アイドルグループ・AKB48とNMB48での活動を経て、2018年から俳優として活動している市川美織（29）が21日、都内で行われた主演映画『夢叶えるサウナ』（今秋公開予定）の完成披露イベントに登壇した。

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　同作は、人生の重要な選択を迫られる、アラサー女子4人の友情物語。市川演じる主人公のOL・山崎のぞみが、30歳を目前に、5年付き合った彼氏から別れを告げられ、「人生崖っぷちすぎる！」と自覚。取り柄もなければ夢もない、なんとなく日々を生きてきた自分の将来に不安を覚えていく。「サウナ部」と称して、地元のサウナに集まり、たわいもない日々の話をすることで疲れを癒やしていた、学生時代の友人たちもそれぞれ悩みを抱えている。

　市川が「いかがでしたか？」と観客に問いかけると、タイミングが合わず、まばらな拍手に。「半分くらいしか聞こえないけど、それって面白くなかったってこと？」とふくれっ面を見せると、観客も大きな拍手で返した。

　続いて観客に感想を聞く流れに。「とても面白かったです。サウナに入りたくなったのと、地元の友だちが4人組なので、会いたくなりました」とファンが伝えると、市川は「仕込みかと思うくらいの完璧な感想をありがとうございます」と感謝。「まずはやっと見ていただけたことが、素直にうれしいなと面白いと思います。SNSは匿名だから、言葉のナイフに注意して、サウナのように熱い気持ちを伝えていただければと思います」と呼びかけた。

　撮影は、泊まり込みで行われたそう。「ちょっとした修学旅行の感覚で、撮影が終わった後にみんなで集まって撮影のお話や女子トークをする中、率先して台本の読み合わせが始まって。それがあったおかげで4人の関係性が日に日にでき上がった感じがして、ちょうど作品にマッチしていたと思いました」と充実した撮影を振り返った。

　最後に、同じグループで活動していた平田梨奈に促され、市川は「フレッシュレモンになりたいの〜」となじみのキャッチコピーを披露。会場から歓声が上がると、「たまに、あの子はフレッシュレモンになれなかったのかなという意見を見ますが、まだ追い続けています」と宣言した。

　イベントには、「サウナ部」のメンバーを演じる天木じゅん、平田、宮瀬なこと平岡亜紀監督のほか、主題歌を担当するサウナアイドル・100℃の世界（田島春那、龍杏美、柴田陽夏）も登壇した。