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岡田准一「1月の深夜5日間、朝までずぶ濡れ」 綾野剛&藤井道人監督と名古屋&岐阜で“過酷撮影”秘話

 俳優の岡田准一綾野剛が30日、名古屋と岐阜で映画『最後まで行く』(公開中)の舞台あいさつを実施。名古屋と岐阜は同作のロケ地となり、大河ドラマ『どうする家康』で岡田演じる織田信長ゆかりの地ともあって、ファンの期待に応えて、藤井道人監督とともに“名古屋と岐阜まで行く”と銘打った緊急凱旋が実現した。

『最後まで行く』名古屋と岐阜まで行くイベント(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会

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 ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いた韓国映画を藤井道人監督がリメイク。陰謀に巻き込まれていく刑事・工藤(岡田)と、それを追う謎の監察官・矢崎(綾野)が織りなす、年の瀬の96時間=4日間の物語を描くクライムサスペンス。

 3人の登場で大歓声に包まれたミッドランドスクエアシネマ(名古屋)では、岡田が「きょうこうして直接ごあいさつできることをうれしく思っています。先ほど皆と一緒にひつまぶしを食べてきて、元気いっぱいです。撮影のことを思い出して、地元に帰ってきた感じもあります」とあいさつ。綾野は「ロケ地の愛知・名古屋に戻ってこれてとてもうれしいです。ここに立てて光栄だと思っています」、藤井監督は「撮影の時は愛知の方にたくさんご協力をしていただいて、たくさんの魅力的なシーンを撮ることができました。きょうは直接お礼を伝えることができて光栄です」と感謝を伝えた。

『最後まで行く』岐阜での舞台あいさつに登場した(左から)綾野剛、岡田准一、藤井道人監督(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会

『最後まで行く』岐阜での舞台あいさつに登場した(左から)綾野剛、岡田准一、藤井道人監督(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会

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 愛知ロケでは、工藤(岡田)が誤ってはねてしまった遺体を車のトランクにいれて走行中、検問に引っかかってしまう冒頭の絶体絶命のシーンをはじめ、予告映像でも話題となっているドラム缶が車に落ちるシーンや、橋でのカーチェイスのシーンなど、重要な撮影が行われた。

 エピソードとして、藤井監督が「クランクイン“雨降らし”といって雨を降らせて撮影をするシーンだったんですけど、岡田さんは5日間くらいずぶ濡れでした」と振り返ると、岡田は「1月の深夜5日間、朝までずぶ濡れで大変でした」といい、「普段撮影時、中にインナーを着ないんですけど、たくさん着込みました。最後のお墓のシーンは、山の知識をフル活用して、世界の登山家のトップが着ているものを着ました」と回顧。綾野が「僕はウエットスーツ着てました。これがなれば最後まで行けてませんでした」と表現するほど過酷な撮影だったよう。

 さらに、綾野が「准一さんの反応をリアルに撮るためにCGではなく実際に落としているとのことで、そもそもあのドラム缶どこで見つけてきたんですか?作り物ですか?」と向けると、藤井監督は「作ったものではなく、本物のドラム缶です。実際に落としたので音もすごかったです」と明かした。

 また、観客の話題になっている尾田(磯村勇斗)の渾身のモノマネについて、藤井監督が「実はあのシーン、隣にいた駿河太郎さんのツボに入っちゃってNGが何度かあったんです」と話すなど、数々の撮影エピソードで盛り上がった。

 モレラ岐阜(岐阜)での舞台あいさつでは、岡田が「みなさんのお声もあり、また綾野さんの地元ということで、綾野さんに連れてきていただきました。岐阜のみなさんと本作のことを話せることをとても幸せに思います」と喜びを伝え、綾野は「岡田准一さんと藤井道人監督を岐阜にお招きいただきました。とても感激しております」と感慨深げ。藤井監督は「僕の兄貴でもある剛さんに岐阜に連れてきてもらえて光栄です。撮影の時も岐阜のみなさんにお世話になりました」と語った。

『最後まで行く』名古屋での舞台あいさつに登場した(左から)綾野剛、岡田准一、藤井道人監督(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会

『最後まで行く』名古屋での舞台あいさつに登場した(左から)綾野剛、岡田准一、藤井道人監督(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会

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 「〇○まで行く」キャンペーンと称して岐阜に来たことについて、岡田が「(綾野さんの)地ですからね。実家にも連れて行ってくれるって言ってくれました(笑)」というと、綾野は「どこまでも行きたいですね」と笑いを誘う場面も。

 岐阜では、工藤と矢崎が対決をするクライマックスの金庫のシーンや、岡田が慌てふためく火葬場のシーンなどの撮影が行われた。その金庫のシーンでのアクションについて綾野は、岡田の動きを「岐阜から各務原の間にトンネルができたようなくらいはやい」とたとえ、ご当地ネタでに場内は大爆笑となった。

 そして最後に、岡田は「想いを込めて藤井監督とつくっていった作品を観て頂けることをすごくうれしく思っています。人生の中でいい時間を過ごせたなと思ってもらえたら僕たちは幸せです。そういう映画をつくれたことを誇りに思っています」と胸を張った。

 綾野は「コロナ禍であったり、なかなか都内ではないところで舞台あいさつをできることが少なくなりました。そのなかで、今回岐阜でみなさんと同じ時間を過ごせたことが、僕たちにとってもパワーとなりました。僕たちが映画を届けることで、みなさんが何か感じてほしいし、今いただいたパワーを作品に投下できるよう精進していきます。この作品もまだまだ続きますので、多くの方々へ伝えていただいて、観ていただけたら幸いです」と呼びかけ、藤井監督は「本作はたくさん隠し味が残っています。1回目は勢いで観ていただいて、2回目から細かいエッセンスを探して、みなさんでシェアしていただけたらうれしいです」と語った。

 このほか、名古屋のシンボルである中部電力MIRAI TOWER (旧・名古屋テレビ塔)をバックに、ロケ地でもあるオアシス21でもフォトセッションを実施。ロケ地に再び戻ってこれたことの喜びを分かち合った。

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  • 『最後まで行く』名古屋と岐阜まで行くイベント(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会
  • 『最後まで行く』岐阜での舞台あいさつに登場した(左から)綾野剛、岡田准一、藤井道人監督(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会
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