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伊藤健太郎、朝井大智&小西貴大からの“大好き”に照れ「ありがとうございます」

 俳優の伊藤健太郎、朝井大智、小西貴大が20日、都内で映画『静かなるドン』の後編・公開記念舞台あいさつに出席した。

映画『静かなるドン』の後編・公開記念舞台あいさつより

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 同作は、「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で1988年〜2013年まで連載された同名漫画が原作。昼はサラリーマンの草食系男子で夜は暴力団総長という2つの顔を持つ主人公・近藤静也(伊藤)が、カタギでい続けることを願いながらも、新鮮組の危機に直面するストーリー。

 映画上映後、満席の観客による万雷の拍手の中、ステージにやってきた登壇者たち。12日に行われた『前編・公開記念舞台あいさつ』に続き、約1週間後に再び観客の前での舞台あいさつを行うこととなり、伊藤も「なかなかできることではないのでうれしいですし、前編はもちろんなんですが、後編は特に観てもらいたいという思いが非常に強かったので、すごくうれしいですね」と笑顔。また本作の反響も非常に良いそうで「自分のまわりの方もそうですし、ファンの方などからもいろんなコメントをいただいているんですけども、それもすごくいい反響なのでうれしいですね」と笑顔で付け加えた。

 劇中では、伊藤演じる静也と敵対していた鬼州組若頭・沢木全次郎を演じた朝井。「劇中で、沢木と静也はけっこうバチバチにやっていましたけど、現場ではそんなこともなく。いろんなお話をさせていただきましたし…。僕は大好きです」と語る伊藤に対し、朝井も「僕も…」と返して会場をわかせた。朝井は「僕は三年前から日本でやらせていただいているんですけど、その前に台湾でやっていた時から伊藤さんのことは知っていて。実は(ドラマ『東京ラブストーリー』で伊藤が演じた)カンチの大ファンです」と告白し、会場は盛り上がった。「まさか共演できるとは思っていなかった」と感慨深い様子を見せた朝井に、「ありがとうございます」と笑顔を見せた伊藤。そんな2人のやり取りに、会場からも思わず大きな拍手がわき起こった。

 新鮮組の組員で、静也を慕う祐輔を演じた小西も“伊藤大好き”という思いでは負けていないそう。「僕が(静也を自宅から会社に)送って行く時って、昼と夜の顔をするんですよ…。僕だけに」と明かした小西の言葉に、客席のファンからは思わず「キャー」という歓喜の声。その様子に笑顔を見せた小西が「もちろん(昼の静也も、夜の静也も)両方好きなんですけど、そこの間の、頼もしいんだけど優しい静也さんが…。大好きです」とキッパリと語ると会場からは大きな拍手が。そんな小西との共演に、伊藤が「小西くんは僕より年上なんですけど、祐輔と静也のお芝居をしやすいようにすごくお話をしていただいたので、そこは助けていただきました」と語るなど、本作の撮影も非常にいい関係性で行われていた。

 また、クライマックスの沢木と静也の対決シーンは冬に撮影されたとのことで、「本当に寒かったですね」と振り返った伊藤。「山奥で撮影をしていたんですけど、そこを犬のお散歩のルートとされているおじさまがいて。『犬、かわいいですね』なんて言っていたら、『ここ幽霊出るから気を付けてね』と言われてビックリしました」と伊藤が語ると、朝井も「夜は暗くなるんで、ちょっと怖かったですね」と振り返った。

 そんないわく付きのロケ場所ではあったが、クライマックスの対決シーンはそんなことを感じさせないほどの熱量に仕上がった。「健太郎くんはアクションがすごいから、パンチが見えないんですよね。アクションって相手のパンチを見て、(そのリアクションとなる)動きをしないといけないんですけど、健太郎くんのパンチが見えないから、あらかじめ動きを覚えるしかなかった」と明かした朝井の言葉に、会場からも思わず拍手が。それに対して伊藤は「アクションがすごく好きなので、昔にアクションの練習をしたりしていたので。あとは現場でも一番若かったということもあって。若さの勢いを見せてやろうと思って頑張りました」と返した。

 「ただ僕はけっこうリハーサルをしたかったんですよ」と正直な思いを明かした朝井だったが、「でも(伊藤は)慣れているから。ここはこうですね。分かりました、で終わっちゃって。『え、俺はリハーサルに付き合ってほしいのに』と思ったのに…。やっぱりうまい人は違うんですよ」とコメント。その言葉に「そりゃヒドいですね」と反省の弁を述べた伊藤だったが、朝井は「でもちゃんと俺に合わせてくれましたからね」とフォローを入れていた。

 イベント内では、そんな本作の大ヒットを受けて、6月5日から8日まで、新宿バルト9、T・ジョイ梅田で前編後編の同時公開が行われることが発表された。伊藤も「本当は前編と後編を続けて見てほしかったんです。いろいろな伏線もあるし、続けて見れば分かりやすい部分もあるんで、本当なら続けて観てもらいたいところなんですが、なんせ(合わせて)4時間以上ありますんで。皆さん、映画を観た後は整体のご予約だけしていただければ」と冗談まじりにトーク。

 続く朝井も「最初、沢木は若頭からはじまって、組長にまでならせていただくんですが、静也の成長とともに、沢木の成長でもあるので。本当にありがたい」としみじみ。さらに小西も「本当にうれしいですし、たくさんの大人たちが朝から夜まで頑張ってつくった作品なので。それをこうやってまだまだ観ていただけることになったというのは本当にありがたいことだと思います」と感慨深い様子を見せた。

 そして最後に「ようやく前編と後編、皆さまのもとにすべてをお届けすることができてうれしいです」とあらためて切り出した伊藤は、「皆さまの中でいろんな解釈や、受け取り方があると思いますので、そういう風に楽しんでいただけたら。そしていつか静也が日本統一をしていく姿を皆さまにお届けできるように、皆さまにもいろいろとお力をお借りできたらと思うので、どうか宣伝をよろしくお願いします」とさらなる続編の制作に向けて、気合十分だった。

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