動画配信サービス「Hulu」で独占配信中のショートドラマ『社畜OLちえ丸日記』(毎週金曜に新エピソード更新、全15話)。本作の主演として、笑えて泣けて、働く女子に元気と活力を与えるオフィスコメディに挑戦した玉城ティナにインタビュー。作品への思いや、“理想とはほど遠い現実に直面した”時の対処法を語ってくれた。
同ドラマは、人気YouTuber「社畜OLちえ丸」が22年に出版したエッセイ本『自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』(著者:ちえ丸/KADOKAWA)が原作。
早朝出勤・深夜退勤は当たり前、厳しいノルマが乗り越えられなかった時にはパワハラの塊のような鬼上司からの厳しい叱責が待ち受けている、とんでもないブラック営業部に配属されてしまった社畜OL、築丸ちえ子、通称「ちえ丸」(玉城)が、悩み落ち込みながらも持ち前のポジティブさと周囲の助けで一歩一歩、着実に社会の荒波の乗り越え方と生きるたくましさを身に付けていく様を爽快に描く。
――本作のどこに魅力を感じて出演を決めましたか?
【玉城】これまでとはちょっと違うキャラクターなので、どう演じたらいいんだろう?と悩んだ部分もありました。「社畜」という言葉自体にもあまりいいイメージを持っていませんでした。ですが、脚本を読ませていただいて、どんなに厳しい状況でも「へこたれないぞ!」「自分らしく生きていくぞ」という決意を持った主人公が魅力的で、演じてみたいと思いました。
――原作者のYouTubeはご覧になりましたか?
【玉城】はい。テロップにはとてもブラックなワードが並んでいてお仕事がとてもキツそうなのですが、ちえ丸さんはそんな風に見えないところが魅力だと思いました。実際にお会いした時の印象は、すごく真面目な方。仕事に対してまっすぐ頑張っているところ、自分の選んだ道を自分なりに貫きたいと思っているところに共感を覚えました。
――鬼上司・分倍河原役の平山祐介さん、同僚役の望月歩さん、佐藤玲さん、田村健太郎さん、阿南敦子さんたちとの現場はいかがでしたか?
【玉城】雰囲気は本当に明るくて、少しふざけすぎかなと思ったことも正直ありましたが(笑)、遊ぶときは遊び、締めるところは締めるという姿勢が、今回の作風に合っていたと思います。平山さんが現場を引っ張ってくださって、脚本以上の“鬼上司”ぶりと、それと同じくらいのコメディ感でバランスを取ってくださっていたので、ほかのメンバーもそれにならっていった感じです。
■デビューから10年、原動力は?
――原作者の「社畜OLの平日ルーティン」動画にちなんで、玉城さんはルーティンとして何かしていますか?
【玉城】基本的なことを徹底してやっている感じです。睡眠をちゃんととるとか、食事をバランスよく摂るとか。撮影中はどうしても不規則になってしまうことも多いのですが、それでもできるだけ同じような生活を行うことを心がけています。
――それはいつ頃からですか?
【玉城】二十歳越えたくらいからですかね。自分の身体的な限界がわからない時期もあったんですが、この4、5年くらいで、なんとなく、せりふがたくさんあるからのど飴持っていこうとか、風邪ひきそうだから温かくして寝ようとか。そんなに特別なことはしていないですけど、特別なことをしなくても揺らがない身体作りをこれからもしていきたいと思っていますし、大切なことだと思っています。
――もし、玉城さんがちえ丸のような、思い描いていた理想とはほど遠い現実に直面したら、どんなふうに生きたい(対処したい)ですか?
【玉城】選んだのは自分なので、そこで生きていくしかないのかな、と思います。理想って、自分に都合よく解釈しているだけだったりもしますし、それに気づくまでには時間もかかりますけど、自分の頭の中で描いていた空想よりも目の前にある現実にどう対処していくかを考えると思います。現実だって、考え方や見え方によって変わってくると思うので、視点を変えてみる、ということを考えるかもしれないです。
――そういう考え方は昔からですか?
【玉城】やっぱり10代の頃はブレていたと思います。自分のなりたい大人になれるように、いいなと思った人から盗んでいっている感じです。
――2012年、14歳という若さで雑誌『ViVi』の専属モデルとして鮮烈なデビューを飾ってから10年。最近は、映画やドラマにも数多く出演されていますが、芸能界で仕事を続けてこられた原動力は何ですか?
【玉城】お仕事は「いただくもの」だと思っています。丸10年やってきて受け身だけでも飽きられますし、新しい仕事をいただく中で新しい自分を知っていくような感覚もあるので、自分で「ここまでだ」という限界を決めないようにしています。求められていることに対して「できません」と言わないですむように、真面目に頑張っています。目の前の仕事にちゃんと向き合うことが、次の仕事にもつながると思っています。
――視聴者にアピールしたい『社畜OLちえ丸日記』の良さは?
