映画デビューから45年、俳優の光石研が12年ぶりに映画単独主演を務めた『逃げきれた夢』(6月9日公開)のポスタービジュアルと予告編が解禁となった。自身の地元でもある北九州を舞台に、定時制高校で教頭を務める中年男・末永周平が人生のターニングポイントに気付き、不安定な心を抱えながらもテキトーにこなしてきた「これまで」に区切りをつけ、「これから」のために新たな一歩を進もうとする姿を描く。
監督・脚本は俳優としても活躍の場を広げる新鋭・二ノ宮隆太郎。映画監督・瀬々敬久が審査員を務めた2019年フィルメックス新人監督賞のグランプリ受賞作である脚本を基に二ノ宮監督自ら映画化することで商業映画デビューの切符を手に入れた。
今回解禁となったポスタービジュアルは、どこか不安げで心許ない表情で遠くを見る周平のワンショットスチールをベースに、「いやー参ったどうしようかね、これから」「本当、人間期待したらいけんって、なんにでも。私、思うんですよ」「ずっと恵まれとうのに……なんなんやろうな」といった、人生絶賛悩み中の周平らしいせりふの数々が印象的に目を引くビジュアルになっている。
予告編は、周平が家族とコミュニケーションを取ろうと試みるも上手くいかず、なんだか情けなく見える姿から始まる。一大決心として「学校辞めるわ、俺。」と告げるも妻・彰子(坂井真紀)も、娘・由真(工藤遥)も無関心。
空回る日々を過ごす周平はある日、元教え子・平賀南(吉本実憂)の働く定食屋でお会計をせず立ち去ってしまう。「俺、病気なんよ、忘れるんよ。」――周平は最低ではないが最高とも言い難い、冴えない自分の人生を見直し始めるが、認知症により息子の顔を見ても反応のない父親に「どうしようかねぇ、これから」と将来の不安を漏らしてしまったり、旧知の仲である石田(松重豊)と会話を弾ませるも「なんか問題あるんだったら言え、どうせ言わんのやけど」と胸の内を見透かされてしまったりと、テキトーにしていた人間関係の精算は難しい。
さらに、かつての教え子たちに掛けられる「逃げんでね、先生」、「やけん、なんか言ってよ」という言葉は周平をどこへ導くのか。いまさらジタバタ右往左往するほど若くもないが、最期を迎えるまでじっと待つにはまだ早い。そんな中年男が選ぶ新たな一歩が可笑しくも切ない物語を紡いでゆく。
最後に瀬々敬久監督が本作に寄せた「描かれている世界は小さいけれど 大きなものが伝わってくる。言葉にならない感動というものがあるとしたら この映画に違いない」というコメントで予告映像は締められる。どこか人間臭いリアルさが放つおかしさと胸に迫る切なさが感じられる映像に仕上がっている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
監督・脚本は俳優としても活躍の場を広げる新鋭・二ノ宮隆太郎。映画監督・瀬々敬久が審査員を務めた2019年フィルメックス新人監督賞のグランプリ受賞作である脚本を基に二ノ宮監督自ら映画化することで商業映画デビューの切符を手に入れた。
予告編は、周平が家族とコミュニケーションを取ろうと試みるも上手くいかず、なんだか情けなく見える姿から始まる。一大決心として「学校辞めるわ、俺。」と告げるも妻・彰子(坂井真紀)も、娘・由真(工藤遥)も無関心。
空回る日々を過ごす周平はある日、元教え子・平賀南(吉本実憂)の働く定食屋でお会計をせず立ち去ってしまう。「俺、病気なんよ、忘れるんよ。」――周平は最低ではないが最高とも言い難い、冴えない自分の人生を見直し始めるが、認知症により息子の顔を見ても反応のない父親に「どうしようかねぇ、これから」と将来の不安を漏らしてしまったり、旧知の仲である石田(松重豊)と会話を弾ませるも「なんか問題あるんだったら言え、どうせ言わんのやけど」と胸の内を見透かされてしまったりと、テキトーにしていた人間関係の精算は難しい。
さらに、かつての教え子たちに掛けられる「逃げんでね、先生」、「やけん、なんか言ってよ」という言葉は周平をどこへ導くのか。いまさらジタバタ右往左往するほど若くもないが、最期を迎えるまでじっと待つにはまだ早い。そんな中年男が選ぶ新たな一歩が可笑しくも切ない物語を紡いでゆく。
最後に瀬々敬久監督が本作に寄せた「描かれている世界は小さいけれど 大きなものが伝わってくる。言葉にならない感動というものがあるとしたら この映画に違いない」というコメントで予告映像は締められる。どこか人間臭いリアルさが放つおかしさと胸に迫る切なさが感じられる映像に仕上がっている。
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2023/03/28