の顔は特殊詐欺グループの名簿屋を名乗る高城役に生瀬勝久。

　一方、大阪府警で特殊詐欺の捜査をする捜査一課の刑事・佐竹役に吉原光夫。同じく大阪府警にある特殊詐欺合同特別捜査班の班長・日野役に江口のりこ。

　そしてネリも加担する特殊詐欺の道具屋であり、「亥誠組」とのつながりを持つ新井ママ役に天童よしみ。博識ながら「ふれあい荘」に住み特殊詐欺の受け子をして生きる通称“教授”役に大場泰正。

　グローバル・マクロ投資家の大物で総資産500億ドルにものぼるゴヤ・コーポレーションの会長の胡屋役に淵上泰史。裏賭場の帳付、さらに裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女・林田役にサリngROCK。

　解禁となった予告映像は、特報映像より一層緊迫感が増した映像となっている。「ホンマもんの詐欺師にはなりとうない。」というネリ（安藤）とジョー（山田）の、脱出することのできない “最底辺”での“仕事”の一端を垣間見ることができる。

　そこに高城（生瀬）から「日本の根幹をゆるがすビッグビジネス」の存在を告げられるネリ。そして思いがけず手にした3億円を前にはしゃぐジョーの姿と、そこへ迫りくる刑事や投資家、裏社会の人間たちの姿。「選択は二つ。主人のもとへ戻るか、切り裂かれるか」というせりふが＜持たざる者＞である姉弟の、後には引けない心情を表している。

　詐欺師、元ヤクザ、刑事、道具屋、投資家、賭博屋。誰が敵で、誰が味方なのか？そして、このビッグビジネスの裏に隠れる＜巨悪＞とは!?本作のムビチケ前売券は、今週21日より発売開始。

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