俳優・妻夫木聡が主演を務める、TBS系日曜劇場『Get Ready!』（毎週日曜　後9：00）で女子高生・嶋崎水面を演じる當真あみがインタビューに応じ、作品の見どころを語ってくれた。

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　演出を堤幸彦氏らが手掛ける本作は、生きる意味を問いただす、異色の医療ドラマを1話完結＆完全オリジナルで描く。超人的なオペ技術と法外な治療費で、どんな手術も請け負う。正体不明の闇医者チームを率いるのは、孤高の天才執刀医＝通称“エース”。彼が患者を選ぶ基準は、ただひとつ「お前に生き延びる価値はあるのか？」。

　當真が演じるのは、女子高生・嶋崎水面。妻夫木が演じる孤高の天才執刀医・エースのもう一つの顔である、パティシエ・波佐間と彼が作るケーキの大ファンで、パティスリー「カーサブランシェ」に足しげく通っている。一見ごく普通のケーキが大好きな女の子に見える水面。しかし時折見せる寂しげな表情は、いったい何を意味しているのか…という役どころだ。

　TBS系金曜ドラマ『妻、小学生になる。』（21年10月期）をはじめ、日曜劇場『オールドルーキー』（22年7月期）など、徐々に活躍の幅を広げている當真。「『妻、小学生になる。』の時は、初めてのことばかりでずっと緊張していました」と振り返りながら「今作は撮影現場で緊張することが少なくなってきました。しっかり現場にいられるようになってきたんじゃないかなって思います」と確かな成長を実感している様子だ。

　今作では「最初に台本もらった時に『何だこの女の子は!?』と思いました。ケーキを食べて、とにかく波佐間さんにアタックする。自分からしたらすごく不思議な女の子」と役柄の第一印象を明かす。しかし撮影を重ねるうちに「でも徐々に過去が明かされることで今の水面ちゃんの行動に納得できるようになりました」と心境の変化があったという。

　主演の妻夫木とは共演シーンが多く「妻夫木さんは医療シーンもあり撮影も大変で忙しいと思いますが、現場では気さくに話しかけてくれてとても優しい方です」。一方でエースのオペシーンをイチ視聴者として目の当たりにすると「私がパティスリーで接している波佐間さんから一転してガラッとカッコよくなる。作品の中でも裏と表のような部分をしっかり演じ分けられているので、一緒に共演していてすごいなと感じます」と語り、リスペクトのまなざしを向けた。

　12日放送の第6話では、鶴見辰吾が水面の父親役として登場する。劇中で親子を演じた當真は「鶴見さんから共演した際に『もうちょっとこうするといいよ』というアドバイスをたくさんいただいて、そのおかげでスムーズにやることができました。一緒に演じていて学ぶことがたくさんありました」と感謝の思いを口にした。

　今後の展開について話題が及ぶと「今までなぜ水面ちゃんが波佐間さんにこんなにもアタックしてるのか、ケーキを毎日買ってまで会いに行っていたのか。今回の第6話で水面ちゃんの内面も知れるし、その理由も全部が分かるので、ぜひ見てほしいです！」と視聴者に向けてアピールしていた。

■第6話（12日放送）のあらすじ
ジョーカー（藤原竜也）が挙げた次の患者候補は、パティシエの嶋崎（鶴見辰吾）。人生の苦難を乗り越え世界的なパティシエとなるも、病に侵され余命宣告を受けた嶋崎。彼は、エース（妻夫木聡）の店の常連客・水面（當真あみ）の父親でもあった。

水面の様子に異変を感じていたエースは、その原因を探るため、クイーン（松下奈緒）に調査を依頼する。そして事情を知ったエースは、嶋崎に“生きる価値”があるのか、娘である水面に命の選別を迫るのだった…。