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クロちゃん、半生ドラマ化で大逆転狙う 人生は「まだマイナス」もドラマでプラスの領域へ

 動画配信サービス「Paravi」で、お笑いトリオ・安田大サーカスクロちゃん(黒川明人/46)の半生をドラマ化したParaviオリジナル人生ドラマ劇場『クロちゃんずラブ〜やっぱり、愛だしん〜』を22日から独占配信する。これまで数々のテレビ企画などでモンスター芸人と取り沙汰されてきたクロちゃん。そんな彼のこれまでの過去を深く知っている人は少ない。クロちゃんを丸裸にするべく、本人及び周辺者にインタビューを重ね、驚くべきエピソードが多数発覚。“ウソのようで本当”のドラマとなった。ORICON NEWSでは、クロちゃんにインタビューを行い、これまでの人生を振り返りつつ、これからの人生を語ってもらった。

Paraviで『クロちゃんずラブ〜やっぱり、愛だしん〜』への思いを語ったクロちゃん (C)ORICON NewS inc.

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■まさかの半生がドラマ化 これが人生逆転のチャンスに?

 主演のクロちゃん役には、野村周平、各話で変わっていくヒロインには、第1話から順に、伊原六花田鍋梨々花川津明日香佐野ひなこ松井愛莉と人気俳優が集結した。

――『クロちゃんずラブ〜やっぱり、愛だしん〜』の製作はおめでとうございます。おめでとうございます、なんですかね?
【クロちゃん】ドッキリだと思いましたよ、マジで(笑)。まず、ドッキリだと思ったし、何でしょうね…。よくわかんないです…。

――どういった経緯で?
【クロちゃん】伝えられた時に1番最初はドッキリだと思いました。そしたら打ち合わせで「自身のことをしゃべってもらいたい」と。それが2時間ぐらいあったんです。そこからパタッと音沙汰がなくて。1ヶ月半ぐらいかな。ポシャったのか、ウソだったのか、何だったんだろうと思っていたところで急に「全部できました」と来たんです。頭が着いてこなかった。

――そんな流れだったんですね(笑)。
【クロちゃん】その間にも、たかみな(高橋みなみ)が「しゃべってきたよ」って言ってきた。(ワンワンニャンニャンの)菊地(優志)も「話してきました」と報告があったんです。何の報告なのかなって…。挙句の果ては初めて付き合った彼女にコンタクトを取って打ち合わせしたらしい。いまだに初めて付き合った彼女は仲がいいんですけど。どこまで誰に聞いているのかよくわかんないです。今も、こうして取材を受けてますけど不思議です。どういう感情でやっていいのかわからない…。でも、半生をドラマで描いてもらうなんて偉人の人とか、注目されている人のイメージ。みんなに刺さってもらえる人じゃないとやってもらえないので、正直、ドッキリかと思った反面、チャンスだなと思いました。

――チャンスとは?
【クロちゃん】自分は炎上しているとか、最悪だとか、最低だとか、いろいろ言われてます。ショックだったのは道端で信号を待っている時に子どもが泣いていて、お母さんが「ウソつきはクロちゃんの始まりだからね」って言っていたんです。「クロちゃんは嫌だ!」って泣いていて…。とうとう、そこまで行ったのかと…。そんなに言われることあります? SNSで「米隠し」って言われたり、いつの時代なんだよって。令和の時代の日本で「米騒動」があるのは僕のSNSぐらいですよ。でも、自分のこういうドラマでイメージが上がるんじゃないかと思うんです。世の中から嫌われていた出川さんみたいにひっくり返る可能性があるのでチャンスだと思いました。

――ドラマで改めて人生を振り返ると、ご自身では波乱万丈な人生だと思いますか?
【クロちゃん】自分に素直な子でした。やっている行動の一つひとつにキチンと理由があるな、と思いました。

