プロフィギュアスケーター・羽生結弦の自叙伝『蒼い炎』シリーズ（扶桑社）全4巻の40万部突破を記念して、「愛蔵版BOXセット」が7月6日に発売されることが決定した。数量限定で5月26日より予約を開始する。

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　『蒼い炎』シリーズは2012年4月に刊行。11年に起きた東日本大震災でホームリンクが被災し、全国のリンクを転々としていた羽生の助けになればと出版企画をオファーした。羽生は自身の印税をすべて損壊したアイスリンク仙台へ寄付することを希望。これまでにシリーズ累計40万部を超えるロングセラーの印税すべてと出版社の売上げの一部は、同リンクを運営する加藤商会に寄付され、活用されている。

　特製BOXの表面は震災の被災者へ鎮魂の思いを込めて「Notte Stellata」を舞う羽生の演技写真で、特殊な加工が施された見えない翼から、羽が舞う様子が表現されている。BOXの裏面は、羽生が初めて全日本ノービスで優勝した9歳のときの写真や、ソチ五輪と平昌五輪で金メダルを獲ったときの写真など成長して活躍していくときの流れをコラージュにしている。

　また、このBOXに収められる愛蔵版だけのオリジナルカバーも公開。1巻の『蒼い炎』は鎮魂の思いを込めて演技した11年ジャパンオープンでの「ホワイト・レジェンド」。『蒼い炎II−飛翔編−』は14年ソチ五輪で金メダルを獲得したSP「パリの散歩道」の演技写真、『蒼い炎III−究竟（くきょう）編−』は18年平昌五輪で66年ぶりの五輪2連覇を達成したときのフリー「SEIMEI」の演技写真、『蒼い炎IV−無限編−』は22年北京五輪でのSP「序奏とロンド・カプリチオーソ」の演技写真となっている。

　さらに限定特典として、通常版の発売時に書店向けに作成された販促用POP4枚を封入。ハガキサイズのカードに羽生の直筆メッセージが添えられている。そのほか、戦績や大会イベントなどを記録した「羽生結弦年表」が小冊子として同封される。また、『蒼い炎』については、本文のフォントを他の3冊にそろえるかたちで大きくし、より読みやすくな
るよう新たにレイアウトしている。

　既刊の4冊を収納できるよう、特製BOX単体でも発売される。「愛蔵版BOXセット」はAmazonと楽天ブックスでの販売、「特製BOX」単体は、楽天ブックスのみでの販売になる。