「いつ見ても絵になる」「見惚れる」とSNSで羨望を集める家がある。30代のご夫婦アツノリさん(@house_atsumi)とmioさん(@mi_archi)のご自宅だ。ともに建築士という2人が暮らすのは、和モダンテイストの平屋。29坪とコンパクトな造りながら間取りや内装の随所に施された工夫は、まさにプロならでは。 “住まい”のエキスパートが暮らすこだわりのマイホームとは。
■深い軒とテラス、庭を居室にする斬新アイディア
アツノリさん宅のテーマは「集う家」。友人や家族と集まり“みんなで食事とお酒を呑みながら楽しめるような暮らしがしたい”というコンセプトを軸に家づくりをスタートさせた。90坪の敷地には29坪の平屋のほか、6台分の駐車スペース、焚火やバーベキューができるテラスが設けられ、大勢で庭キャンプも楽しめる。
ご自宅の特長のひとつは「深い軒」。1.5mの軒下に広がる5帖のウッドデッキと、その眼前に広がるテラスは、まさに「外にある居室」だ。食事や読書、時にはハンモックを置いて昼寝も…と多目的に利用している。
室内は中央に木の箱で覆われたキッチンエリアがあり、リビングと仕事部屋、水回り、寝室へと回遊できる間取りになっている。目を引くのは、リビングに置かれた3mもの長大な座卓。座ったり寝転んだり、思い思いの体勢でくつろげるよう床座スタイルを採用している。
――どこを見ても落ち着き感があり、「大人の余裕」を感じるご自宅です。ご夫婦のお気に入りポイントを教えてください。
【アツノリ】 私はみんなでワイワイできる座卓テーブルですね。妻は「そのみんながワイワイ楽しんでいる様子が眺められるキッチン」だそうです(笑)。とにかく2人とも、友人や家族が遊びに来て、居心地の良さを感じてくれていること、楽しんでくれている事が何よりうれしく思っています。
――木の箱で覆われたキッチン、とてもユニークです。
【アツノリ】 一見窮屈そうに見えますが、キッチンの床はリビングより1段下がっていて、視界の先は庭に抜けるのでとても居心地の良い空間になりました。周囲の木の板は、実は収納になっているんですが、徹底的に扉がわかならい仕様にしています。
■インテリアはルールを決める、そしてなるべくシンプルに
――Instagramの写真を見て驚きました。まさかここが収納とは…。それにしても、まさに思い描いていた「集う家」になっているんですね。和モダンテイストの内装も素敵です。
【アツノリ】 我が家は内装選びをする際ルールを決めました。内部の木材はすべてナラに統一。金物は極力使用しない。使用する場合はブラックにする。内部の壁仕上げは外壁色とベージュで統一。最初にルールを決めると時間も短縮され、考えることも少なくなり簡単になります。なるべく箱はシンプルに。生活していくと色々なものがでてきます。ライフスタイルや歳も変化していきます。そんな時はなるべくテイストが自由になるようシンプルを心がけると良いと思います。
――室内には部屋を仕切る扉が一切なく、さらに小屋裏(こやうら)があったりと、将来的にさまざまに応用できる自由度の高い設計も特徴的ですね。
【アツノリ】 人が変わるように家も変わっていけることが大切だと思っています。10年前に今のような暮らしになることを予想できた人は少ないと思います。その瞬間に完璧なものを作っても後々それが不自由になることもあります。それよりも、少し不完全な、余白のある家の方が自由で柔軟ではないでしょうか。不完全なものを完成に近づけていったり、変えていったり。そんな工夫をする暮らしの方が、より豊かで楽しいと思っています。
――家を建てるとなると「完璧」を求めてしまいがちですが、理想は「不完全で余白のある家」でしょうか。
【アツノリ】 そうですね。「余白」は将来の自分たちのためです。100%にしないことはネガティブなことではなくむしろポジティブなことです。余白が無ければ変化しにくくなります。100%を求めて家づくりをすると本来楽しいはずの家づくりが辛いことになってしまう方がいます。心にも余白が大切です。ぜひ、肩の力を抜いて楽しんで家づくりをしてください。
▼アツノリさん宅DATA