――それが結果として「ウソつきはクロちゃんの始まり」とまで言われてしまいました。
【クロちゃん】素直に生きていると周りにいろいろと言われるけど、みんなは素直に生きなくて周りに合わせるのが楽しいのかなって思いが昔からあったんです。周りの人が言っても合わせたくないと合わせなかった。あと、集団があまり好きではなかったんです。集団でいると強くなったって勘違いするヤツが多いから。調子こいているなと思うんです。よく自問自答していたのが、「俺は一匹狼としての牙をなくしてしまったのか」と。1人で好きなことをできないヤツが、いろんな人といて好きなことをできないと逆に思ったんです。「みんながいるからできるんだ」ではなく、「1人でできるからこそ、みんなが集まってくるんだ」という考え方。結構、1人でいました。

――そんな黒川明人役には野村周平さんとなります。配役を聞いた感想は。
【クロちゃん】自分の役ってことですよね。ヒゲ生やしたら似てるなって思いました。この撮影が始まる前まで、野村くんは会ったことなかった。役者さんとしてカッコいいし、これ本当にチャンスだなと思いました。この7年か、8年ぐらい「頑張っていたらクロちゃんも出川さんみたいになれる」と言われてました。出川さんからもご一緒させてもらった時にツイッターを見せたら「クロちゃん、思ったよりも早く変わるかもしれない」と言われたんです。思った以上に罵詈雑言がすごくて。それを言われているからこそ、出川さんなりの分析があったんでしょうね。それを言われて早7年ぐらい経ってますけど(笑)。いつ変わるのかなと思っているけど、たぶん『クロちゃんずラブ』が変わるチャンスだと思います。

■まさかの野村周平にドッキリ危機? まだマイナスの人生もドラマで逆転へ

Paraviで『クロちゃんずラブ〜やっぱり、愛だしん〜』への思いを語ったクロちゃん (C)ORICON NewS inc.

Paraviで『クロちゃんずラブ〜やっぱり、愛だしん〜』への思いを語ったクロちゃん (C)ORICON NewS inc.

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――過去に恋した女性役で伊原六花さん、田鍋梨々花さん、川津明日香さん、佐野ひなこさん、松井愛莉さんが参加します。タイプなのは?
【クロちゃん】これ、難しいんですよね。佐野ちゃんはカワイイと思いました。撮影現場にあいさつしに行った時にいたのが田鍋さんでした。清楚な感じで。ギャルが好きだから佐野ちゃんとかがいいなって思っていたけど、僕の守りたいゾーンみたいなのが出てきた。自分が出たかったなと思いました。そんな子と共演なんてできない。しかも、恋人関係みたいな感じになる。清楚な感じもいいなって思ってしまいました。

――確かに黒川明人を1番知っているのは役作りもいらないクロちゃんですもんね。
【クロちゃん】演技なんてできないから野村くんがやってくれてラッキーだなって思ったんです。カッコいいし。僕もある意味、カッコいいですけど。シュッとした感じの野村くんがやってくれることによって、同じことをやっていてもイメージが変わると思いますし。でも、ヒロインが毎回、変わるならしくじったと思いました…。ゴリ押しでもなんとか自分でやるべきだった。でも、表裏一体だと思うんです。今後、野村くんに来るはずだった役が僕に来るかもしれないですし。逆に野村くんが変なドッキリに引っ掛けられる可能性もありますし。変わる可能性ありますよ!

――『水曜日のダウンタウン』が野村さんにドッキリする日が楽しみです(笑)。
【クロちゃん】もし野村くんがそうなったら「ごめんね」って思います(笑)。クロちゃん役を受けたばっかりに、まさかの足かせがあるかもしれないですよね(笑)。

――脚本をご覧になっての感想を伺ってもいいですか?
【クロちゃん】自分が覚えていないことも結構あるんですよ。嫌なことがありすぎたら「忘れないと」と思って忘れてしまっているんです。それをスタッフさんとかが、いろんな人に打ち合わせと言う名の事情聴取をしているから台本を見て「こんなことあったっけ?」と思い出すことも多かったです。

――こんなところまで調べているんだ、と驚いたことは?
【クロちゃん】ティッシュペーパーが好きだったんです。ティッシュペーパー、と聞くと変な感じに思うかもしれないですけど(笑)。ティッシュペーパーが好きでやっていたことを、もう僕は忘れていたんですけど、台本の中に出てきたりするんです。歯みがきをする時に普通の歯みがきと今考えると違っていたことをやっていて、それが出てきたりしています。懐かしいと思いました。

