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納車7ヵ月待ち…外装パーツを全て変えた、スペインからの“逆輸入”ロードスター

 4月14日から16日にかけて、ヘリテージカーから最新のものまで“クルマ文化を愉しむ”をコンセプトに、千葉・幕張メッセで開催された『AUTOMOBILE COUNCIL 2023』(オートモビル カウンシル)。世界に名だたる名車が揃う中、多くの来場者がカメラを向けていたのが、独特なレトロ感をまとったスポーツカー「グランドアルバイシン」だ。

フータン・オートモービルズ グランドアルバイシン ビスポーク 画像提供/フータンジャパン

フータン・オートモービルズ グランドアルバイシン ビスポーク 画像提供/フータンジャパン

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 この車は、スペイン・サンタフェで1991年に設立された少数生産の自動車コーチビルダー(改造車体メーカー)、フータン・オートモービルズが、ブランド第1号として世に送り出した2シータースポーツカー。ベースはなんと、世界中にファンを持つマツダ『ロードスター』。正規輸入販売を手掛けるフータンジャパン(大阪府)の加藤明寛氏は言う。

「日本で言うと光岡自動車のようなコーチビルダーの会社が、マツダ『ロードスター』のスペイン仕様車であるマツダ『MX-5』の内外装にカスタムを施しています。外装のパーツは全てオリジナルで、クラフトマンがハンドメイドで1台1台製作しています」

 サイズは前後方向で30センチ弱、横方向で9センチ弱ベース車より大きくなっているが、車重はベース車のときと同じまま。重くなりがちなオープンカーで、ライトウエイトを実現させたことで、世界中で大喝采を受けた『ロードスター』へのリスペクトがある。

「ヨーロッパでは日本以上にライトウエイトスポーツカーの人気は高いので、その特性は変えることなく、いかしています」

 日本での取り扱いをリリースした2月以降、車系メディア中心に話題となっており、大阪の企業だが、関東からも問い合わせも多数届いているという「グランドアルバイシン」。現在日本で取り扱っているのは、クラシックスタイルを追求した「ヘリテージ」と、スポーティでネオクラシックなテイストの「ビスポーク」の2モデル。それぞれ、自分好みにカスタマイズできる選択肢が豊富に用意されているのも特徴だ。

「まず、ボディを選んでいただいた後、ルーフをカブリオレ仕様(幌など柔らかい素材)にするかタルガ仕様(金属・樹脂など硬い素材=ハードトップ)にするかお選びいただけます。さらに、エンジンも1.5 Lか2.0Lからお選びいただけます。ただし、タルガモデルは1.5Lのベース車両が存在しないので、2.0Lのみとなります。
 また、ボディカラーはもちろん、内装も、標準装備のエコレザーを23色用意しています。例えば、ハンドルの真ん中はこの色、サイドはこの色、タイピングはこの色と、細かい部分までお好きに組み合わせていただくことができ、自分好みのオリジナリティあふれる特別な1台を作り上げることができます。多少変動はあるものの、現在ご注文いただいてから7カ月間お待ちいただかなければなりませんが、その分、ご満足いただける内容になっていると思います」

 逆輸入という形ではあるが、ベースはマツダ車なので、整備は普通の自動車整備工場で対応可能だという。

「旧車やレトロなデザインの車が好きだけど、メンテナンスが不安という方にも安心して乗っていただけます」

 装備、仕様によって異なるが、車両価格は910万円からとなっている。

文/河上いつ子

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