【玉城】ちえ丸が鬼上司に怒られているシーンが多いのですが、平山さんが演じる鬼上司は、ちえ丸を際立たせてくれるキャラクターでもあります。ただ怒られているのではなく、怒られながら鬼上司と信頼関係を築いていくんです。1話だけを見るとわかりづらいかもしれませんが、全15話を通して見ると気づいていただけると思います。鬼上司のように部下を怒ることを肯定するわけではありませんが、阿南敦子さん演じる佐古山さんの台詞の中に、「部長って本当にちえ丸のことが好きだよね」という一言からも、その関係性をわかっていただけるんじゃないかと思います。
1話10分弱のショートドラマですが、クスッとしたり、ホロっときたり、いろいろな感情が湧いてくると思います。ちえ丸がこんなに頑張っているんだから、自分ももうちょっと頑張ってみよう、と背中を押すことができたらいいな、と思います。
同ドラマは、人気YouTuber「社畜OLちえ丸」が22年に出版したエッセイ本『自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』(著者:ちえ丸/KADOKAWA)が原作。
早朝出勤・深夜退勤は当たり前、厳しいノルマが乗り越えられなかった時にはパワハラの塊のような鬼上司からの厳しい叱責が待ち受けている、とんでもないブラック営業部に配属されてしまった社畜OL、築丸ちえ子、通称「ちえ丸」(玉城)が、悩み落ち込みながらも持ち前のポジティブさと周囲の助けで一歩一歩、着実に社会の荒波の乗り越え方と生きるたくましさを身に付けていく様を爽快に描く。
――本作のどこに魅力を感じて出演を決めましたか?
【玉城】これまでとはちょっと違うキャラクターなので、どう演じたらいいんだろう?と悩んだ部分もありました。「社畜」という言葉自体にもあまりいいイメージを持っていませんでした。ですが、脚本を読ませていただいて、どんなに厳しい状況でも「へこたれないぞ!」「自分らしく生きていくぞ」という決意を持った主人公が魅力的で、演じてみたいと思いました。
――原作者のYouTubeはご覧になりましたか?
【玉城】はい。テロップにはとてもブラックなワードが並んでいてお仕事がとてもキツそうなのですが、ちえ丸さんはそんな風に見えないところが魅力だと思いました。実際にお会いした時の印象は、すごく真面目な方。仕事に対してまっすぐ頑張っているところ、自分の選んだ道を自分なりに貫きたいと思っているところに共感を覚えました。
――鬼上司・分倍河原役の平山祐介さん、同僚役の望月歩さん、佐藤玲さん、田村健太郎さん、阿南敦子さんたちとの現場はいかがでしたか?
【玉城】雰囲気は本当に明るくて、少しふざけすぎかなと思ったことも正直ありましたが(笑)、遊ぶときは遊び、締めるところは締めるという姿勢が、今回の作風に合っていたと思います。平山さんが現場を引っ張ってくださって、脚本以上の“鬼上司”ぶりと、それと同じくらいのコメディ感でバランスを取ってくださっていたので、ほかのメンバーもそれにならっていった感じです。
■デビューから10年、原動力は?
――原作者の「社畜OLの平日ルーティン」動画にちなんで、玉城さんはルーティンとして何かしていますか?
【玉城】基本的なことを徹底してやっている感じです。睡眠をちゃんととるとか、食事をバランスよく摂るとか。撮影中はどうしても不規則になってしまうことも多いのですが、それでもできるだけ同じような生活を行うことを心がけています。
――それはいつ頃からですか?
【玉城】二十歳越えたくらいからですかね。自分の身体的な限界がわからない時期もあったんですが、この4、5年くらいで、なんとなく、せりふがたくさんあるからのど飴持っていこうとか、風邪ひきそうだから温かくして寝ようとか。そんなに特別なことはしていないですけど、特別なことをしなくても揺らがない身体作りをこれからもしていきたいと思っていますし、大切なことだと思っています。
――もし、玉城さんがちえ丸のような、思い描いていた理想とはほど遠い現実に直面したら、どんなふうに生きたい(対処したい)ですか?
【玉城】選んだのは自分なので、そこで生きていくしかないのかな、と思います。理想って、自分に都合よく解釈しているだけだったりもしますし、それに気づくまでには時間もかかりますけど、自分の頭の中で描いていた空想よりも目の前にある現実にどう対処していくかを考えると思います。現実だって、考え方や見え方によって変わってくると思うので、視点を変えてみる、ということを考えるかもしれないです。
――そういう考え方は昔からですか?
【玉城】やっぱり10代の頃はブレていたと思います。自分のなりたい大人になれるように、いいなと思った人から盗んでいっている感じです。
――2012年、14歳という若さで雑誌『ViVi』の専属モデルとして鮮烈なデビューを飾ってから10年。最近は、映画やドラマにも数多く出演されていますが、芸能界で仕事を続けてこられた原動力は何ですか?
【玉城】お仕事は「いただくもの」だと思っています。丸10年やってきて受け身だけでも飽きられますし、新しい仕事をいただく中で新しい自分を知っていくような感覚もあるので、自分で「ここまでだ」という限界を決めないようにしています。求められていることに対して「できません」と言わないですむように、真面目に頑張っています。目の前の仕事にちゃんと向き合うことが、次の仕事にもつながると思っています。
――視聴者にアピールしたい『社畜OLちえ丸日記』の良さは?
【玉城】ちえ丸が鬼上司に怒られているシーンが多いのですが、平山さんが演じる鬼上司は、ちえ丸を際立たせてくれるキャラクターでもあります。ただ怒られているのではなく、怒られながら鬼上司と信頼関係を築いていくんです。1話だけを見るとわかりづらいかもしれませんが、全15話を通して見ると気づいていただけると思います。鬼上司のように部下を怒ることを肯定するわけではありませんが、阿南敦子さん演じる佐古山さんの台詞の中に、「部長って本当にちえ丸のことが好きだよね」という一言からも、その関係性をわかっていただけるんじゃないかと思います。
1話10分弱のショートドラマですが、クスッとしたり、ホロっときたり、いろいろな感情が湧いてくると思います。ちえ丸がこんなに頑張っているんだから、自分ももうちょっと頑張ってみよう、と背中を押すことができたらいいな、と思います。
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2023/02/10