俳優の小池栄子(42)が「第31回橋田賞」を受賞し、10日に都内で行われた授賞式に出席した。昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で演じた“北条政子カラー”の紫のドレスに身を包んで登場し、「やっぱり自分は芝居が好きなんだと確信することができた」と撮影を振り返った。
小池は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の北条政子役を熱演し、歴史上の人物に新しい息吹を吹き込んだことが評価された。主人公の姉として、将軍の母として、さまざまな困難に直面しても受け止め、前を向いていく姿を演じきり、多くの視聴者の指示を得て物語を牽引(けんいん)した。
賞状と副賞を受け取った小池は「このように名誉あるすばらしい賞をいただきまして橋田(寿賀子)先生、関係者の皆さま、誠にありがとうございます」と感謝。「1年半という長い撮影期間でしたが、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが温かくてやっぱり自分はお芝居が好きなんだと確信することができました」と思いをかみしめた。
自身が演じた北条政子については「周りの方々から『稀代の悪女を演じるんだね』『嫌われるね』という言葉をいただいたのですが、とても家族愛にあふれたチャーミングな人でした。新しい北条政子という人物が、プロデューサー、(脚本の)三谷(幸喜)さんの希望通りに自分を通してお伝えできたかと思っております」と自信に満ち溢れた笑顔を見せた。
そして「話したい思いはあるのですが、この辺で終わりにしてもいいですか?」とMCを務めた安住紳一郎アナウンサーに質問。「YouTube配信が怖いので、ここまでにしておきます」と小池らしさのある言葉で、会場の笑いを誘った。
1993年に創設された「橋田賞」は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出。橋田文化財団理事会で報告・承認された。受賞者には、本賞の置時計と副賞として賞金100万円が贈られる。
【第31回橋田賞】
■『silent』(フジテレビ)
「恋愛と音」というテーマに絞って掘り下げ、登場人物の心の揺れ動きを丁寧に描いた作風が近年のドラマ演出と一線を画し、多くの人に評価された。
■『プレバト!!』(毎日放送)
知的エンターテインメントというジャンルで放送10年を超え多くの人に支持され続けてきた。
■小池栄子
『鎌倉殿の13人』(NHK)の北条政子役の高い演技力が評価された。
■長澤まさみ
『エルピス―希望、あるいは災い―』(関西テレビ)で、葛藤するジャーナリストという社会性の高い役を演じきった。
【第31回橋田賞新人賞】
■目黒蓮(Snow Man)
『silent』、『舞いあがれ!』(NHK)で好演。特に『silent』では聴覚障害という難しい役を演じきり、多くの支持を得た。
■伊藤沙莉
『拾われた男』(NHK)、『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)の演技に対して。その演技力は特筆に値する。
■生方美久氏
『silent』の繊細な世界を感動とともに描いた高い筆力に対して。
【第31回橋田賞特別賞】
■草笛光子
長年の放送界での活躍と功績に対して。
■加山雄三
長年の放送界での活躍と功績に対して。
【第31回橋田賞野村昭子賞】
※昨年6月29日に亡くなった野村昭子さんの遺族により、同財団へいただいた寄付をもとに新設された特別賞で、主に助演で活躍した人に贈られる
■いまむらいづみ
テレビドラマで長年、その高い演技力で存在感のある役を演じてこられた、その功績に対して。
小池は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の北条政子役を熱演し、歴史上の人物に新しい息吹を吹き込んだことが評価された。主人公の姉として、将軍の母として、さまざまな困難に直面しても受け止め、前を向いていく姿を演じきり、多くの視聴者の指示を得て物語を牽引(けんいん)した。
賞状と副賞を受け取った小池は「このように名誉あるすばらしい賞をいただきまして橋田(寿賀子)先生、関係者の皆さま、誠にありがとうございます」と感謝。「1年半という長い撮影期間でしたが、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが温かくてやっぱり自分はお芝居が好きなんだと確信することができました」と思いをかみしめた。
自身が演じた北条政子については「周りの方々から『稀代の悪女を演じるんだね』『嫌われるね』という言葉をいただいたのですが、とても家族愛にあふれたチャーミングな人でした。新しい北条政子という人物が、プロデューサー、(脚本の)三谷(幸喜)さんの希望通りに自分を通してお伝えできたかと思っております」と自信に満ち溢れた笑顔を見せた。
そして「話したい思いはあるのですが、この辺で終わりにしてもいいですか?」とMCを務めた安住紳一郎アナウンサーに質問。「YouTube配信が怖いので、ここまでにしておきます」と小池らしさのある言葉で、会場の笑いを誘った。
1993年に創設された「橋田賞」は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出。橋田文化財団理事会で報告・承認された。受賞者には、本賞の置時計と副賞として賞金100万円が贈られる。
【第31回橋田賞】
■『silent』(フジテレビ)
「恋愛と音」というテーマに絞って掘り下げ、登場人物の心の揺れ動きを丁寧に描いた作風が近年のドラマ演出と一線を画し、多くの人に評価された。
■『プレバト!!』(毎日放送)
知的エンターテインメントというジャンルで放送10年を超え多くの人に支持され続けてきた。
■小池栄子
『鎌倉殿の13人』(NHK)の北条政子役の高い演技力が評価された。
■長澤まさみ
『エルピス―希望、あるいは災い―』(関西テレビ)で、葛藤するジャーナリストという社会性の高い役を演じきった。
【第31回橋田賞新人賞】
■目黒蓮(Snow Man)
『silent』、『舞いあがれ!』(NHK)で好演。特に『silent』では聴覚障害という難しい役を演じきり、多くの支持を得た。
■伊藤沙莉
『拾われた男』(NHK)、『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)の演技に対して。その演技力は特筆に値する。
■生方美久氏
『silent』の繊細な世界を感動とともに描いた高い筆力に対して。
【第31回橋田賞特別賞】
■草笛光子
長年の放送界での活躍と功績に対して。
■加山雄三
長年の放送界での活躍と功績に対して。
【第31回橋田賞野村昭子賞】
※昨年6月29日に亡くなった野村昭子さんの遺族により、同財団へいただいた寄付をもとに新設された特別賞で、主に助演で活躍した人に贈られる
■いまむらいづみ
テレビドラマで長年、その高い演技力で存在感のある役を演じてこられた、その功績に対して。
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- 1. 小池栄子、大河出演で再確認「芝居が好き」 ”北条政子カラー”に身を包み決意「コツコツとやっていきたい」
- 2. 長澤まさみ『橋田賞』受賞に感慨「テレビの世界でやってきて良かった」
- 3. Snow Man目黒蓮、『橋田賞』新人賞を受賞 『silent』での演技評価「頑張ってきてよかった」
- 4. 伊藤沙莉、俳優生活20年「たくさん頑張ったというよりは楽しかった」 原作もの演じる心境告白
- 5. “長老”86歳・加山雄三「人間長生きすると良いことある」 『橋田賞特別賞』受賞に喜び
- 6. 『プレバト!!』が『第31回橋田賞』を受賞 開始当初は“迷走”で才能ランキングは「起死回生の最後の一手」
- 7. 『silent』が『橋田賞』で脚光 連ドラ脚本デビュー・生方美久氏、目黒蓮も喜び
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2023/05/10