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藤竜也、劇中のゲートボールシーンはノーCG・吹替無し スーパープレイを収めたメイキング映像解禁

 昭和から令和の現在まで活躍し続け、主演・出演作品が100本を超える俳優・藤竜也(81)が主演を務めた映画『それいけ!ゲートボールさくら組』が本日(12日)より劇場公開。劇中のゲートボールシーンについて、野田孝則監督は当初CGを使うことも考えていたそうだが、藤を筆頭にさくら組のメンバーを演じる俳優たちの見事な役づくりによって、彼らのゲートボールシーンはすべて吹替無しで撮影したという。

映画『それいけ!ゲートボールさくら組』(5月12日公開)(C)2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

映画『それいけ!ゲートボールさくら組』(5月12日公開)(C)2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

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 同映画は、青春時代の元ラグビー部の仲間たちが、マネージャーだったサクラが経営するデイサービス“桜ハウス”を倒産の危機から救うため、ゲートボールの大会で優勝を目指すことになるというストーリー。藤が演じる主人公・織田桃次郎とともに、さくら組を結成する高校時代からの元ラグビー部仲間を演じたのは、石倉三郎(76)、大門正明(73)、森次晃嗣(79)、小倉一郎(71)ら、平均年齢76歳・合計380歳。

 さくら組の面々はゲートボール大会に出場するレベルの技術を身につける必要があっただけでなく、素人がゲートボールを始めて徐々にうまくなっていく過程も描くため、うまくなりすぎてもいけない、という難しい役づくりが求められた。

 クランクイン前、顔合わせの時に軽く練習を行い、それぞれスティックとボールを持ち帰り自主練を開始。野田監督「本当はCGでいろいろやろうと思っていた」というが、俳優たちのあまりのポテンシャルの高さに吹替無しを選択したという。

 解禁されているメイキング映像では「皆さんうまいからそのまんまやりますよ」という監督に、藤が「いやいやプレッシャーですよ、あれは」と返しつつも、最後にゴールポールに当てれば上がりというシーンで見事に当てたスーパープレイが収められている。劇中で敵チーム・ブラックファイブを演じた面々からも「強すぎる!」「普通に負けた!」「勝ち目ないですよ!」と拍手が沸き起こったほど。

 スター俳優の面目躍如といった感じの藤だが、現場では毎朝、監督のもとへ来て、「私が演じる桃次郎は高卒でしょうか? 大卒でしょうか?」「監督おはようございます。このシーンなんですが、こういう感じにしてみてはいかがでしょうか?」などと疑問に思った点や、提案を直立不動でするという、とても謙虚な姿勢でどん欲に役を追求していたという。

 そんな藤に監督も恐縮しきり。さらに監督が驚いたのは、監督自身が設定したそのキャラクターをはるかに超える″桃次郎“の人物像を藤が作り上げてきたことだった。たとえば、飲み屋の女将から石倉三郎演じる“菊男”との関係について「だって2人は親友でしょ」と問われ、「親友ね……」と返すシーンでは、「親友ね…」のニュアンスで、2人が歩んできた60年の歴史がにじみでるような(関係性が伝わるような)芝居を披露。また「藤さんが現場で台本を開いているのを一度も目にしたことはなかった」そうで、そんな藤の姿勢に「こちらも身が引き締まった」と語っている。

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