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「玄関も子ども部屋も広くなくていい」元ハウスメーカー設計士が明かす“コスパの良い間取り”

 近年、地方でも増えているという「30坪未満」の家。元・大手ハウスメーカー設計主任のはなこさん(@hana_madori_designer)によると、そんなご自宅にこそおすすめの「コスパの良い間取り」があるという。採用することで同じ坪数でもより広いリビングが実現できたり、収納量アップにつながることも。家づくりのエキスパートが明かす、コンパクトハウス向きの間取りプランとは。

「子ども部屋は絶対6帖ないといけないなんてことないです(笑)」とはなこさん。(※写真はイメージ)

「子ども部屋は絶対6帖ないといけないなんてことないです(笑)」とはなこさん。(※写真はイメージ)

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 大手ハウスメーカーにて設計主任を務め、現在は、フリーランスの間取りデザイナー兼ハウスメーカーの垣根を超えた住宅相談を行う設計士として活動するはなこさん。既存の設計プランに対し、より家事動線が良くなる配置や、回遊動線のある間取りに変えた提案をすることで、驚かれることも多いと話す。そんなはなこさんイチオシの「コスパの良い間取り」は、まずは次の3つ。

1) 玄関は1坪

「一般的な戸建て住宅では、玄関(たたきと玄関ホール)は1.5坪(約3畳ほど)で計画することが多いですが、1坪でもアイディア次第で使い勝手は悪くありません。土間収納を設けて玄関スペースに物が出ないようにする、またLDKに通じるドアを引き戸にし、開いた時の圧迫感をなくす。高気密・高断熱のお家は冬場でも廊下が暖かいので、あえて玄関スペースとLDKを区切らないような提案も考えられます」

2) 子ども部屋は4.5帖以下

「絶対6帖ないといけないなんてことないです(笑)!4.5帖以下と聞くと狭く感じるかもしれませんが、学習スペースをリビング側に計画したり、収納はファミクロを使うなどすると、意外とちょうどよい空間に。お子さんが2人以上なら、成長するまでは4.5帖の部屋を続き間にして広く利用するのもおススメです」

3)「水まわりやLDKを2階に」という柔軟な発想

「洗面やお風呂といった水まわりを2階にしたことで、30坪以下でも20帖以上のLDKを実現しているご自宅もあります。基本的に1階に要望が集中しがちなので、2階にうまく分散させて計画できると坪数も無駄のないプランになります」

 さらに、限られた空間を最大限に利用するためには「動線のシェア」も欠かせないそう。

「コンパクトハウスでは、それぞれのスペースをただ単に小さくするのではなく、本来使うべき空間を共有すること、つまり動線をシェアすることで圧倒的に無駄な空間がなくなります」

 トイレは玄関や洗面所横に配置する、階段はリビング階段、廊下に洗面や収納を作るといったアイディアが有効という。

「トイレに関して言うと、階段下を活用するのもありだと思います。まずは絶対こうしなきゃ!というイメージを外すこと。当たり前にとらわれないことで、“30坪未満”でも快適な暮らしを実現できます」

▼建築士ママ・はなこさん
間取りデザイナー&建築士。大手ハウスメーカーに8年間勤務、設計部主任を務めたあと独立。現在はフリーランスで間取りのセカンドオピニオンや土地購入前診断、ハウスメーカーの垣根を超えた住宅相談を行う。

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