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“令和の怪物”佐々木朗希、東日本大震災から12年…故郷で想いを初めて語る

 千葉ロッテマリーンズ・2023WBC日本代表・佐々木朗希(21)が、12日放送のMBS・TBS系『情熱大陸』(後11:00)に出演する。世界へ羽ばたく“令和の怪物”が、故郷で初めて震災を語る。

12日放送『情熱大陸』に出演する佐々木朗希 (C)MBS

12日放送『情熱大陸』に出演する佐々木朗希 (C)MBS

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 「時間が経つと忘れてしまう。野球も、負けた悔しさとか、そういう気持ちって忘れてしまう。でも、それをどれだけ思っていられるかが大事」。誰もいない岩手・陸前高田の海で、佐々木は静かに語り始めた。

 昨年4月にプロ野球史上最年少の20歳での完全試合を達成。また日本記録となる13連続奪三振、タイ記録の1試合19奪三振も成し遂げた“令和の怪物”だ。佐々木は陸前高田の生まれ。「小学生の時が、人生で一番楽しかったですね」友だちと日が暮れるまで野球に没頭した。

 東日本大震災は、佐々木からそんな幸福な日々を奪う。海岸近くにあった自宅が流され、父・功太さんと祖父母を亡くしたのは9歳の時だった。今回、私たちの取材に、佐々木は自身の体験と今の想いを初めて地元で語ってくれた。

 自宅や小学校があった場所、そして震災以来立ち寄ることのなかった海……。訪ね歩きながら、記憶が少しずつ蘇っていく。佐々木はそれを忘れまいと胸に誓った。3月、野球世界一を決める戦いWBC(ワールドベースボールクラシック)が始まる。

 日本を代表する投手に成長を遂げた佐々木は、大谷翔平・ダルビッシュ有らメジャーリーガーとともに日の丸を背負い、マウンドに上がる。「少しずつ街並みも変わってきて、前に進んでいる。僕もしっかり向き合って前に進みたい」東日本大震災から12年。陸前高田の野球少年が、故郷への思いを胸に世界へ羽ばたく。

■ディレクターズメモ
2019年から4年間千葉ロッテの担当記者を務め、佐々木朗希投手を取材してきました。今回の取材で感じたのは、球場での佐々木朗希投手と地元での佐々木朗希投手との「ギャップ」球場ではあまり表情を変えず、21歳とは思えないほどユニフォームを着た佐々木投手には鬼気迫るものを感じていました。しかし、岩手に帰り地元の友人とまだ21歳だと感じるあどけない表情や仕草、柔らかい口調を感じることができ、佐々木投手にとって陸前高田・大船渡は大好きな故郷であり、心が許せる場なんだと改めて思いました。

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