――なかなか刺激的なエピソードも盛りだくさんでしたが、本当に逆転できますかね?
【クロちゃん】打ち合わせでは結構いいところを言っていたのに、全然、採用されてないんですよ! なんなんですか、あれ! 台本もギリギリまで見せてくれなくて…。「ほぼ確定なので」と渡されたんです。「いつまでに」と言われてなくて、マネージャーからの「ほぼほぼOK」というのも聞いていたから、台本を読むのが遅れたんです。仕事が忙しくて忘れていて、1週間ぐらいして見てみたら全然いいところがなくて…。「騙したな!」と思いましたよ。でも、ウソじゃないし…。本当のことだから文句も言えない…。撮影にお邪魔させていただいた時に監督から、ヒロインの子全員が「フィクションですよね?」って聞いてきて「ノンフィクションです」って返して驚いていたと伝えられました。それを伝えられて、どうすればいいんだって思いましたよ(笑)。でも、自分が正しいと思ったら、やる子だった。「やってくれたな」という気持ちは台本を見た時にありましたけど、これを見て「変わってないのはステキだな」と思ってもらえる可能性はある。俺は、その可能性に賭けます。

――野村さんが演じますしね。
【クロちゃん】撮影を見に行った時に声の出し方が難しいらしくて。ただの高めの裏声じゃないらしく。カメラが回る直前に毎回「ワワワワワァ〜♪」みたいなことをやっていて。野村くんは「入ってこないから、毎回入れている」と言っていて、「どうしたらいいんですか?」と逆に聞かれました(笑)。あとは演技指導もしました。「ワワワワワァ〜♪」と僕の中で大事な必殺技は出し方が違いました。そこは監督を通じて注意しました。「角度が違う」と。それを間違えられると僕の半生がウソになってしまうので。そこは修正を加えました。

――最後に伺いたいことが1つ。死ぬ寸前の過酷ドッキリも受けつつ、今は10年ぶりの彼女となるリチとの交際もしています。クロちゃんの人生を総括して今は幸せですか?
【クロちゃん】プラスマイナスで言うと、まだマイナスが多いと思うんです。みんなは「めちゃくちゃプラスじゃん!」って言うけど、全国民から「ウソつき」って言われたり、本の帯に「日本中から嫌われている」ってついていたりしてるんですよ…。それで言うと、プラスマイナスでゼロにはなっていない。今回の『クロちゃんずラブ』でゼロに戻すんじゃなく、プラスの領域にしっかり上げる。ニュークロちゃんになります。彼女ができて「おめでとう」って言ってくれる人もいるけど「本当に付き合ってるの?」とか「どうせ、まだ説が続いてるんでしょ?」とか言われる。今のままだったら、それが続くので早く払拭したいですね。

――僕もいまだにドッキリだと思っています(笑)。
【クロちゃん】おかしいでしょ(笑)。この前も記者の方が家の前にいて、何かと思ったら「本当に付き合ってるんですか?」って(笑)。事務所に言ってくれたら答えるのに! あんなに意味のない直撃取材はないですよ!

――正直な話、取材をしていますが『クロちゃんずラブ』もドッキリなのではと思っています(笑)。
【クロちゃん】待ってください! やっと僕は、ドッキリじゃないと思えるようになってきたのに! 野村くんもしっかり演技してくれてましたよ。これはクロちゃんが変わるためのドラマ。クロちゃんのことを「クズ」だ「最低だ」とか言ってきた人も僕の半生を見ることで信念があるとわかってくれると思う。「努力はしない」って言っているけど、『クロちゃんずラブ』で自分の人生を振り返ると恋愛とかは、もしかしたら努力をしていたのかなと思いますね。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。
【クロちゃん】クロちゃんの半生が詰まった『クロちゃんずラブ』。これを見てキュンキュンしてください! もっと好きになってだしんよ〜。

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. クロちゃん、自身の半生ドラマ化に驚き「自分のドラマが出来るなんて」 主演は野村周平 ヒロインは5人
  2. 2. クロちゃん、半生ドラマ化で大逆転狙う 人生は「まだマイナス」もドラマでプラスの領域へ

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