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国家を揺るがした驚愕の実話を映画化『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』日本公開決定

 フランスの総合原子力企業アレバ(現オラノ)社のCFDT(フランス民主労働組合連盟)代表モーリーン・カーニーが国家的スキャンダルに巻き込まれた実話を映画化し、今年3月にフランス本国で公開され大ヒットした社会派サスペンス『LA SYNDICALIST(原題)』が、『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』の邦題で10月20日より公開されることが決定した。

実話を映画化した『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』10月20日より公開決定 (C)2022 le Bureau Films-Heimatfilm GmbH + CO KG-France 2 Cinema

実話を映画化した『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』10月20日より公開決定 (C)2022 le Bureau Films-Heimatfilm GmbH + CO KG-France 2 Cinema

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 本作は、会社とその未来、そして従業員の雇用を守るため、中国とのハイリスクな技術移転契約の内部告発者となったモーリーンが、自宅で襲われるという肉体的暴力と、それを自作自演だと自白を強要する権力側からの精神的暴力に対し、屈することなく6年間闘い続け、無罪を勝ち取るまでを描いた、驚愕の実話を映画化したもの。

 中国とのハイリスクな極秘取引を知り、内部告発者となってそれを明るみに出した。その取引が5万人以上の雇用を脅かすものだったからだ。彼女は政府の閣僚や企業のトップに捨て身で立ち向かう。社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国問題、夫婦の関係など、今の日本にも共通する問題を、モーリーンを軸にサスペンスフルな展開で浮かび上がらせる。

 モーリーン・カーニーを演じたのはフランスを代表する俳優のイザベル・ユペール。監督はこれまでもイザベル・ユペール主演作品『ゴッドマザー』(2021年)を手がけたジャン=ポール・サロメ。脚本は『ローズメイカー 奇跡のバラ』(21年)のファデット・ドゥルアール。撮影は『1640日の家族』(22年)のジュリアン・ハーシュ。音楽は『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(16)のブリュノ・クーレが担当する。

 あわせて解禁されたポスタービジュアルは、モーリーンを演じたイザベル・ユペールが、強い信念と正義感をまとい大勢の従業員を背に、壮絶な戦いに身を投じていく瞬間を切り取ったデザインとなっている。

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