NHKは22日、来年2024年前期の連続テレビ小説の主演を俳優・伊藤沙莉(28)が務めることを発表。同日、NHK東京放送局内で制作発表会見も行われ、伊藤が参加した。
伊藤の連続テレビ小説への出演は、2017年の『ひよっこ』以来2回目。会見ではタイトルと脚本が発表された。タイトルは『虎に翼』に決定。脚本は吉田恵里香氏が務めることが明かされた。
伊藤は、会見で「決まってすぐには信じがたく。すごくありがたく光栄なことなんですけど、『やった』というよりは『ホント?』みたいな疑いから入った。徐々に徐々に実感しています。道を切り拓く人は本当にすごくたくさんの苦労がある。強さも弱さも含め、人間らしく、その方を表現できたら」と話す。
『ひよっこ』米子役以来となるが、当時を振り返ると「影響力があるなと感じた。街に出た時に『米子、元気?』と声を掛けられるようになった。『伊藤沙莉さんですよね?』と普通に声を掛けていただくより、もっと身近な位置にいるんだと思った。さまざまな年齢層の方に『米子』と言われて、うれしかった。朝ドラは生活の一部になる作品なんだと改めて携わって思いました」としみじみ。また『ひよっこ』のヒロインのだった有村架純については「いつも優しく、穏やか。だけどすごく凛とされた方。ヒロインそのものだった。役としても、有村ご自身もステキな方だった。支えたい、ついていきたいと思うヒロインの役割ができたら。間近で勉強させていただいたので、そういうところは自分もやっていきたい」と力を込めていた。
連続テレビ小説『虎に翼』のモデルは、三淵嘉子さん。日本初の女性弁護士で、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら事件や裁判が見事に解決されていく、爽快感を一緒に味わえる毎日次回が気になる朝ドラになる。
三淵嘉子さん(1914-1984)は、明治大学専門部女子部法科で学び、1938年に高等文官試験司法科に合格、日本で初めての女性弁護士の1人となった。戦後は、女性への門戸が閉ざされていた裁判官への任官を目指し、裁判官採用願を司法省に提出。すぐには採用されず司法省で民法の改正と家庭裁判所の設立に携わる。1949年に裁判官となり、後には女性として初めての裁判所長も務めた。
タイトル『虎に翼』とは、中国の法家・韓非子の言葉で、「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」という意味がある。五黄の寅年生まれで“トラママ”と呼ばれたというモデルの三淵嘉子さんにちなみ、主人公の名前は寅子(ともこ)で、あだ名は“トラコ”となる。法律という翼を得て力強く羽ばたいていく寅子が、その強大な力にとまどい時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していく姿をイメージしている。
伊藤は、1994年千葉県出身。役への深い洞察力に裏打ちされた演技力は、シリアスなドラマからコメディーにおいても評価され、ドラマ、映画、舞台にと活躍。ギャラクシー賞テレビ部門個人賞、ブルーリボン賞助演女優賞、山路ふみ子女優賞、文化庁芸術祭放送個人賞など受賞歴多数。
近年の主な出演作に、映画『ちょっと思い出しただけ』、『月の満ち欠け』、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)、『拾われた男』『ももさんと7人のパパゲーノ』(NHK)、『キッチン革命』(テレビ朝日)、舞台『首切り王子と愚かな女』、『世界は笑う』など。
伊藤の連続テレビ小説への出演は、2017年の『ひよっこ』以来2回目。会見ではタイトルと脚本が発表された。タイトルは『虎に翼』に決定。脚本は吉田恵里香氏が務めることが明かされた。
伊藤は、会見で「決まってすぐには信じがたく。すごくありがたく光栄なことなんですけど、『やった』というよりは『ホント?』みたいな疑いから入った。徐々に徐々に実感しています。道を切り拓く人は本当にすごくたくさんの苦労がある。強さも弱さも含め、人間らしく、その方を表現できたら」と話す。
『ひよっこ』米子役以来となるが、当時を振り返ると「影響力があるなと感じた。街に出た時に『米子、元気?』と声を掛けられるようになった。『伊藤沙莉さんですよね?』と普通に声を掛けていただくより、もっと身近な位置にいるんだと思った。さまざまな年齢層の方に『米子』と言われて、うれしかった。朝ドラは生活の一部になる作品なんだと改めて携わって思いました」としみじみ。また『ひよっこ』のヒロインのだった有村架純については「いつも優しく、穏やか。だけどすごく凛とされた方。ヒロインそのものだった。役としても、有村ご自身もステキな方だった。支えたい、ついていきたいと思うヒロインの役割ができたら。間近で勉強させていただいたので、そういうところは自分もやっていきたい」と力を込めていた。
連続テレビ小説『虎に翼』のモデルは、三淵嘉子さん。日本初の女性弁護士で、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら事件や裁判が見事に解決されていく、爽快感を一緒に味わえる毎日次回が気になる朝ドラになる。
三淵嘉子さん(1914-1984)は、明治大学専門部女子部法科で学び、1938年に高等文官試験司法科に合格、日本で初めての女性弁護士の1人となった。戦後は、女性への門戸が閉ざされていた裁判官への任官を目指し、裁判官採用願を司法省に提出。すぐには採用されず司法省で民法の改正と家庭裁判所の設立に携わる。1949年に裁判官となり、後には女性として初めての裁判所長も務めた。
タイトル『虎に翼』とは、中国の法家・韓非子の言葉で、「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」という意味がある。五黄の寅年生まれで“トラママ”と呼ばれたというモデルの三淵嘉子さんにちなみ、主人公の名前は寅子(ともこ)で、あだ名は“トラコ”となる。法律という翼を得て力強く羽ばたいていく寅子が、その強大な力にとまどい時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していく姿をイメージしている。
伊藤は、1994年千葉県出身。役への深い洞察力に裏打ちされた演技力は、シリアスなドラマからコメディーにおいても評価され、ドラマ、映画、舞台にと活躍。ギャラクシー賞テレビ部門個人賞、ブルーリボン賞助演女優賞、山路ふみ子女優賞、文化庁芸術祭放送個人賞など受賞歴多数。
近年の主な出演作に、映画『ちょっと思い出しただけ』、『月の満ち欠け』、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ)、『拾われた男』『ももさんと7人のパパゲーノ』(NHK)、『キッチン革命』(テレビ朝日)、舞台『首切り王子と愚かな女』、『世界は笑う』など。
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2023/02/22