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日本アニメに影響を受けたハリウッドの“才能”が開花、マイケル・B・ジョーダン『クリード 過去の逆襲』インタビュー

 伝説のボクシング映画『ロッキー』シリーズ。そのDNAを継承した『クリード』シリーズの3作目『クリード 過去の逆襲』(公開中)で、主人公アドニス・クリードを演じるマイケル・B・ジョーダン。今作でアドニスを演じるのは3度目となる彼は、カメラの後ろ側にも立ち、監督と製作も務めた。日本での公開前に初来日を果たした。“大の日本アニメ好き”で知られ、『クリード 過去の逆襲』における日本のアニメ要素も話題となっている。

映画『クリード 過去の逆襲』(公開中)で主演・監督・製作を務めたマイケル・B・ジョーダン

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 5月中旬の来日中に行ったインタビューでジョーダン監督は、「前作『クリード 炎の宿敵』(2019年)を撮っている途中から、監督をやってみたいというか、自分は次にどんな『クリード』を観たいのか、ということを夢想し始め、それが明確なビジョンへと発展していきました」と、監督を務めることは自然な流れだったようだ。

 「役者として長年やってきた中で、自分なりのアイデアというか、やってみたいな、と思いついたことがあっても、実現しないことの方が多いわけですよね。自分の頭の中だけにそっとしまわれていくいろいろなアイデアを、チャンスがあったら引っ張り出して使いたいと思ってきた中で、ついに監督に挑戦させてもらえることになった。それはもう意欲をかき立てられ、わくわくしました」

映画『クリード 過去の逆襲』(公開中)(C)2023 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved. CREED is a trademark of Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

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 本作で実現したことの1つが、大好きな日本のアニメの要素を取り入れることだった。

 「映画の冒頭に登場する2002年頃の少年アドニスのベッドルーム。ここに日本のアニメ『NARUTO -ナルト-』や『機動戦士ガンダムSEED』のポスターを貼っています。ほかにも私が子ども時代に親しんだものがたくさん置いてあります。HBCU(歴史的黒人大学)の記念品や、自分が思春期の頃にめちゃくちゃ好きだったハル・ベリーのポスター、『ブラックパンサー』のコミックなど。編集段階でだいぶカットしてしまったのが残念なのですが、いろいろ見つけてほしい」

 アニメのポスターを貼ったことは、ジョーダン監督いわく「小さなこと」で、「自分が好きな日本のアニメの影響下でこの映画を撮ることができたことが、自分にとっては大きなことでした。オマージュを捧げるつもりで撮ったシーンもあります」と語る。

 日本のアニメの影響がもっとも顕著なのは、本作の肝であるボクシングシーン。『NARUTO -ナルト-』や『はじめの一歩』などのアニメの視点にヒントを得て、ボクシングの振り付けやカメラワークを考え抜いて撮影を行った。そこで大活躍したのが、IMAX認証デジタルカメラ。表現領域が最大26%増えるというIMAX版拡大アスペクト比を利用し、グローブに超接近したり、スピードを変えたりして、実際に見ている世界とは異なる心の目に映るものを見せたり、パンチがヒットして玉の汗が飛び散ったり、受けた衝撃で肉体が波打ったりする描写を可能にした。その結果、ボクシングの試合を見るのとは違う迫真さで、実際にリング上にいるような、リングサイドにいるような感覚を本能的に味わえる。これは、これまでの『ロッキー』シリーズや『クリード』の前2作とも一線を画すもので、全編にわたって“はじめの一歩”を踏み出した、ジョーダン監督の新しい映画になっている。

映画『クリード 過去の逆襲』(公開中)で主演・監督・製作を務めたマイケル・B・ジョーダン

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 「本作は、『クリード』の続編であり、3部作の3作目でもあり、はじまりを描く物語でもある」と、ジョーダン監督。『ロッキー』シリーズのロッキーとアドニスが二人三脚で苦難を乗り越えてきた前2作を経て、ボクシング選手として頂点を極めた末に現役を引退、順風満帆な第2の人生を送っていた男が、ある日、久しぶりに再会した友人から思いもよらない強烈なパンチをくらい、自分自身の過去と向き合い、再びにリングに上がって戦う物語。過去に何があったのか、緊張感とサスペンスにあふれた人間ドラマとして、シリーズのファンはもちろん、過去シリーズ未見の人でも楽しめそうだ。

 初監督にして、新たな“才能”を世に知らしめたジョーダン監督は、「役者として、かなりの撮影現場を経験してきたので、監督業も『こんな感じかな?』とイメージできた反面、主演をしながら監督をすること自体が初めてのことだったので不安もありました。でも、撮影の1日目が終わった時には、もう不安に感じることはなくなっていました。監督の仕事はマルチタスク。一度にたくさんのことを一番高いレベルでやらなければいけない。一番大きな挑戦は時間のマネジメントでした」と、監督デビューを振り返っていた。

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  • 映画『クリード 過去の逆襲』(公開中)(C)2023 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved. CREED is a trademark of Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.
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