ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

木村拓哉、『レジェンド&バタフライ』“本能寺の変”撮影の舞台裏を明かす

 俳優・歌手の木村拓哉が2日、愛知・ミッドランドシネマ名古屋空港で映画『レジェンド&バタフライ』の大友啓史監督とともに大ヒット御礼舞台あいさつを行った。この日の午前中に名古屋市内の熱田神宮へ御礼参りをした足で、今度は観客に大ヒットの御礼を伝えることに。木村は「皆さんのおかげで長い間上映が出来ております。また東海地方に戻って来れてうれしく思います」と感謝。大友監督は「殿と尾張に来れて本当にうれしいです!」と織田信長ゆかりの地・名古屋への凱旋を喜んだ。

『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼名古屋キャンペーンの模様(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼名古屋キャンペーンの模様(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 1月27日の封切りから3月2日までの34日を経て、全国動員173万人・興行収入22億円を突破するヒットとなっている本作について、木村は「今、別の作品の撮影をさせていただいているのですが、その共演の方々やスタッフや、スタジオで久しぶりに会うスタッフからも、ただ“お疲れ様”というだけでなく、“観に行ったよ!”と伝えてくださったり、プライベートの友人も、みんな客席に座った状態での映画のチケットや、今回の映画オリジナルの“織田ちん袋”だったりを写真付きで送ってくれますね」と、周囲の反応を具体的に語った。

 続けて「おとなしめの方はそういった写真送ってくださるんですが、ロックバンドの方とかはポスターの前で思いっきりガーっと構えた写真を送ってくれて、さすが“ウルトラソウル!”だなと思いました(笑)」と、親交のあるロックスターからの報告を明かすと、すかさずMCから「どなたか特定出来てしまいますね」とツッコミが入り、客席からは笑い声がこぼれた。

 さらに木村は「ビックリしたのが、たまに行くサウナの中で顔なじみのご年配の先輩の方が入ってきて、『木村さん観に行きました!』と言われて、『ありがとうございます』と返したら、『あの一つだけ言いたいことがあるんですけどいいですか…』と言われて、『何ですか?』と聞いたら、『あのラブシーンはもっといってほしかったな』って。男2人裸になっている状態で何を言い出すんだろうと思ったんですけど、本当にしっかり観てくださっているんだなという感じがすごく伝わって来て、うれしかったです」とサウナでの出来事を明かし、会場はさらに盛り上がった。

 公開から1ヶ月が経ったということで、今までネタバレを避けるために語ってこなかった「本能寺の変」のシーンについても言及。木村は「スケジュール的には厳しかったですが、セットに行けば、しっかりとした本能寺の内装が出来上がっていますし、明智軍がいて、信長に仕えていた者がいて、みんなのスタンバイはしっかり出来上がっていて、本当にスタジオに入って5分、10分しないうちに、ただのスタジオの空気じゃなくなっていった。今から生死の境を進まなきゃいけない現場なんだなと空間になっていったので、撮影が始まれば全然問題なかったです」と語った。

愛知・ミッドランドシネマ名古屋空港で行われた『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した大友啓史監督

愛知・ミッドランドシネマ名古屋空港で行われた『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した大友啓史監督

写真ページを見る

 大友監督から“本能寺の変の終盤に相手の首をとるシーン”の話について振られた木村は「1万人対30〜40人の中で、攻め込まれてきた時に、この武装した相手全員を一瞬でいいから止められないかなと監督がおっしゃって、自分の中でいろいろ考えたんですけど、言葉をいくら発しても何を言っても届かないだろうなと思い、自分と斬り合っていた相手を投げて倒した流れで、膝を使って相手の首をドッと落として、何にも言わないでフッと掲げたら、みんなどういうリアクションになるだろうなと思って、現場でフッと掲げたら、みんなビタっと止まったので、大丈夫だと思った」と貴重な撮影秘話も披露した。

 この話を受けて大友監督は、「この首を落とすシーンは、戦国時代の命をかけた戦いのギリギリの中で出た判断なので、現代的な価値から言うと『エグっ、サイコ…』という感じで、この時代の信長のクライマックスを描く上ではこれ以上のアイデアはなかなか無いと思う」と、手応えを語っていた。

 本作が「本能寺の変が起こったとされる6月に企画発表会見」、「信長とゆかり深い岐阜でのお祭り」、「今回の熱田神宮への再訪」と映画のPRでありながら、織田信長の歴史に直接触れて回るように、本作に関わって来た日々について問われると、木村は「自分でもびっくりするくらいのめぐりあわせがあって、440年ぶりの皆既月食が起こって、前の皆既月食は、信長公が帰蝶と共に岐阜城にいた頃で、たまたまだとは思うんですけど、そういういろんな偶然が重なっていたので、逆にこういう作品にこういうタイミングで自分が参加できたこと、すべてをひっくるめて感謝していますし、こうやって監督と一緒に、全国いろいろな場所で映画を観るお客さんの表情を見ることができて、本当にやって良かったなと思われる時間の連続でした」と、感慨深く振り返っていた。

 最後に大友監督は「今日は本当に殿を見た皆様のリアクションを観て、本当に僕も幸せになりました」とにっこり。木村は「僕もTwitterやインスタグラムに目を通していると、6回目、12回目の“追いバタ”(レジェバタ)ですとか、前は一人でしたが、今日は旦那と、かみさんと、息子と、娘と一緒にとか、スクリーンに映し出されるモノは毎回同じな筈なんですが、自分の気持ちが通じ合っている人と一緒に作品を受け取ると、観た後の気持ちや泣いてしまう場所がなんで毎回違うんだろうというような皆さんの意見や言葉を目にして、すごくありがたいと思っています。今後もお時間があったら、何度もこの二人(信長と濃姫)を抱きしめてほしいと思います」と、呼びかけていた。

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 木村拓哉、織田信長ゆかりの名刀「蜘蛛切丸」と対面 熱田神宮凱旋
  2. 2. 木村拓哉、『レジェンド&バタフライ』“本能寺の変”撮影の舞台裏を明かす

関連写真

  • 『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼名古屋キャンペーンの模様(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
  • 熱田神宮で映画『レジェンド&バタフライ』大ヒットの御礼参りをする木村拓哉、大友啓史監督(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
  • 映画『レジェンド&バタフライ』で使用した刀を熱田神宮に奉納する木村拓哉(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
  • 劇中で使用された太刀(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
  • 蜘蛛切丸(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
  • 愛知・ミッドランドシネマ名古屋空港で行われた『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した大友啓史監督

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索