ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

剛力彩芽、守られてきた20代… 30代を迎え「甘えることがうまくなった」

 俳優業はもちろん、幅広いジャンルでの活躍をみせる剛力彩芽(30)。忙しい毎日は、常にさまざまなものを“選択”していく日々だという。そんな剛力が昨今大切にしているのは“直感”。守られてきた20代、事務所を独立して迎えた30代。剛力はいま、どんなことを考え日々過ごしているのだろうか。

剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


■新しい道を切り開いていく男性を、女性は放っておかないのかも

 剛力が出演する最新作が、映画『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』だ。本作で剛力は、坂本龍馬の恋人・おりょうを演じている。おりょうは、明治維新の立役者と言われた坂本龍馬を強い信念で支えた力強い女性だが、剛力にとっては、非常に思い出深いキャラクターだという。

 「25歳のとき、フジテレビの27時間テレビのドラマ『私たちの薩長同盟』でもおりょうを演じたんです。そのときは、タイトル通り薩長同盟を成し遂げたのは、女性だったという設定のもと、強い女性として演じていたのですが、今回は龍馬さんを支える存在であることを強く意識しました。同じキャラクターでも、作品によって演じ方が変わってくるのは、とてもおもしろかったです」。

 おりょうという女性を二度演じて、龍馬という人物の魅力をどのように感じたのだろうか。

 「『龍馬さんの目はいつも遠い日本の未来を見ていましたのに』というセリフがあるのですが、時代関係なく、とても大事な姿勢だと思うんです。決められた道を歩くのではなく、新しい道を切り開いていく。おりょうはそんな龍馬さんの姿を放っておかないのかなと。未来を一緒に歩んでいきたいと思わせてくれる人なんでしょうね」。

 新しい道を切り開いていく――。長く所属していた事務所を離れ、独立した剛力にも共通する部分ではないのだろうか。

 「私自身もそういうタイプなのですが、ビビリでもあるんですよね(笑)。龍馬さんのように難しく考えるのではなく『とりあえずやる!』という行動力に憧れます。以前は小さい悩みから大きな悩みまで、とりあえずじっくり考えていたのですが、結局、最初に直感的に思っていたことにたどり着く事が多いので、今は直感を大事にするようにしています」。

■いまは“直感を大切に”ワクワクすることを選択していきたい

剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

 昨年30歳という節目を迎えた剛力。10代、20代はたくさんの人に守られてきたという。周囲から多くのサポートをしてもらえたからこそ、早く大人になることを自然と意識してしまっていたようだ。

 「10代からお仕事をさせてもらって、大人の方に囲まれていたからだと思うのですが、20代前半までは『とにかく早く大人になりたい』とがむしゃらでした。20代半ばくらいでやっと、ある程度経験も積んで、自信もついてきて…いろいろなことに立ち止まって考えることができるようになった気がします」。

 現在のように“直感的に動く”ことをモットーとしたのは、自身が周囲を守る立場にもなったからだという。

 「もちろん、いまも守られている部分は多いですが、私にかかる責任も増していると実感しています。自分が選択したこと、することへの重みも感じています。その覚悟は持ったうえで、やっぱり大切にしているのは、私自身も、周りの人もワクワクすることを選択していこうということ」。

 近年いろいろなことが変化しているが、自身は「あんまり変わっていないですね」と笑う。逆に、どんどん子どもっぽくなっていっている感覚もあるようだ。

 「先ほども話しましたが、20代はすごく守られている感覚があったので、逆になかなか周囲に甘えられなかったんです。でもいまは甘えられる環境がすごく増えているので、背伸びしていた20代より幼い感じがするんです。確実にいまの方が肩の力が抜けています」。

 憧れの女性像、人間像は「楽しんでいる人、そして挑戦し続ける人」。周囲には人生を楽しんでいる人たちで溢れているという。

 「30歳になったといっても、人生は地続き。これまでやってきたことをしっかり根付かせる30代にしたいですね。たくさんの役をやらせていただきましたが、まだ出会ったことがない役もあるので挑戦していきたいです。それと、SDGsのような地球環境への取り組みにも興味があります。ジャンルに捉われず、興味があるものは、どんどん行動に移していきたいですね」。

剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

 忙しい毎日の中、大切だなと感じているのが“オープンマインド”だ。

 「私は本質的に人見知りなので、初めての環境だとなかなか話しかけられないんです。でも、コミュニケーションの大切さは知っている。だからこそオープンマインドでいよう、話しかけてもらいやすい自分でいようということを常に心掛けています」。


取材・文/磯部正和
写真/MANAMI

関連写真

  • 剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.
  • 剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.
  • 剛力彩芽 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索