故・藤田まことさん（享年76）の孫娘で歌手の花リナ（かりな・24）が、俳優・西島秀俊が主演するテレビ朝日系連続ドラマ『警視庁アウトサイダー』（毎週木曜　後9：00）の9日放送の第6話でドラマデビューすることが明らかになった。

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　本作は、“見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事”架川英児（西島）、“一見さわやかなのに大きな秘密を抱えたエース刑事”蓮見光輔（濱田岳）、“安定した就職先として警察を選んだ新米刑事”水木直央（上白石萌歌）による、クセの強い刑事ドラマ。秘密を抱える3人が、自らの思惑のために手を組み、互いに利用しながらさまざまな難事件に挑む。

　主演の西島は、俳優デビュー作が藤田さんの代表作の一つ『はぐれ刑事純情派』で、以降ずっと藤田さんを敬愛してきたことから、“架川＝安浦刑事の大ファン”という設定が生まれた。第1話では、藤田さんのサイン色紙が登場したり、待ち受け画面や着信音が同ドラマのものだったりと、随所に安浦刑事へのリスペクトをちりばめてきた。そして今回、西島の“はぐれ刑事愛”が“縁”となり、花リナのゲスト出演が決定した。

　花リナは9歳までハワイで育ったバイリンガル。祖父である藤田さんの影響もあってアーティストを志し、昨年、歌手活動を本格化させた。今回演じるのは、架川が10年前のホステス殺人事件の手がかりを求めて向かった長野・春蘭市のクラブで出会うシンガー。当時、被害者・歌川チカ（水崎綾女）が勤めていた店「コフレ」を訪れたところ、女性シンガーが客の前で歌っているところに遭遇する。

　花リナは「うれしい気持ちの自分と信じられないという気持ちの自分がいました。出演の機会を与えてくれた西島さん、祖父に感謝です」と、驚きを告白。『はぐれ刑事純情派』がさまざまな形で登場する本作に、「祖父のファンの方々、そして祖父も喜んでくれたらうれしいなと思いました。今でも祖父のことを常にリスペクトしてくださるお気持ちに感謝しています」と喜んだ。

　初めてのドラマ撮影は「たくさんのスタッフの方々が関わっていることに驚き、最初はかなり緊張しちゃいました」と硬くなっていたというものの、西島へのあいさつで「とても優しく温かいオーラを感じました。西島さんが現場に入られると緊張感と同時に、勝手ながらですが何だかホッとしました（笑）」と安心したことを明かした。西島もまた、ドラマ初挑戦ながら堂々とした演技で、伸びやかな歌声を披露した花リナに大感激していた。