俳優の岡田准一（42）、綾野剛（41）が26日、都内で行われた映画『最後まで行く』（5月19日公開）の完成披露舞台あいさつに登壇した。

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　同映画は、ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いた韓国映画を藤井道人監督がリメイク。悪い時には悪いことは重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事と、それを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間＝4日間の物語。

　岡田と綾野にとって、13年前の『SP』以来となる共演。岡田は「『SP』にちょっとだけ出ていただいた。その時は、『これから売れる方です』という感じでご紹介いただいた。それから時を経て、時々、知り合いを通じて『共演したいです』とお声がけいただいた。やっと実現した作品」としみじみ。

　共演しての感想を問われると岡田は「面白かったですね」と即答。続けて「一枚一枚、敏感になるよう皮膚をはいで現場に立っているような役者さん。あと覚悟を強いてくる役者さん。本当に車をぶつけて来そうな。『用意、スタート』って言われたら、どうでもよくなっちゃいそう（笑）。そんなことないですけど雰囲気として『今、綾野じゃなくて矢崎なので何か？』みたいな（笑）。何があっても役柄として生きる覚悟がある。相手に覚悟を求める役者の匂いがする。共演して、いい役者さんだなと思いました」と絶賛した。

　一方の綾野は「『SP』の時に初めてお会いして、その時に掛けていただいた言葉はずっと覚えている。自分が成長した姿で准一さんと共演したい、というのが目標だった。この作品でかなえてくださってうれしかった」と感慨深げ。「何より大変だったのは現場で准一さんへのリスペクトが役として漏もれてしまわないか。でも、目の前で准一さんの芝居を見れて、ただただ幸せでした」と頬が緩んでいた。

　イベントには、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、リモートで藤井道人監督も参加した。