日本時間13日(現地時間12日)に授賞式を控える「第95回アカデミー賞」で3回目の監督賞受賞を狙うスティーヴン・スピルバーグ。自身の体験をもとに、主人公の少年が両親との関係に葛藤したり、映画監督の夢を追い求めたりする姿を描いた“自伝的作品”である『フェイブルマンズ』(公開中)が、監督賞や作品賞など計7部門にノミネートされている。今年は、6月30日にスピルバーグの代表作の一つ「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作の公開も控え、彼の夢はまだまだ続いていく。
映画監督になるという夢を叶えたスピルバーグは、『ジョーズ』(1975年)、『未知との遭遇』(77年)、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81年)、『E.T.』(82年)、『ジュラシック・パーク』(93年)などのヒット作を生み出し、監督をほかの人に任せた製作総指揮の作品でも『グーニーズ』(85年、リチャード・ドナー監督)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年、ロバート・ゼメキス)などが大ヒット。1970〜90年代に子どもだった人で、彼が手がけたエンターテインメント作品に触れたことのない人は少ないに違いない。
50年近くハリウッドメジャーの第一線で活躍するスピルバーグは、上記のとおり、自身が監督する作品もあれば、製作総指揮として企画を実現させる作品もある。「ジュラシック・パーク」シリーズのように、1作目と2作目を監督した後、ほかの監督にバトンタッチしたものも。
「インディ・ジョーンズ」シリーズは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)と、自身最多となるシリーズ4作の監督を務め、5作目となる最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ではジェームズ・マンゴールドにバトンを渡し、自身は製作総指揮として携わっている。
『フェイブルマンズ』の主人公サミーはスピルバーグ自身であり、分身みたいなものだが、「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公であるインディ・ジョーンズ(演:ハリソン・フォード)も、スピルバーグ自身との共通点が多いキャラクターと言われている。
インディは、好奇心旺盛でハードボイルドな性格の持ち主。いつもさまざまな出来事に巻き込まれてしまうのだが、お目当ての秘宝を手に入れるためにはどんなに危険なジャングルや遺跡にも突き進んでいき、絶体絶命なピンチもどうにかこうにかくぐり抜けてしまう。そんな姿が映画館に来た観客を大いに楽しませてきた。
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』では、インディが幼い頃、ボーイスカウトに所属していたエピソードが描かれるが、これは自身もかつてボーイスカウトに入っていたスピルバーグ自身の経験に基づくもの(少年インディは、23歳の若さで早逝したリバー・フェニックスが演じている)。『フェイブルマンズ』でも、ボーイスカウトの頃に仲間たちと自主映画を作る様子などが描かれている。
スピルバーグは、両親の離婚により、父親との関係が断絶していた時期があり、父親がGE(ゼネラル・エレクトリック社)でコンピューターの小型化のための画期的な発明をしていたことを後になって知る。「インディ・ジョーンズ」シリーズでは、『最後の聖戦』で父親との確執からの和解を描き、『クリスタル・スカルの王国』ではインディの息子が登場。スピルバーグ自身の家族観を見ることができる。
家族といえば、スピルバーグは『魔宮の伝説』のヒロイン、ウィリー役ケイト・キャプショーと結婚。ケイトとの間に生まれた娘サーシャが『クリスタル・スカルの王国』でカメオ出演をするなど、私生活の面から見ても、スピルバーグにとって「インディ・ジョーンズ」は特別なシリーズだといえる。
『フェイブルマンズ』とあわせて「インディ・ジョーンズ」シリーズを観ると、スピルバーグへの興味がますます深まり、スピルバーグ作品の旧作も、これから先の新作も、もっと楽しめるに違いない。
なお、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』で監督を託されたジェームズ・マンゴールドは、『LOGAN/ローガン』(17年)でアカデミー賞脚色賞、『フォードvsフェラーリ』(20年)で同賞の作品賞にノミネートを果たした実力者。スピルバーグがこれまでインディ・ジョーンズを通して描いてきた、好奇心をくすぐる冒険、世界中を興奮とスリル満点のアドベンチャーの世界をさらなる高みへと引き上げてくれることを期待したい。
映画監督になるという夢を叶えたスピルバーグは、『ジョーズ』(1975年)、『未知との遭遇』(77年)、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81年)、『E.T.』(82年)、『ジュラシック・パーク』(93年)などのヒット作を生み出し、監督をほかの人に任せた製作総指揮の作品でも『グーニーズ』(85年、リチャード・ドナー監督)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年、ロバート・ゼメキス)などが大ヒット。1970〜90年代に子どもだった人で、彼が手がけたエンターテインメント作品に触れたことのない人は少ないに違いない。
50年近くハリウッドメジャーの第一線で活躍するスピルバーグは、上記のとおり、自身が監督する作品もあれば、製作総指揮として企画を実現させる作品もある。「ジュラシック・パーク」シリーズのように、1作目と2作目を監督した後、ほかの監督にバトンタッチしたものも。
「インディ・ジョーンズ」シリーズは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)と、自身最多となるシリーズ4作の監督を務め、5作目となる最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ではジェームズ・マンゴールドにバトンを渡し、自身は製作総指揮として携わっている。
『フェイブルマンズ』の主人公サミーはスピルバーグ自身であり、分身みたいなものだが、「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公であるインディ・ジョーンズ(演:ハリソン・フォード)も、スピルバーグ自身との共通点が多いキャラクターと言われている。
インディは、好奇心旺盛でハードボイルドな性格の持ち主。いつもさまざまな出来事に巻き込まれてしまうのだが、お目当ての秘宝を手に入れるためにはどんなに危険なジャングルや遺跡にも突き進んでいき、絶体絶命なピンチもどうにかこうにかくぐり抜けてしまう。そんな姿が映画館に来た観客を大いに楽しませてきた。
スピルバーグは、両親の離婚により、父親との関係が断絶していた時期があり、父親がGE(ゼネラル・エレクトリック社)でコンピューターの小型化のための画期的な発明をしていたことを後になって知る。「インディ・ジョーンズ」シリーズでは、『最後の聖戦』で父親との確執からの和解を描き、『クリスタル・スカルの王国』ではインディの息子が登場。スピルバーグ自身の家族観を見ることができる。
家族といえば、スピルバーグは『魔宮の伝説』のヒロイン、ウィリー役ケイト・キャプショーと結婚。ケイトとの間に生まれた娘サーシャが『クリスタル・スカルの王国』でカメオ出演をするなど、私生活の面から見ても、スピルバーグにとって「インディ・ジョーンズ」は特別なシリーズだといえる。
『フェイブルマンズ』とあわせて「インディ・ジョーンズ」シリーズを観ると、スピルバーグへの興味がますます深まり、スピルバーグ作品の旧作も、これから先の新作も、もっと楽しめるに違いない。
なお、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』で監督を託されたジェームズ・マンゴールドは、『LOGAN/ローガン』(17年)でアカデミー賞脚色賞、『フォードvsフェラーリ』(20年)で同賞の作品賞にノミネートを果たした実力者。スピルバーグがこれまでインディ・ジョーンズを通して描いてきた、好奇心をくすぐる冒険、世界中を興奮とスリル満点のアドベンチャーの世界をさらなる高みへと引き上げてくれることを期待したい。
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2023/03/11