俳優の深川麻衣、前田敦子、石井杏奈が、7月20日スタートする読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ『彼女たちの犯罪』（毎週木曜　後11：59）で共演することが12日、発表された。『ルパンの娘』『忍者に結婚は難しい』などの横関大氏の同名小説（幻冬舎文庫）を実写化。どこかにいそうな“普通の幸せ”を追い求める女性3人を描くスリリングサスペンスとなる。

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　それぞれに葛藤を抱えながら、全く接点なく暮らしていた女性たちの人生が、1人の女性の失踪事件をきっかけに思いもよらぬ方向へ進み、やがて“彼女たちの犯罪”の真相が明らかになるというストーリー。

　深川が日テレ系ドラマで初主演を務め、日村繭美（ひむら・まゆみ）を演じる。繭美は、大手アパレル企業で広報を担当する32歳で、センスがよく容姿端麗だが、恋愛では思っていたような結果が出ず、結婚できないことに内心激しく焦っているキャラクター。

　また、前田演じる神野由香里（じんの・ゆかり）は、専業主婦の34歳。裕福な家に嫁ぎ、不自由ない暮らしを送っているが、子どもができず、夫から家政婦扱いされるなど、孤独を感じている。

　そして石井が演じるのは、29歳の新人刑事・熊沢理子（くまざわ・りこ）。正義感にあふれ、交番勤務を経て念願の刑事となったが、人知れず苦悩している。

　中山喬詞プロデューサーは「これは3人の主人公が、それぞれにとっての“普通の幸せ”を追い求める物語です。でも、そう簡単には上手くいかない…もがけばもがくほど歯車が狂っていく一方…それでもなお懸命に人生を切り拓いていこうとする彼女たちの姿をのぞき見してもらえたらと思っています」と予告。

　原作の横関氏は「深川麻衣さん、前田敦子さん、石井杏奈さんの三人がどのように出会い、どのような関係になり、そしてどんな顔を魅せてくれるのか。原作者としても大変楽しみにしております。一度乗ったら降りられないジェットコースターのようなドラマ。そんな作品に仕上がることを期待してやみません」と期待を寄せた。

■深川麻衣　コメント
――今回の作品と自身の役どころの印象について
原作を読ませていただいてとても面白かったのですが、ドラマでは原作とは違う展開になっていたり、違うスパイスが加わったりしているので、原作のファンの方も新鮮な気持ちで楽しんでもらえるようなお話になっています。
仕事での繭美は、バリバリ働いていて、部下からも尊敬されるような女性ですが、強く見えるけれど実はちょっともろかったり、弱いところもあるので、そんな人間らしさを視聴者の方に共感してもらえるような女性にしていけたらいいなと考えています。繭美・由香里・理子の人生がどう交わってぶつかっていくのかを見守ってもらえたらうれしいです。

――前田敦子さん、石井杏奈さんとの共演について
お二人との共演は今回が初めてなのですごく楽しみです。今から面白い作品になる予感がしているので、撮影が待ち遠しいです。

――視聴者へのメッセージ
ラストに向けて一筋縄ではいかない、二筋縄でも三筋縄でも行かない展開が待ち受けているので、どんな展開が待ち受けているのか一緒に想像しながら楽しんでもらえたらうれしいです。

■前田敦子　コメント
――今回の作品と自身の役どころの印象について
プロットを読ませていただいた時点ですごく面白くて、魅力的なドラマだなと思ってぜひ参加したいとおもいました。台本を読んでいても、最初からすごく伏線がちりばめられているので、映像になったら視聴者の方にもいろいろ推理してもらいながら見て、楽しんで、盛り上がっていただける作品になるんじゃないかなと思います。私自身がサスペンスに初めて参加するので、とても楽しみです。
由香里は繭美や理子たちに出会ったときに初めて、女性として解放される部分があるのかなと思うので、嘘がないように演じられたらいいなと思います。少し難しい内容のように感じますが、みんなで支え合いながら繊細に演じられたらいいなと思っています。

――深川麻衣さん、石井杏奈さんとの共演について
楽しい夏になりそうな予感がしています。すごくシリアスなシーンが多いからこそ、撮影現場ではみんなで楽しく過ごせたら。仲の良さが作品の深さになるのではないかと思うので、とても楽しみです。

――視聴者へのメッセージ
女性たちがそれぞれに「自分たちにとっての幸せとは何か」を問う内容になっているので、見てくださる皆さんにとっても、日常の中の自分の幸せってなんだろうなと改めて考えるきっかけになるのではと思います。毎回どんでん返しが気持ちいい内容になっていると思うので、楽しんでいただけたらうれしいです。

■石井杏奈　コメント
――今回の作品と自身の役どころの印象について
視聴者の皆さんにも、何が真実で何が嘘なのか、誰が敵で誰が味方なのかと考えながら整理しながら、一緒に物語を進めていただけるドラマになると思います。
理子はいろんな顔を持っていて、過去の顔、家族への顔、仕事での顔、自分自身と向き合うときの顔…と、多面性を出していきたいなって思います。繭美、由香里とセッションしていく中で、生まれるものもたくさんあると思うので、とても楽しみです。

――深川麻衣さん、前田敦子さんとの共演について
劇中の中でも個性豊かなキャラクターがどういうふうに化学反応を起こしていくか楽しみです！

――視聴者へのメッセージ
一話からさまざまな展開がリズミカルに進んでいくところが見どころだと思います。人間だれしも何かを抱えて幸せを求めて生きているように、登場人物全員がそういう気持ちを抱えて生きているので、見てくださる皆さんにも共感していただける作品になっていると思います。