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崔洋一監督「お別れの会」7・7に都内で開催決定

 昨年11月27日に亡くなった、映画監督の崔洋一さん(享年73)を偲んで、「お別れの会」が、7月7日に東京・神保町の如水会館で開催されることが決まった。崔監督と縁ある人たちが集まり、ゆかりの映像を流すなどして故人を偲ぶ。

崔洋一監督

崔洋一監督

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 崔さんは、1949年7月6日生まれ、長野県佐久市出身。70年代から大島渚監督『愛のコリーダ』(76年)や松田優作さん主演『最も危険な遊戯』(78年)などの助監督を務め、83年にベネチア国際映画祭に出品された『十階のモスキート』で長編映画デビュー。以後、『いつか誰かが殺される』(84年)など一連の角川映画を監督したほか、数々のテレビ映画を手がけ実力を開花させていく。

 岸谷五朗が主演した映画版『月はどっちに出ている』(93年)で53にわたる映画賞を総なめにし、一躍脚光を浴びる。ロカルノ映画祭国際シネクラブ賞を受賞した『豚の報い』(98年)、ブルーリボン賞などを受賞した『刑務所の中』(2002年)、日本アカデミー賞最優秀監督賞など数々の受賞を果たした『血と骨』(04年)と、立て続けに話題作・意欲作を世に問い、高い評価を得ている。

 松田優作がイメージ・キャラクターをつとめた『焼酎貴族トライアングル』のTV CMの演出も担当。このCMは斬新・洒脱な映像センスで一世を風靡した。2020年製作の2本のドキュメンタリー作品、『松田優作・メモリアル・ライブ』『優作について私が知っている二、三の事柄』が遺作となった。

 04年から日本映画監督協会の理事長を務め、後進育成にも尽力。情報番組のコメンテーターなどとしても活躍した。

 喪主は、妻の青木映子さん。お別れ会の発起人(順不同・敬称略)に、迫本淳一(松竹代表取締役社長)、島谷能成(東宝代表取締役会長)、多田憲之(東映代表取締役会長)、夏野剛(KADOKAWA代表取締役社長)、佐藤直樹(日活代表取締役社長)、本木克英(日本映画監督協会理事長)、伊藤俊也(日本映画監督協会監事)、新谷学(文藝春秋執行役員・編集長)、荒井晴彦(脚本家)、鄭義信(脚本家)、藤竜也(俳優)、岸谷五朗(俳優)、鈴木京香(俳優)が名を連ねる。

 世話人(順不同・敬称略)に、梶間俊一(日本映画監督協会理事)、南場雄二(日本映画監督協会事務局長)、立花珠樹(共同通信社編集委員)、香月純一(東映衛星放送代表取締役会長)、石川剛(NEXTEP執行役員)、片桐健滋(映画監督)、久保田雅美(東映ビデオプロデューサー)。

 事務局(順不同・敬称略)は、香月純一(事務局長)、中村隆彦、石川剛、久保田雅美。

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