岐阜県/ご夫婦(夫37歳、妻38歳)/建坪90坪・延床面積29坪平屋
・キッチン 5.5帖
・LD 17帖
・寝室 3.5帖
・WIC 2帖
・小屋裏 11帖
・土間収納 4.5帖
・土間玄関 2帖
・仕事部屋兼子供部屋 8帖
・ウッドデッキ 5.5帖
・庭 20帖
■深い軒とテラス、庭を居室にする斬新アイディア
アツノリさん宅のテーマは「集う家」。友人や家族と集まり“みんなで食事とお酒を呑みながら楽しめるような暮らしがしたい”というコンセプトを軸に家づくりをスタートさせた。90坪の敷地には29坪の平屋のほか、6台分の駐車スペース、焚火やバーベキューができるテラスが設けられ、大勢で庭キャンプも楽しめる。
室内は中央に木の箱で覆われたキッチンエリアがあり、リビングと仕事部屋、水回り、寝室へと回遊できる間取りになっている。目を引くのは、リビングに置かれた3mもの長大な座卓。座ったり寝転んだり、思い思いの体勢でくつろげるよう床座スタイルを採用している。
――どこを見ても落ち着き感があり、「大人の余裕」を感じるご自宅です。ご夫婦のお気に入りポイントを教えてください。
【アツノリ】 私はみんなでワイワイできる座卓テーブルですね。妻は「そのみんながワイワイ楽しんでいる様子が眺められるキッチン」だそうです(笑)。とにかく2人とも、友人や家族が遊びに来て、居心地の良さを感じてくれていること、楽しんでくれている事が何よりうれしく思っています。
――木の箱で覆われたキッチン、とてもユニークです。
【アツノリ】 一見窮屈そうに見えますが、キッチンの床はリビングより1段下がっていて、視界の先は庭に抜けるのでとても居心地の良い空間になりました。周囲の木の板は、実は収納になっているんですが、徹底的に扉がわかならい仕様にしています。
■インテリアはルールを決める、そしてなるべくシンプルに
――Instagramの写真を見て驚きました。まさかここが収納とは…。それにしても、まさに思い描いていた「集う家」になっているんですね。和モダンテイストの内装も素敵です。
【アツノリ】 我が家は内装選びをする際ルールを決めました。内部の木材はすべてナラに統一。金物は極力使用しない。使用する場合はブラックにする。内部の壁仕上げは外壁色とベージュで統一。最初にルールを決めると時間も短縮され、考えることも少なくなり簡単になります。なるべく箱はシンプルに。生活していくと色々なものがでてきます。ライフスタイルや歳も変化していきます。そんな時はなるべくテイストが自由になるようシンプルを心がけると良いと思います。
――室内には部屋を仕切る扉が一切なく、さらに小屋裏(こやうら)があったりと、将来的にさまざまに応用できる自由度の高い設計も特徴的ですね。
【アツノリ】 人が変わるように家も変わっていけることが大切だと思っています。10年前に今のような暮らしになることを予想できた人は少ないと思います。その瞬間に完璧なものを作っても後々それが不自由になることもあります。それよりも、少し不完全な、余白のある家の方が自由で柔軟ではないでしょうか。不完全なものを完成に近づけていったり、変えていったり。そんな工夫をする暮らしの方が、より豊かで楽しいと思っています。
――家を建てるとなると「完璧」を求めてしまいがちですが、理想は「不完全で余白のある家」でしょうか。
【アツノリ】 そうですね。「余白」は将来の自分たちのためです。100%にしないことはネガティブなことではなくむしろポジティブなことです。余白が無ければ変化しにくくなります。100%を求めて家づくりをすると本来楽しいはずの家づくりが辛いことになってしまう方がいます。心にも余白が大切です。ぜひ、肩の力を抜いて楽しんで家づくりをしてください。
▼アツノリさん宅DATA
岐阜県/ご夫婦(夫37歳、妻38歳)/建坪90坪・延床面積29坪平屋
・キッチン 5.5帖
・LD 17帖
・寝室 3.5帖
・WIC 2帖
・小屋裏 11帖
・土間収納 4.5帖
・土間玄関 2帖
・仕事部屋兼子供部屋 8帖
・ウッドデッキ 5.5帖
・庭 20帖
2023/05/19